<吉祥寺残日録>紅葉シーズン真っ盛りの井の頭公園をのんびりぶらぶら #211125

朝6時半に目が覚めると、ちょうど東の地平線から朝日が昇るところだった。

こうして朝日を眺められるということが、本格的な冬が近づいてきたことを感じさせる。

今日もいい天気だ。

東京都では新規感染者数が昨日5人まで減り、医療体制の警戒レベルを最低に引き下げた。

お隣の韓国では過去最高の感染者が出ていて、ヨーロッパでも感染者が急増しているのに、どうして日本だけ低い水準が続いているのだろう?

連日少ない数字を聞いていると、知らず知らずのうちに警戒心が薄れていく。

気温が上がってきたお昼前に井の頭公園をぐるりと回ってみた。

岡山に帰省している間に公園の樹々も美しく色づき、紅葉シーズン真っ只中である。

紅葉の主役である「イロハモミジ」は色づきがまちまち。

「ペラカフェフォレスト」前のモミジは、赤と緑が6:4といった感じだろうか。

日当たりがいい池の北岸に植えられたモミジはすでに真っ赤に色づいて、すでにピークを超えた木も目立つ。

その一方で、日当たりが悪い池の南側ではまだ葉が緑のままも木が多いようだ。

もう一つの主役イチョウもきれいな黄色に色づいていた。

西園の400mトラックの周囲には何本かのイチョウの木が植えられているが、鮮やかな黄色に染まった木の隣には緑のままのイチョウがあった。

黄色いイチョウと・・・

緑のイチョウ。

緑のイチョウは東京都のシンボルツリーであるとともに、井の頭公園がある三鷹市の木もイチョウである。

それにしても日当たりはさして変わらないのに、どうして隣り合わせの2本のイチョウでこんなに色が違うのだろうか?

子供にもおなじみのイチョウ、実は「生きた化石植物」とも呼ばれるそうだ。

約2億年前の中生代ジェラ紀に栄え、現在まで種を絶やさずに続く歴史の長い木だが、その仲間の多くは恐竜と共に氷河期に絶滅し、現在イチョウ科の木はこれしかない。このためイチョウはメタセコイアと共に「生きた化石植物」と呼ばれる。

出典:庭木図鑑 植木ペディア

イチョウと並ぶ化石植物の「メタセコイア」も鮮やかなオレンジ色に色づいている。

井の頭公園では「イチョウ」よりも「メタセコイア 」の方が幅をきかせている。

黄金に輝く枝先には丸い実がたくさん付いている。

葉が落ちた後もこの実は残り、春になって落下する。

井の頭公園の主である大木たちも、それぞれ個性的に秋色に染まる。

こちらは三角公園の「エノキ」。

「エノキ」の特徴は木の上部から順に色づいていくことだ。

初秋にはカラフルだった小さな実もすでに黒くなって、黄色い木の葉の陰に隠れる。

一足先に色づいた「ケヤキ」の大木はすでに盛りを過ぎて、大半は落葉してしまった。

一方、「ムクノキ」の大木はやや黄色がかってはいるものの、まだそれほど黄葉の盛りには見えない。

ただ、近づいてよく見てみると・・・

黄色い葉と緑の葉が入り混じっているのがわかる。

紅葉の仕方にも植物ごとに多様性があるのだ。

御殿山の雑木林の主役は「アカシデ」。

モミジほどどぎつい赤ではなく、オレンジがかった朱色が素敵だ。

ジブリ美術館の前までやってくると、「クヌギ」の大木がそこはかとなく秋の色に変化していた。

真っ青な青空とカラフルなジブリの外壁をバックに、地味ではあるが堂々たる黄葉ぶりだ。

これまで、こんなにじっくりと植物ごとの変化を観察したことがなかったので、小春日和の1日、新たな発見がいろいろ見つかった。

まだしばらく紅葉シーズンは続くようなので、さらに観察を続けてこのブログに記録していきたいと思っている。

<吉祥寺残日録>朝焼け、紅葉、そしてマスカットジャム #201120

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