<吉祥寺残日録> 岡山二拠点生活🍇 コロナ感染者連日の過去最多!「まん延防止」拡大の中、私は1人畑に米ぬかをまく #220119

岡山で忙しく野良仕事をしている間に、コロナの第6波は一気に全国に広がり、昨日ついに1日の新規感染者数が初めて3万人の大台を突破し過去最多を記録、今日はあっさり4万人を超えた。

オミクロン株という奴はとにかく感染力が強い。

今日の新規感染者数は全国で4万2197人だったが、欧米の例を見ればこれが1日10万人に増えても驚きはしない。

政府は今日新たに13都県にまん延防止等重点措置の適用を決定した。

期間は来月13日まで。

今日の東京の新規感染者数は7377人と過去最多を記録したが、私には去年までのような切迫感は正直ない。

注目すべきは重症化する人がどのくらい出るのかであって、海外の先行例を見る限りはデルタ株に比べて圧倒的に少ないようだ。

最終的に問題となるのは医療体制、つまり医療がどの程度逼迫するのかであり、今度こそ医療機関には欧米並みの受け入れ対応を願いたいものだ。

感染力は強いが重症化しにくいオミクロン株とどう向き合うのか?

まん延防止措置を要請した自治体の間でも判断が分かれていて、それを政府が容認しているのがこれまでとは違う点だ。

マスコミの論調も去年までとはかなり変わってきていて、行動制限の強化には慎重な発言も目立つ。

コロナも3年目になればみんなそれぞれの考え方を持ってくる。

一律で強い措置を強いるには、オミクロンの性質は掴みどころがなさすぎるのだ。

そんな第6波の急拡大を横目に、ここ2週間、岡山で人とあまり接触しない生活をしていた私だが、明日には東京に戻る予定である。

ということで今日の午前中は、やり残した最後の野良仕事に励んだ。

去年まで耕作放棄地となっていた2つの小さな畑を耕し、そこに米ぬかをまいた。

これは図書館で借りてきた「農家直伝おいしい野菜づくり」という本に書いてあった「寒起こし」の方法を参考にしたものだ。

この本にはこう書いてあった。

冬からスタートする場合、寒気にさらして土をリフレッシュさせる「寒起こし」を行うとよいでしょう。1月中旬の最も寒いころに行うのが最適です。まず、米ぬかを1㎡あたり1ℓを目安に、全体に均等にまきます。地表から約30cmの深さまでスコップを入れて掘り返し、深いところにあった土を表にさらします。すると夜に気温が下がって寒気にさらされ、地中の病原虫が死滅する効果が得られます。かたくなってゴロゴロとしていた土のかたまりも、夜間に寒さで表面が凍り、日中溶けることを繰り返すことで、徐々に崩れます。そのまま1ヶ月ほど寒気にさらせば完了。

引用:加藤正明監修「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」

数日前まで枯れ草が生い茂っていたお墓近くの畑は、草刈機でまず草を刈り、次に耕耘機で耕した。

地中には草の根っこが縦横無尽に張り巡らされていて、軽いミニ耕耘機は雑草の根に苦しんで飛び跳ねている。

頑張ってなんとか耕してみたが、土の量と同じぐらい根っこの量がありそうな畑となった。

時間が経てば微生物がこの根っこを分解してくれるのだろうが、相当硬い根なので分解される前に次に雑草が芽吹くかもしれない。

ともあれ、耕して作ったばかりの畑に米ぬかをまき、その上からもう一度耕耘機で耕した。

ここの畑は風が強い。

お墓のそばなので、作物よりもお花やハーブを育てるのがいいかもしれない。

ちなみに、畑にまいた米ぬかだが、コイン精米機から無料でもらってきたものだ。

我が家の田んぼを作ってくれている人からもらった新米が玄米だったので、そのままでも美味しいのだが精米してみようと近くにあるコイン精米機を調べて初めて使ってみた。

農機具メーカーのイセキが運営する精米所のようだ

玄米のまま置いておいた方が長持ちするので、2〜3キロぐらい食べる量だけを精米する。

値段は10キロまでは100円だそうだ。

コインを入れ、投入口に玄米を入れる。

「水分が16%以上の米、もみ、くず米などは絶対に入れないでください。3kg以下は精米できません。」

何やら怖いことが書いてある。

私たちが持ってきた玄米は3キロあるかどうか自信がないがとりあえず投入してみた。

玄米を投入したら、選択ボタンを選ぶ。

標準の白米の他に、8分づき、5分づき、上白が選べて、割増料金がかかるが無洗米にすることもできるという。

うちは最初8分づきにしたが、もう少し玄米に近い方がいいということで2回目は5分づきにしてみた。

精米の過程で削られたお米の表面部分が米ぬかである。

私たちがコイン精米機を探したのも、そこで無料で米ぬかがもらえると知ったからだ。

実際、初めて利用した精米所の建物には「米糠はご自由にお持ち帰り下さい」と書いてあった。

扉を開けてみると、私たちの玄米から削られた米ぬかだけが溜まっていた。

それを備え付けの箒とちりとりを使ってビニール袋に入れる。

どうやらこの界隈では米ぬかのニーズは高いらしく、他人の分まで米ぬかまで手に入るかどうかは時の運だ。

それ以来、コイン精米機を見ると、米ぬかが残っていないかと探すようになり、一度運よくまとまった量の米ぬかを残っていて、それを今日畑にまいたのだ。

昨年末に耕して桃の木がある畑にも、米ぬかをまいて改めて耕耘機ですき込んだ。

果たしてどんな効果があるのか知らないで作業しているのだが、ここは丘の斜面で風当たりが弱いので、この畑では何か野菜を育ててみたいと思っている。

ところが、私が耕耘機をかけている姿を見て、隣の畑で作業していたおじさんが声をかけてきた。

「何を作るん? この辺はイノシシが出るからなあ。サツマイモ育てても全部食われてしまう。イノシシ除けのフェンスを作っても、それを壊して食べられる。スイカも全部やられた。せっかく作ったもんを食われると頭にくるからなあ」

イノシシだけでなく、アライグマも出るらしい。

まあ、プロの農家を目指しているわけではないので、イノシシの食害がどのようなものか、一度自分でも経験するのも悪くはない。

家に帰ると、妻が庭木の剪定をしていた。

私が子供の頃から変わることのない小庭の植栽をバッサバッサと切っている。

私も妻に命じられるままに、塀の外に越境している枝をノコギリで切ることになった。

剪定の知識がない私にはちょっと躊躇われたが、確かに塀の外を通る車には邪魔になるかもしれないので、時々樹形を眺めながら枝の根元からカットしていく。

外から目隠しの役目を果たしていた庭木は・・・

通りに面した枝を切られて、向こう側が見通せるスカスカした印象に変わった。

これはこれで、枝のよじれ方が面白いと言えなくもない。

切った大量の枝は裏庭に置いて乾燥させることにした。

もし今度の冬に薪ストーブが設置されれば、薪として利用できるかもしれない。

最後は久しぶりにチェーンソーを持ち出し、畑の入り口で邪魔になっていたみかんの枝を切った。

本当はもう少し植物のことを考えながら切らないといけないのだろうけど、妻の潔さが次第に私にも乗り移ってきたようだ。

こうして2週間に渡った農作業に一区切りをつけ、夕方はそれぞれの親の家を訪ね、帰京前の夕食を共にした。

明日、私たちは東京に戻る。

近い将来、東京の新規感染者が1万人を超えるのは間違いないだろう。

2月に再び岡山に来られるかどうか、吉祥寺に引きこもりながら様子を見ることにしよう。

<吉祥寺残日録>緊急事態宣言エリア拡大、日本の医療体制に存在する問題の核心は何なのか? #210820

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