<吉祥寺残日録>大谷翔平のシーズンが終了した日、岸田新内閣が静かにスタートした #211004

コロナ禍のモヤモヤの中で、大きな夢を見せてくれたのが大リーグ・エンゼルスの大谷翔平。

今朝、今シーズンの最終戦に臨んだ。

1番指名打者で先発した大谷は、第1打席で待望の一発。

11試合ぶりとなる46号ホームランをライトスタンドにたたき込んだ。

一時は2位に6本差とホームラン王へ爆進していた大谷だが、オールスター戦後に失速し、日本人初のホームラン王獲得の夢は叶わなかった。

とはいえ、今シーズン本格的な二刀流に挑戦した大谷はすごい記録の数々を残した。

打者としては、打率.257(537打数138安打)、46本塁打、100打点、103得点、26盗塁。

投手としては、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。

アメリカのメディアも、メジャーリーグ史上初となる「クインティプル100」という用語を生み出して大谷の今シーズンの活躍を讃えた。

「クインティプル100」とは、100安打、100打点、100得点、100投球回、100奪三振。

投打両部門での活躍がないと達成できないまさに大谷翔平のために作り出された栄冠だ。

さらに、投打だけでなく足でも魅せた大谷。

メジャー史上初となる「45本塁打、25二塁打、5三塁打、25盗塁」という記録も大谷翔平という選手の傑出した才能を示す、いかにも大谷らしい新記録であろう。

来季はより上を目指すという大谷翔平。

ケガだけはしないよう願うばかりだ。

そして今日午後、岸田文雄氏が第100代の内閣総理大臣に選出された。

せっかくの第100代という節目の総理なのだが、すぐに総選挙が控えているため、何もしないまま選挙後に岸田さんが再び総理となっても第101代の総理大臣ということになるそうだ。

岸田新内閣の閣僚は昨日のうちに明らかになったが、特に目を引くサプライズはなかった。

細田派、麻生派、竹下派の3派を中心に、老壮青のバランスに配慮した人事と言われる。

外務・防衛の2大臣だけを留任とし、コロナ対応の3大臣は総替えとなり全員が初入閣組となった。

目玉といえば、少子化・女性活躍の担当相となった野田聖子さんと経済安保担当の小林鷹之さんのようだ。

野田さんの起用は懸案の「こども庁」実現を目指しているのだろうが、彼女の主張はかなり野党に近く、自民党保守派との間ですんなりと話が進むのか注目される。

一方、経済安保担当という新たなポストがどのような仕事をするものなのか、私にはまだよく理解できていないが、小林氏は甘利さんの下で自民党内での経済安保政策を取りまとめていた人だというので、甘利さんの存在感も気になるところだ。

総理就任の記者会見で、自らの内閣を「新時代共創内閣」と名付けた。

個人的には、具体的な改革を押し進めた菅政権に比べて岸田さんの政策はぼんやりとしていて、あまりワクワク感は感じない。

それでも、安倍傀儡政権と見られないよう岸田さんなりに独自色を出そうとしているように見える。

「いい人」の岸田さんには、ぜひ公約である「多様性のある社会」「分厚い中間層」の実現を目指して頑張ってもらいたいと思う。

しかし、そろそろ世界的な好景気は曲がり角に来ている気がしてならない。

成長を前提とした分配政策は、絵に描いた餅に終わるのではないか。

そんな懸念を抱きながらも、岸田さんの手腕に期待しじっくりと見守っていきたい。

岸田新総理は早速、今月19日の公示、31日投開票の日程を決断した。

まずは来たる総選挙で国民がどのような審判を下すかが岸田政権の安定度を左右することになるだろう。

<吉祥寺残日録>一律10万円のバラマキ #200417

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