<吉祥寺残日録>通信料金値下げの冬・ひと足早くワイモバイルの料金プランを変更した #201030

昨日は本当に気持ちの良い一日だった。

ベランダにサマーベッドを持ち出し、日光浴を始めたら、日差しが暑くて着ていた服を1枚ずつ脱いで、最後にはパンツ一丁になって全身に太陽を感じた。

このサマーベッドは、今から25年ほど前、フランスで買ったもの。

ゴムがボロボロになり、妻がどこかで黒いゴムを買ってきて交換してくた。

その後も愛用しているお気に入りのベッドなのだ。

サマーベッドに寝っ転がり、見上げた空の青さ。

日差しの暖かさ。

長い間、物入れに眠っていたベッドを引っ張り出したくなるほど、1年でも滅多にないほどに気持ちの良い青空だった。

そんな日の午後、図書館に行った帰りにヨドバシカメラに立ち寄り、発売されたばかりの「iPhone 12」と第二世代の「iPhone SE」に実際に触ってきた。

菅総理肝煎のスマホ料金値下げの圧力を前に、ソフトバンクとKDDIが相次いで新料金プランを発表した。

ソフトバンクは、傘下のワイモバイルに20ギガの新プランを導入し、月額4480円。

auは、同じく傘下のUQモバイルに20ギガの新プランを月額3980円を設定すると言う。

すでにワイモバイルを使っている私にとっては、あまり安くなった実感はない。

「サブブランドでお茶を濁す作戦か」との批判も出ていて、最大手ドコモの対応や政府の出方を含めて、値下げがどこまま進むのかまだ予断は許さない。

とはいえ、今私が使っているスマホ、第一世代の「iPhone SE」のバッテリーがもうダメになっているので、各社の料金プランが出揃ったところで見直しをしようと考えている。

「iPhone12」にも、どうしてもこれを買いたいというほどの魅力は感じなかったが、今のスマホはさすがに替え時だと思っているので、もうじき発売される「iPhone 12 mini」も見た上で、年明けにも買い換えようと思っている。

でも、今日の収穫は新機種の話ではなく、知らないうちにワイモバイルの料金プランが変わっていたことに気づいたことだった。

私は3年半ほど前にドコモからワイモバイルに乗り換えて、その時のままの料金プランを継続している。

6ギガ使える「スマホプランM」に増量オプションをつけて、9ギガまで利用可能で月額4480円。

ところが、ヨドバシにいるスタッフさんと話していたら、2年以上契約しているので現在の料金プランに変更できると教えてもらった。

ワイモバイルでは、去年10月に新しい料金プランを導入し、「スマホベーシックプランM」の場合、月々10ギガ使えて月額3680円なのだと言う。

つまり、現在よりも1ギガ余計に使えて料金は800円安くなるのだ。

「どうして教えてくれなかったのよ」とも思うが、おそらく何かしらの通知メールは届いていたのに、私が中身を見ずに機械的に削除していたのだと思う。

妻とも相談する必要があるので、いったん家に戻ってからワイモバイルに電話していろいろ初歩的な質問をしてみた。

するとオペレーターの女性は、単に毎月の基本料が安くなるだけでなく、新プランに変更すると他社に乗り換える時にかかる契約解除料が不要になるメリットもあると教えてくれた。

菅政権の圧力で乗換手数料というのはもう撤廃されたのかと思っていたが、古いプランの場合には依然として2年縛りが有効で、他社に変えようと思ったら1万円ほどの解除料がかかるらしい。

来年、スマホを買い替える際にキャリアを自由に選べるようにするためにも、この際ワイモバイルのままで料金プランを変更するのが得策と判断し、問い合わせの電話からプラン変更の手続きをお願いした。

11月からは新しい料金プランに変更されるという。

私のスマホ代が3680円、妻の分が2180円となり、毎月1100円スマホ代が安くなるはずだ。

UQモバイルに乗り換えた方が安いのかもしれないが、ワイモバイルには大きな不満はなく、国内通話10分間無料というサービスも魅力的なので妻は乗り換えに消極的である。

もしこのままワイモバイルを継続するならば、現在OCNを利用している固定通信の方を「ソフトバンク光」に変更することを考えたい。

月額料金が4300円に下がる上、夫婦のスマホ代がそれぞれ月額500円ずつ値引きされるらしい。

そうすると、スマホ代と固定通信費を合わせても月額1万円ほどに抑えることができる計算で、隠居生活に入った我が家にとっては意味のある見直しとなるだろう。

菅さんには、スマホ料金だけでなく、フレッツ光の大幅な料金引き下げもお願いしたいと思う。

それにしても、いまだに大手キャリアを使って毎月1万円を超える利用料を払いながら、「スマホ代が高い」などと言っている呑気な人がいることが信じられない。

利用者が自ら研究して安い会社に乗り換えていけば、自ずと大手キャリアも料金を見直さざるを得なくなる。

日本のスマホ料金が高止まりしているのは、大手キャリアに不満を抱きながら利用し続けている利用者にも責任があるというのが私の認識である。

そう遠くない将来、5Gさらには6Gへと無線通信が高速化していき、いずれ固定通信が必要なくなる日が来るだろう。

その時には、通信量は一家庭で総額3000円程度になっているのではないかと、私は密かに予想している。

まずは時々、各社の最新料金プランをチェックし、賢く利用していくことが私たちにできる生活防衛だということを今回学んだ気がした。

コメントを残す