戦略人事

きょうは「総務・人事・経理ワールド」という展示会に行った。

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「戦略人事」というセミナーを聴いたのだが、ソフトバンクの人事責任者の話は面白かった。リクルートで長年人事関係の仕事をしていた人らしくしゃべりがうまい。スライドや動画もよくできている。まさしく人事のプロという印象だ。

ソフトバンクは今は通信事業が柱の創業30年ほどの会社だが、今から30年後には業務内容は全く変わっている、人の仕事も大きく変わっているという前提で未来の人事戦略を立てていると言う。

今、力を入れているのがロボットやエネルギー。AIやIoTは否応なく会社の形や働き方を変えていくと断言し、そうした未来で世界の人たちから必要とされる会社になることを決めたのだと言う。会社の業務はどんどん変わる、守るべきものがないという潔さを感じる。

テレビ局はテレビの会社という意識から抜け出すのは難しい。そのままだと、テレビが廃れたらテレビ局も消えるのだろう。

ソフトバンクは守るものを持たない。元々はコンピューターのパッケージソフトから出発し、Yohoo、Yohoo BB、ボーダフォン、iphone、pepperと人々が必要とするものに次々に挑戦した。

通信事業に参入する際には、誰も経験者はいなかった。それまで2000人の従業員の会社がいきなり新卒を中心に3000人を採用した。

ボーダフォンを2兆円で買収した時は、ドコモやauにあらゆる面で大きな遅れをとっていた。機種、電波、ブランド力。その弱点を克服するためあらゆる手を打った。そして今や時価総額日本第3位の巨大企業になった。

ソフトバンク、日本テレコム、ボーダフォン3社統合の際、全く違う賃金体系を1年で統一した。オフィスも人事は人事、営業は営業で3社の関係セクションを一カ所に集め、さらに人事の中でも採用担当、研修担当など役割によって場所を割り当てた。3人いる部長の中からプレゼンテーションの結果でリーダーを決めた。

その過程で多くの人が辞めていったが、手を緩めることなく大胆にやることで新たな組織に生まれ変わった。そして何より早く成果をあげること。それによって社員の間で改革が評価され前向きなモチベーションが生まれる。やはり伸びる会社は違うと感じた。目標がはっきりしているのだ。

 

そして都知事選でも、きのう突然、鳥越俊太郎さんが出馬表明、野党4党の統一候補になることが発表され、これまた驚いた。果たしてどうなるやら。

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