南北朝鮮

朴槿恵前大統領が31日未明逮捕された。

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大統領経験者の逮捕は1995年の盧泰愚氏、全斗煥氏に次ぎ3人目だ。盧武鉉氏は逮捕前に自殺した。

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朴氏は13件の容疑に問われている。友人の崔順実(チェ・スンシル)被告らと共謀し、サムスングループの経営権継承を支援する見返りに433億ウォン(約43億円)の賄賂を受け取ったり、崔被告が支配した2つの財団への資金拠出を大企業に迫ったりするなどの職権乱用、強要、公務上の秘密漏洩などの容疑だ。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、その日のうちに朴槿恵前大統領の逮捕を報じ、「南朝鮮(韓国)のメディアと大多数の人民は逮捕を当然の結果と歓迎し、厳罰に処さねばならないと強く主張している」と伝えた。

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その北朝鮮は金正男氏暗殺事件に幕引きしようとしている。マレーシアの間で「人質」の交換が行われたのだ。

暗殺された金正男氏の遺体が北朝鮮に送られた。さらに暗殺事件への関与が疑われていた北朝鮮大使館の2等書記官と高麗航空職員の2人も北朝鮮に帰国したと見られている。

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一時は真相究明に意欲を示し、北朝鮮との関係悪化が伝えられたマレーシア政府だが、北朝鮮が報復措置として北朝鮮国内にいるマレーシア外交官の出国禁止を決めたため、勢いが鈍った。

水面下での交渉の結果、北朝鮮は金正男氏の遺体返還や関係者の帰国を勝ち取った。マレーシア政府としては真相究明より自国民の安全を優先した形だ。

ただ、これで捜査当局の手元に残ったのは、実行犯の女2人だけ。彼女たちを操った黒幕たちは全員が逃げ、真相解明はほぼ不可能になった。

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事件後、多くのジャーナリストが取材を続けたクアラルンプールの北朝鮮大使館前には、これ見よがしに破壊されたパソコンがゴミとして出された。あまりにも挑発的な行為に北朝鮮外交官たちの幼稚さを感じる。

昔の北朝鮮だったらもっと目立たずに事を進めたのではないか。全てが稚拙だ。

北朝鮮の体制崩壊は意外に近いのではないか、根拠のないそんな思いが私の中に湧き上がるのだ。

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