トランプ来日

5日から来日していたトランプ大統領が日本を離れた。

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世界中から批判を浴びる特異な米大統領に対し、真っ先に会いに行った安倍総理は今回も最大限の歓迎姿勢を示し、仲の良さを示した。安倍さんの姿勢は一貫していて、日米関係を緊密に保つことは日本の安全保障上最重要事項だという判断だろう。それはそれで安倍さんの狙いは理解できる。

私が違和感を持ったのは、日本メディアの論調だ。一足先に来日した娘イヴァンカさんをスター扱いしたかと思うと、トランプ大統領の来日についても無批判に伝えているように私には感じた。安倍さんが良好な関係を築いていることを誇らしげに伝えるメディアもあった。

一年前のトランプショックの報道ぶりとの隔たりは何なのか。

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トランプ大統領は拉致被害者の家族とも面会した。横田早紀江さんはトランプ大統領に大きな期待を寄せている。トランプさんのクレージーさが事態を打開してくれることに期待しているのだ。横田さんたちの気持ちもよくわかる。拉致された家族の帰国こそが目的だからだ。

しかし、トランプさんはどう見てもヒーローではない。メディアはもう少し客観的であってほしい。

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トランプさんが日本の次に訪問した韓国では、トランプ訪韓に反対する抗議行動が起きているという。「トランプ大統領の言動こそが危機を煽っている」「多くの韓国人が死んでも軍事行動を辞さないというトランプ発言は許せない」という意見を発している。

日本ではどうしてこうした活動が起きなかったのだろう?

トランプ訪韓に反対している人が韓国人全体のどのくらいを占めているのかはわからないが、こうした意見の人たちが声を上げている韓国の方が日本より健全な気もしてくる。

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私は知らなかったが、渋谷では反トランプデモもあったようだ。写真で見る限り、その主体は外国人だ。

東京では駅などに警察官の姿を多く目にした程度で普段とあまり変わりのない光景だった。大きな歓迎風景もなく、大きな抗議行動もない。多くの日本人はトランプ来日をどのような思いで眺めていたのだろうか?

日経平均は今日バブル後の最高値をつけた。好調な企業決算を受けたものだというが、海外勢の買いが株高の主役で個人投資家はあまり儲かっていないという。

危機が迫っているという意識があまりに低い気がする。大丈夫なのだろうか。

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日本で在日米軍兵士の前に立ったトランプ大統領は、韓国でも新設された在韓米軍基地を訪問した。

北朝鮮攻撃への準備のようにも見える。近く3隻の空母が参加する異例の軍事演習を計画しているという。

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メラニア夫人と昭恵夫人が習字で「平和」と書いた。

しかし一方で、トランプ大統領は日本にも韓国にもアメリカ製兵器の大量購入を迫った。

何かいろんなことに違和感を感じる。来年の今頃、今回のトランプ大統領のアジア訪問の意味や日本人の危機感のなさについてどのように総括されているのか、気になるところだ。

繰り返すが、私には何か大きな違和感がある。

 

 

 

 

 

 

 

1件のコメント 追加

  1. wildsum より:

    同感です。何か間違っているような気がします。しかし、この間の選挙ではこういう政党を多くの人が選んだのが不思議です。多くの人は今の状況をよしと考えているのでしょうか。

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