<吉祥寺残日録>緊急事態宣言再延長!あと1年はこんな感じかな? #210306

首都圏1都3県の緊急事態宣言が2週間延長された。

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再延長を発表した菅総理は、プロンプターにも慣れたのか、少し落ち着いた様子で、国民に対する謝罪から始めた。

コロナ対応に関しては各国の首脳も悩み深く、あのメルケルさんのドイツですらなかなか上手くいかない。

飲食店の時短だけで、ここまで感染者を減らせたのだから、これは予想以上の成果だったと私は思うのだが、安倍さんのように応援してくれるメディアもなく、連日批判にさらされている菅さんはちょっと気の毒な気がしている。

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会見に同席した尾身会長は、国会での質疑の中で、こんな見通しを明らかにした。

「今年の冬まではまだ感染が広がって、重症者も時々出るだろう。年を越えて一般のインフルエンザと同じような気持ちを人々が持って、そのときが収束だ」

この発言は私の持っている感覚に近く、来年の今頃までは一喜一憂しながらだらだらと「こんな感じ」が続くのだと思う。

むしろ、テレビの出演者たちが、日々の数字や誰かの発言で過度に一喜一憂しているのが視聴者にも悪い影響を及ぼしている気がしてならない。

特に、MCのポジションを務める諸氏には、視聴者に迎合するのではなく、「コロナというのはそういう病気なのだ」という前提のもとで、ドーンと構えて番組を進行してもらいたい。

そうでないと、もう同じことの繰り返すだけのニュースにはうんざりである。

私は、自分で番組を作っていた頃、同じような話題を提供することに自分自身が飽きてしまって、何か違い情報はないかと考えたものだが、最近は放送枠が長いせいもあって、「どこかで見たような」「前にも見たような」ネタばかりを取材している。

忙しいとは思うが、後輩たちには少し立ち止まって、今流している番組が面白いのかどうか、ちょっと見直してみることをお勧めする。

とはいえ、私のような生活をしていると、緊急事態宣言が延長されても特段の感想もない。

「ああ、そうですか?」と言うぐらいの話で、今の生活が特に変わるわけでもない。

強いていえば、岡山の年寄りたちの様子を見にいけないことが気がかりだが、これとて一刻1秒を争う話でもないし、時々電話をかけることで大体の様子がつかむことができる。

振り返ってみれば、コロナのおかげで、良かったこともある。

退職後の家計を冷静に観察する時間が持てたこと。

もしコロナがなければ、会社を辞めた途端、世界各地への旅行を計画し現役時代と同じ感覚でお金を使っていただろうと推測する。

コロナによって行動を制限されたおかげで、年金だけで過ごせる生活のレベルというものが大体理解できた。

つまり、吉祥寺から動かずに過ごしている分には夫婦2人年金だけ暮らしていけることがわかった。

これまでに蓄えた分を、どの程度旅行に回せるか、ある程度の目処を立てることができたので、老後破産という情けない事態には陥らずに一生を終えることができるだろう。

今朝、久しぶりに妻を誘って、早咲きの桜を見せに行った。

曇り空の隙間から、富士山がちょっとだけ顔を覗かせている。

今週はずっと元気だった妻は、今朝は少しお疲れモード、昨夜は夜中に頭痛で目が覚めたようだ。

妻が「あっちに、白い花が咲いている」と言った。

「コブシだろう」といいながら近づくと、白い「オオシマザクラ」だった。

「オオシマザクラ」は「ソメイヨシノ」と同じ頃咲くイメージがあるが、調べてみると、早咲きの「寒咲大島」という品種もあるので、この木はそうなのかもしれない。

私も妻も、「ソメイヨシノ」より地味な「オオシマザクラ」が好きだ。

コロナ禍は、あと一年こんな調子で続くと思っていれば、「我慢の限界」などと弱音を吐かずにいろんな楽しみを見つけることはできる。

見つける気にさえなれば、やりたいことなんて、いくらでもあるんだ。

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