<吉祥寺残日録>カマラ・ハリスはバイデンを大統領にできるか? #200812

今日も東京は猛暑日。

私はずっと家にいる。

我が家ではあまりエアコンを使わないので、昨夜はとても寝苦しかった。

妻は午前3時に目が覚めて、ずっと起きているのだという。

朝からすでに暑いのでエアコンのスイッチを入れた。

すると自然に睡魔に襲われ、お昼近くまで寝入ってしまった。

こんな生活ができるのも、会社を辞めたおかげである。

昨夜見たテレビで何かの専門家が、エアコンをつけて頭を冷やし、寝具で身体を温めて寝るのが快眠のコツだと力説していた。ホテルに宿泊したつもりで、今夜から試してみようかと思ったりしている。

そんな8月12日。

御巣鷹山に日本航空のジャンボ機が墜落してから35年が過ぎた。

遺族の高齢化が進み、日本航空の社員も96.5%が事故後に入社した人たちになったらしい。

96.5%という数字を聞いて一瞬「えっ?」と思ったが、考えてみれば当然かもしれない。

あの事故は、私がテレビ局に入社して3年目に起き、私も現場に行った。

そしてもう私は会社を辞めたのだ。

35年といえば、平均的なサラリーマン人生の期間、35年経てば同じ会社でもメンバーはほぼ入れ替わるということなのだろう。

教訓を伝えていくことは、どんな分野でも簡単ではない。

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今日のニュースで私が注目したのは、カマラ・ハリスさん。

トランプ大統領と戦うバイデン候補が発表した民主党の副大統領候補である。

私は彼女について、まだほとんど知らない。

そこで、様々なニュースサイトを巡って彼女のことを少し調べてみた。

BBCでは・・・

ハリス議員は、ジャマイカ出身の経済学者の父親とインド出身の内分泌学研究者の母親の間にカリフォルニア州オークランドで生まれた。サンフランシスコ地方検事や同州司法長官を経て、2017年に同州選出の連邦上院議員となった。

5月末から全米で広がる人種差別や警察暴力に反対する抗議運動の最中には、警察改革の必要性を強調していた。

米大統領選で女性が副大統領候補に選ばれるのは、3人目。2008年にはサラ・ペイリン氏が共和党の、1984年にはジェラルディーン・フェラーロ氏が民主党の、それぞれ副大統領候補となったが、いずれも大統領候補が落選した。

有色人種の女性が、副大統領候補になるのはハリス氏が初めて。女性の米大統領もまだ出ていない。

出典:BBC

日本経済新聞には・・・

ハリス氏は1964年に西部カリフォルニア州オークランドで生まれた。インド系移民の母親とジャマイカ系の父親はともに公民権運動に奔走し、マイノリティーの権利向上を目指した。抗議活動に頻繁に付き添っていたハリス氏は両親の考えを自然と受け継ぐ。

ハリス氏はマイノリティーの権利向上に思い入れを強めたが活動家の道を選ばなかった。権力の側に立つことも重要だと考えていたからだ。

伝統的に黒人が多く通う首都ワシントンのハワード大を卒業し、カリフォルニア大法科大学院を修了。サンフランシスコ地区の検察官などを経て、2011年に同州司法長官にのぼりつめた。

一方で検察官時代には「中道派」の側面もうかがわせた。たとえば白人警官による黒人への相次ぐ暴行事件などを巡っては「警察の側に立つのか、警察(全体)に責任を問うのかどちらかを選べというのは誤っている」と考えていた。いまも反黒人差別を訴える急進左派が警察解体や警察予算削減を主張するが、ハリス氏はこうした考えには賛同していない。

出典:日本経済新聞

ハリス氏は、今回副大統領候補に選ばれたことで、「次の次」の大統領候補に名乗りをあげたことになる。

女性初、アジア系初の大統領への道を歩み出すことになるのだ。

正直なところ、まだ彼女の実力や人柄はよくわからない。

でも、最近の民主党に台頭している急進左派とは一線を画しているように見える。

トランプ大統領は早速彼女のことをこき下ろし、オバマ前大統領は彼女を絶賛した。

これから全米のメディアが彼女の過去を洗いざらい暴き立てるだろう。

トランプ陣営からの激しい攻撃にもさらされることになる。

人はいいが退屈なバイデン候補を大統領にできるかどうかの鍵は、ハリス氏が握ることになるかもしれない。

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現状バイデン氏リードと言われる大統領選挙だが、まだまだ予断は許さない。

アニメキャラクターのようなトランプ大統領のはちゃめちゃな面白さは、(私は望んでいないが)4年前のサプライズを再び起こす潜在的な力を持っているような気がする。

とはいえ、カマラ・ハリス氏のニュースを眺めながら私が感じたのは、いつでもどこからでも新星が現れるアメリカ社会のダイナミズムだ。

トランプさんとコロナが分断したアメリカ社会がどこに向かうのか?

私には想像もつかない。

でも、そんな何が起きるか想像できない、何が起きても不思議ではない社会の流動性がアメリカの強さの源泉なんだと強く感じる。

何と言っても、アメリカはトランプさんを大統領に選んだ国なのだ。

今年の秋、何が起きるのか固唾を飲んで観察していきたい。

ハリスさんにはぜひ頑張っていただきたいものである。

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