<吉祥寺残日録>白内障の治療完了!いざ、旅行へ行くぞ #201013

今朝は、珍しく晴れていた。

東の空に昇った太陽が、井の頭池に反射して、天と地に2つの太陽があるような朝だった。

どうも今年の10月、関東地方は天気が悪い。

この先もぐずついた天気がしばらく続くらしい。

一方で、西日本では良い天気が続いているようだし、北海道ではもう紅葉が見頃を迎えているという。

「GO TO トラベル」の影響もあって、コロナで押さえつけていた私の旅心が、このところむくむくと息を吹き返してきている。

岡山の帰省から帰り、先週さっそく次の旅行の予約をした。

まずは、11月初旬の岡山への帰省旅行。

妻はパスするというので、私一人で帰省して、先日草刈りをした畑に少し種でも撒いてみようかと思っている。

今年は不作だという柿も、実を取っておいた方が良いだろう。

時間があれば、山の状況も見に行ってみたい。

これまで少しずつしかできなかった山の手入れも、今年の冬はもう少し何とかしたいと考えている。

さらに、北海道にオープンした「国立アイヌ民族博物館ウポポイ」に行ってみたいと思った。

来週の水曜と木曜、1泊2日の予定で札幌便を予約し、ついでにまだ行ったことない登別温泉に泊まるつもりだ。

11月の妻の誕生日には、妻が行ってみたいという広島への1泊旅行を予約した。

妻は珍しく原爆資料館に行きたいらしいが、私のお目当ては日本海軍の拠点だった呉である。

そこには「大和ミュージアム」もあるらしい。

そうして、「楽天トラベル」を使って3つの旅行の予約をしたところで、先週末、「GO TO トラベル」に関して予期せぬ発表があった。

楽天トラベルでは、「今後、キャンペーンの利用は1人1回に限る」というのである。

「Yahooトラベル」「じゃらん」「一休」の3つのサイトは、回数制限ではなくてキャンペーンの割引上限額を大幅に引き下げることを発表した。

東京在住者としては、「GO TO」が使えるようになった途端に、制限がかかった格好だ。

掌返しのように、「GO TO トラベル」を散々取り上げるようになったテレビは、旅行サイトの突然の方針転換を大々的に伝えた。

どうやら、去年の売り上げ実績を基本に大手から中小までの旅行会社に予算を分配した結果、使い勝手の良い旅行サイトに利用者が殺到して、こうしたサイトでは配分された予算が底をつきそうなのだという。

逆にJTBなどの大手や、地方の中小旅行代理店ではまだ十分予算が残っていて、どうもスキームに問題がありそうだということがわかってきた。

JTBなどは旅行商品自体が割高なので、私から見ると、キャンペーンの割引を受けてもあまり魅力的に感じないのだ。

そもそもの問題は、「GO TO トラベル」を所管する国交省が、その実施方法を大手旅行代理店に決めさせたことから、旅行代理店が儲かるスキームができてしまった。

本来救済したいのは、宿泊施設や地方の飲食店や土産物屋さんのはずだったのに、結局は旧態依然の旅行代理店が生き残るのに力を貸すスキームになっているのだ。

そうした問題は農水省が所管する「GO TO EAT キャンペーン」でも見られ、肝心の飲食店よりも送客するための大手予約サイトが一番利益を得ているのだ。

飲食店の中でも、大手のチェーン店はこうした予約サイトを利用してメリットを受ける反面、一番生き残って欲しい昔ながらの個人営業のお店はまったくメリットがないという。

そもそも、テイクアウトがキャンペーンの対象にならないという段階で、このキャンペーンはおかしい。

菅政権が吹聴する「デジタル化」だが、要はデジタルを使って何をするかというスキームこそが重要であり、これからの官僚にはデジタルを活用してどのように課題を解決するかという能力が求められているのだ。

しかし、今回のキャンペーンを見れば明らかなように、所詮は一部の関連企業に丸投げである。

ただ、官僚の気持ちも理解はできる。

政府がデジタル化してしまうと、必要な役人の数は確実に減る。

公務員の数を維持するために、無駄な手続きを増やしてきたこれまでの行政が成り立たなくなってしまう。

要するに、デジタル化は役人の敵なのだ。

話が逸れてしまったが、先週キャンペーンを使って旅行の予約した私は、大変ラッキーだったのだろう。

そして今日、私は「根子眼科」に行って、白内障の手術の術後の経過を診てもらった。

10時の診療開始前には数人が列を作っていた。

診察の結果は、いたって良好。

もう通院は必要ないと言われた。

今さしている目薬がなくなれば、すべて終了だ。

これで晴れて、旅行に行ける。

そしてもう一つ、旅行の予約を入れた。

行き先は福岡と対馬、今月の最終週に行くことになった。

福岡のツアーは非常に安い。

往復の航空券プラス全日空ホテルが1泊セットになって2万5900円。

「GO TO トラベル」の割引が適用されているとはいえ、他のエリアよりもずっと安く感じる。

それだけ、羽田〜福岡便の競争が激しいということだろう。

福岡行きの目的は、九州国立博物館を見学すること。

ついでに、ラーメンやもつ鍋も食べてくるつもりで、老舗のもつ鍋屋さんの予約も入れた。

そして、博物館やもつ鍋以上に重要な目的は、初めて対馬を訪れること。

古来より、朝鮮半島と日本の架け橋として重要な地理的位置を占めてきた島だが、どうも日本人には馴染みが薄い。

写真で見る限り、めちゃくちゃ美しく、昔からぜひ行きたい場所の一つだった。

日本には、多くの日本人が知らない素敵な場所がたくさんある。

私自身がそうした場所を訪れて、このブログで少しでも情報を発信できればと思う。

日本人の旅行の幅は、欧米人に比べてまだまだ狭い。

まずは、私自身が旅の幅を広げていきたいと思っている。

さあ、コロナに気をつけながら、国内を旅しよう。

平日料金の安さを知って、会社を辞めた判断はやはり正しかったとますます確信を深めている。

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