<吉祥寺残日録>「オミクロン株」国内初確認の裏で、立憲民主党代表選は全く盛り上がらず #211130

妻の体調不良はだいぶ回復したが、今日は二人でゴロゴロして過ごした。

どうも今ひとつ元気が出ない。

昼過ぎから始まった立憲民主党の代表選挙の様子をぼんやりとテレビで眺める。

生中継をしていたのはNHKだけ、この時間生の情報番組を構えている民放はほとんど無視だ。

自民党総裁選と比べて終始盛り上がりに欠けたまま野党第一党の代表が決まった。

新代表に選ばれたのは泉健太さん。

47歳と候補者の中で最も若く、去年国民民主党から合流したばかりの中道派が野党第一党のトップとなった。

先の総選挙では共産党と連携するなどリベラル色を強めすぎた党内の反省が、新たな代表選出に影響したようだ。

新代表のもとで、立憲民主党が保守でもリベラルでもない中間層を取り込める現実的な政党に生まれ変われるか、しばしお手並み拝見といったところだ。

古巣である国民民主党や日本維新の会と連携できるところまでウィングを拡がることができれば、新たな可能性も生まれてくるだろう。

それにしても今回の代表選挙、予想以上に盛り上がりに欠けた。

かつての民主党色の薄い4人の候補が立候補したが、各候補の主張は似たり寄ったりで枝野路線からの転換を真正面から訴える人は一人もいなかった。

自民党の4候補と比べると立民党の4候補は知名度も低く、本来ならば各候補の人となりをもっとアピールして次世代のヒーロー・ヒロインを作っていくべき場だったはずだ。

しかし、今日の投票日になっても、それぞれの候補者がどんな経歴の人なのか、どんな魅力を持っているのか国民にはさっぱり伝わらなかった。

ある意味で、広報政策が欠如しているように見える。

民主党支持者の狭い範囲では理解してもらえるかもしれないが、ほとんどの国民は無関心で、その結果としてメディアの扱いも極めて悪かった。

その結果、新たな人気者を生み出すことに失敗したことは明らかだ。

1回目の投票で党員票を大量に集める候補者が現れず、何のサプライズもないままに泉さんが順当に代表に選ばれたのが何よりの証拠である。

せめて辻元さんでもいれば、もう少しはメディア受けしただろうが、この4候補ではテレビマンたちも料理のしようがなかったのかもしれない。

それにしてもどうして日本には有力な野党が育たないのだろう?

日本の政治にとって、これこそが最大の問題だと思う。

泉新代表にはぜひこうした現状を打破する新機軸を打ち出して、メディアや国民をびっくりさせてもらいたいものだ。

野党第一党のトップが決まったニュースは、それでなくても関心が薄かったところに、夕方ビッグニュースが飛び込んできてなお一層かき消されてしまった。

それは今世界を震撼させている「オミクロン株」が国内で初めて確認されたというニュースである。

感染が確認されたのは28日に入国した30代のナミビアの外交官だった。

同じ飛行機に乗っていた乗客71人全員が濃厚接触者として行動制限の対象とされる。

協力しない乗客は氏名を公表するという日本政府としてはかなり強い措置も決めた。

水際対策が甘いと批判され続けた菅政権の対応を教訓に、岸田総理はオミクロン株の流入を防ぐために、すべての国からの外国人の入国を当面禁止することも決め、今日から実施した。

この素早い措置にメディアや世論は好意的な反応を示しているが、ヨーロッパではすでに市中感染が起きている兆候も見え始めていて、日本国内にもすでにオミクロン株が入り込んでいる可能性がある。

まだ情報が乏しく、どの程度の脅威なのかもわからないオミクロン株だが、世界のマーケットはかなり強く反応していて東京市場は今日も午後に入って急落した。

モデルナのCEOがワクチンの効果が大きく下がる可能性に言及したことが原因らしい。

ちょっとした情報で乱高下するコロナ禍当初の異常な値動きを思い出すような神経質ぶりだ。

コロナ後を織り込んでインフレが進んでいた世界経済は、オミクロン株の出現によって再びコロナの闇に飲み込まれてしまうのか?

明日から師走だが、穏やかな年の瀬は今年も望めないのだろうか・・・。

<吉祥寺残日録>どうして野党にはこんなにワクワク感がないのか? #200910

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