<吉祥寺残日録>ゴルフとコロナと佐々木朗希のオールスター #220728

昨日は大学時代の仲間たちと初めてゴルフに行った。

週間予報ではずっと27日だけ雨の予報がついていて天候を心配したが、なんのなんの、雨は全く降らず、雷も鳴らず、代わりに一日中風が吹いていて暑さを和らげてくれ、この季節としては最高のコンディションのもとでのゴルフとなった。

強い風に流されるように空には美しい雲が浮かび、晴れたり曇ったり、目まぐるしく空模様が変わっていく。

北関東など全国各地では激しいゲリラ豪雨に見舞われたようだ。

私がホームコースである立川国際カントリー倶楽部に友達を招待する形で行ったため、前半はアップダウンの激しいコースに戸惑っていた3人だが、次第に慣れてきて楽しいラウンドになった。

おかげで、私のスコアも今年ベストの84。

みんなこのコースを気に入ってくれたようで、「また行こう」と嬉しい反応が返ってきた。

私の同期はちょうど65歳を迎える時期で、4人のうち3人はすでに会社を辞めた。

これから続々と隠居生活に入る仲間が増えてくるのだ。

とはいえまだみんな元気である。

働こうと思えば働ける体力はあるが、若い人の職を奪ってはいけないという考えも持っている。

みんな会社ではそこそこのポジションを務めていた連中なので、お金のためにどうしても働かなければならないということもない。

ラウンドを終えてクラブハウスで歓談していると、奥に同じ大学の先輩たちがいることがわかった。

同窓会活動を積極的にやっている一人が挨拶にいき、私をその先輩に紹介してくれた。

私のホームコースでは、母校の同窓会コンペが頻繁に開かれているということでこれを機に誘われることになるかもしれない。

隠居暮らしに入ったおじさんたちにとって昔の仲間とのゴルフは重要な社会とのつながりだ。

私は同窓会にも加入しておらず、卒業後母校とはほとんど関係を持たずに生きてきたのでぜひこのコンペに参加したいとも思わないが、暇になった友達から誘われて次第に同窓生たちとの関係が深まる可能性もあるだろう。

まあそうなればそれでよし。

頑なに断る理由もないし、隠居ジジイたちはみんな穏やかそうな顔をしていて余生を楽しんでいる感じがした。

唯一の気がかりはコロナ、正確に言えばコロナを心配する妻の存在である。

BA5の広がりによって連日過去最多の感染者が確認されるニュースに触れ、妻の心配は今最高潮に達している。

ゴルフの後、私が仲間たちと飲みに行くのも極度に嫌がるので、仲間たちには「先約がある」と言って家に帰った。

介護のために岡山に頻繁に帰省し年寄りと接触する立場なので、他の仲間と同じように飲み歩くわけにはいかないことはわかっている。

でも正直、そろそろインフルエンザ並みの対応でいいのではないかと思っているのも事実だ。

8月に岡山に遊びにくる予定だった孫のスケジュールをキャンセルした際にも、ちゃんとリスク管理すれば受け入れることはできるのにと私は不満だった。

それでも万一を考えると、妻の正論を完全に否定することはできない。

どうしてもいちばん心配する人に合わせるしかないのだ。

今日の日経新聞のサイトにこんな記事が出ていた。

日本のコロナ新規感染者がG7諸国でトップになったというのだ。

新型コロナウイルスの感染拡大「第7波」が到来するなか、日本の新規感染者数が主要7カ国(G7)の中で最多となった。多くの先進国が往来再開にかじを切るのと対照的に日本は厳格な水際対策を続ける。だが海外からの感染流入を防ぐ狙いの措置と、既に国内で感染がまん延する状況との間には、大きな乖離(かいり)が生じている。

米ジョンズ・ホプキンス大によると、日本の新規感染者数(7日移動平均)は26日時点で約17万6000人。直近1カ月で10倍以上に膨らみ、米国(約12万9000人)を上回った。感染力が強いとされるオミクロン型の派生型「BA.5」へ置き換わりが進み、感染拡大に歯止めがかからない状況だ。

引用:日本経済新聞

このニュースにはちょっと驚いた。

欧米でコロナが普通の病気扱いになったことは知っていたが、それでもアメリカなどでは日本をはるかに超える感染者が出ているのだと思っていた。

でも、検査をしなければ感染者数は増えない。

無症状の人が圧倒的に多いBA5の特性を考えると、アメリカでは症状がない人が検査を受けて感染者をいたずらに増やすことをやめたのではないか。

日本でもようやく濃厚接触者の追跡を止めるケースが増えてきて、官邸で感染者が出ても岸田総理は濃厚接触者には当たらないと強弁するようになった。

それならば、厳しい入国規制を緩めてもいいのではないか。

新規感染者が最多の国が外国人の入国を認めないというのはどう考えても論理矛盾している。

コロナをインフルエンザ並みの「5類相当」に改める意見も強まってきているものの、政府はなかなか決断を下さない。

行動制限は求めない代わりに、入国規制の緩和も「5類」への変更も行わない、「何もしない岸田政権」のまさに面目躍如である。

メディアの報道ぶりも定まらない。

テレビはかつてのようにキャスターがリモートで出演するというような演出は消えても、連日新規感染者数の増加は大々的に伝えている。

医療機関からは悲鳴が上がっているが、これは「2類」のままなので発熱患者に対応する医療機関が限られているせいだと私は考えている。

多くのクリニックは今もコロナには対応しない。

だから仕方なく発熱外来を設けている医療機関に患者が殺到し、予約が取れないパニックを生んでいるのではないのか。

危機に対応するのが苦手な日本人、この2年間の教訓がほとんど活かされていないのも、年寄りに気を使うシニア民主主義の弊害だろう。

コルフから戻ると、テレビでプロ野球オールスターゲームの第2戦が始まった。

パリーグの先発はロッテの佐々木朗希。

まったくプロ野球を見なくなった私も、佐々木朗希だけは気になって見始める。

佐々木は初球から158キロのストレートを投げ込み、急速は160キロ、161キロと上がっていく。

そして2番のウォーカーに投じた速球は162キロ。

大谷翔平が記録したオースルターゲーム日本人投手の最速記録に並んだのだ。

しかしその球を打ち返されヒットを許すと、その後も160キロ前後のストレートを連打され1失点、1回23球を投げて降板した。

23球のうち実に21球がストレートで、さすがの佐々木朗希も速球だけでセリーグの一流バッターたちを打ち取ることはできないことを証明した。

試合後佐々木は、「もっと変化球を投げたかったけど、全然サインが出なかった。(捕手の)松川のせいです」と笑いながら語った。

ロッテでバッテリーを組む松川捕手が、佐々木の速球だけでどれだけ勝負できるかを試すかのようにストレートを要求し続けたのだ。

勝敗よりもファンが見たい勝負を!

佐々木には完璧に抑えることよりも大谷翔平を超える最速記録をマークすることが期待されていた。

松川はそれを徹底的に披露してくれた。

オールスターゲームはこれでいいのだ。

目先の利益を優先して小さくまとまる日本の経営者や政治家にはぜひ、佐々木ー松川のバッテリーを見習ってもらいたい。

ウィズコロナの社会に移行すると腹を括ったのならば、それを堂々と国民に説明し、自分の健康は自分で守ってくれとはっきり伝えるべきである。

経済を正常化させるというのなら、国境も開いて外国との交流を再開すべきだろう。

そしてコロナに対応しようとしない医療機関にはペナルティを課し、最大の問題である医療の逼迫を回避する対策に全力を尽くすべきなのだ。

岸田さん、そろそろちゃんと仕事をしろ!

<吉祥寺残日録>13人連続奪三振の日本新記録も!ロッテ佐々木朗希が28年ぶりの完全試合達成 #220411

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