新型ウィルスで日本国内で初めての死者!やはり検査を解禁すると感染者が次々に出てきた

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やはりというべきだろう。

新型コロナウィルスに感染した80代の日本人女性が死亡した。女性は今月1日に肺炎で入院していたが昨日PCR検査が実施され、死亡後に感染していたことが明らかになった。

もし検査をしていなければ、この女性も単なる肺炎で死亡したという認定になったはずだ。

この女性と同様、現在検査を受けずに肺炎で入院している患者は全国に相当数いると予想される。ここ数日、地方自治体の判断で中国と直接接点がない患者にもPCR検査が行われるようになり、今日1日で、この神奈川の他に、東京のタクシー運転手、和歌山の医師、千葉の20代男性の感染が明らかになった。

検査をすれば日本各地から感染者が見つかるだろうという専門家の予想が実証された形だ。

それでも国は、検査の対象を湖北省がらみから浙江省も加えたごく狭い範囲に止める姿勢を変えていない。どう考えても感染者数を増やしたくないという意図が見え見えである。

もう一つ、気が付いたことがある。

政府は今日、新型ウィルスに対する緊急対応策を決めた。その中には、検査体制を強化する施策も含まれ、国立感染症研究所に一度で判定できる検体の数を大幅に増やすシステムを整備し、全国に83ある地方衛生研究所でも迅速な検査を目指すとしている。

民間の検査機関を利用しなかった背景に、この予算を獲得しようという厚労省の意図があったのではないかと私の頭の中に疑惑が浮かんだ。

厚労省や感染症関連機関にとって検査の最新機材などを導入は悲願であり、通常なら財務省に認められない予算が今のような緊急事態だと最優先で認められることが考えられる。そのため、民間へ検査を依頼してオールジャパンの体制を整えるよりも、自分たちの悲願である予算獲得を優先したのではないかと私は疑った。

もちろんなんの証拠もない。ただ、私がどうしても腑に落ちなかった検査についての日本政府の消極姿勢も、厚労省にそうした狙いがあったと考えれば、納得できる。結果として検査体制が強化されるのであればよかったと思うが、クルーズ船の人たちや現在検査を受けられていない感染の可能性がある人たちにとっては背信行為と言われても仕方がないだろう。

でも、地方自治体が独自の判断で検査を行えるようになったのはいい兆候である。今後、日本国内の感染者数は飛躍的に増加する可能性がある。

私たちは冷静に受け止めなければならない。

慌てて病院の殺到しても、日本の医療現場はどこもパンク寸前だ。とても全員は受け入れられない。

日本人も武漢を笑っていられない状況になるかもしれない。

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