きむらカイロ

吉祥寺に引っ越してから定期的に通っている店がこのビルの中にある。

IMG_2990

「バキバキしない整体」を売り文句にする「きむらカイロプラクティック・吉祥寺」だ。

IMG_2988

本当は人に教えたくない人気のカイロなのだ。

IMG_2986

雑居ビルの奥にあるエレベーターを使って5階で降りると、左右に2つのテナントがある。

きむらカイロは左手のドアを入る。

いつも予約で一杯なので飛び込みでは難しい。私は毎回、次の予約を入れている。常連客だけでほぼ予約は埋まる。遠方から通っている人も多いという。私は最も近所に住む客だと言われたこともある。

ここの木村院長は文字通り「神の手」を持つ整体師だと私は思っている。

IMG_2987

室内は4つの小部屋に仕切られていて、それぞれの部屋に特殊なベッドが据え付けられている。

ズボンを薄い短パンに履き替え、まずうつ伏せの状態でベッドにもたれかかる。立った状態でベッドに乗り、電動で倒れて普通の治療ベッドの状態になる。

顔の部分は縦にスリットが入っていて鼻が当たらないようにはなっている。ただ頬に当たるクッションが硬めなので、私はいつもタオルを置いてもらっている。

治療時間は40分から1時間。日によって違うような気がする。

最初、別の先生が足や背中などを揉んでくれた後、途中から院長に代わるのが毎回のスタイルだ。

木村院長は52歳、吉祥寺で開業して今年で15年を迎えた。美人の奥さんと数人の男性スタッフとともに次々にやってくる予約客をさばいていく。

IMG_2976

私は50歳ごろから首の調子が慢性的に悪く、肩こりや五十肩に悩まされていた。引っ越しの前には三鷹のスポーツマッサージに通い、それはそれで良かったのだが、吉祥寺に移ったのをきっかけに近くの整体を探しきむらカイロにたどり着いた。

木村院長はまず、私の背骨のラインを説明してくれ、それを正しい位置に直さない限り首のコリは治らないとしっかり説明してくれた。

木村院長のやり方は、首や背骨を正しい形に戻すため、うつ伏せの状態で横から私の体を揺するのだ。背骨の関節が固まっているのを体内から潤滑油を出すことによって本来の状態に自然に戻るのを手助けするという。

その後、仰向けの状態で寝さされ、頭を抱えるようにして首を左右から擦りあげたり肩甲骨あたりを下から揉むような行為を繰り返して固まった筋肉をほぐし、頭の位置を調整する。

さらに、横を向いて寝て、肩まわりの筋肉を緩めていく。それを左右やってその日の治療は終わりだ。これだけで、首の可動域が広がり、体が軽くなった気になる。

いろいろな整体があるが、木村院長の施術はかなり力強い。しっかり揉んでもらっているという充実感がありながら、まったく痛くないのだ。そして何より気に入っているのは、もみ返しが一切ないこと。まさに「神の手」だ。

最初2週間に1回のペースで通い、半年も経った頃には首の調子は見違えるようによくなった。今では月1回ペースで体を診てもらっているが、以前のような首や肩の痛みを感じることはまったくなくなった。

最近ストレッチをサボっているので、体が固まっていると感じることが増えているので、月1回のきむらカイロ通いは私にとって老化する肉体を意識する貴重な習慣となっている。

今後も吉祥寺に住んでいる限り、木村院長にはお世話になることだろう。

エキテン評価4.57、私の評価は5.00。

 

コメントを残す