10大ニュース2018

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28日から香港マカオ深圳に出かけるため、今年はちょっと早めに私なりの10大ニュースをまとめておきたい。

(参考)2016年2017年の10大ニュース

去年の10大ニュースの最後に、私は次のように書いている。

『トランプさんは、私が60年かけて身につけた価値観を根底から破壊しようとしている。それを世界が許すのか、それともそんなポピュリズムを打ち破るのか?

2018年は、人類の歴史にとって重要な年となる。』

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去年は、トランプ大統領が登場した年だった。

そして今年は、トランプ流の風潮が世界に拡散した年だった。残念ながら、人類の叡智はポピュリズムと強権の前に屈服しつつあるように感じる。

さて、恒例によりまずは読売新聞が掲載した「読者が選ぶ10大ニュース」を紹介したい。

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まずは、国内ニュースから。

《1》平昌五輪で日本は冬季最多13メダル。フィギュア・羽生結弦は連覇

《2》西日本豪雨、死者220人超

《3》日大アメフト部選手が危険タックル。スポーツ界で不祥事相次ぐ

《4》テニス・大坂なおみが全米オープン優勝、四大大会で日本人初

《5》日産・ゴーン会長を逮捕

《6》北海道で震度7、道内全域で停電

《7》ノーベル生理学・医学賞に本庶氏

《8》オウム松本死刑囚ら元幹部の死刑執行

《9》大谷翔平、メジャー新人王に

《10》大型台風襲来、関空が冠水し孤立

確かに平昌五輪は盛り上がった。

ただいささかスポーツが多い気がする。他にニュースはなかったのだろうか?

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ちなみに、11位以下はこのようになっている。

〈11〉安室奈美恵さん引退

〈12〉サッカーW杯ロシア大会、日本は16強

〈13〉2025年万博、大阪で開催決定

〈14〉将棋・藤井聡太、最年少で七段に

〈15〉豊洲市場が開場

〈16〉将棋・羽生善治、囲碁・井山裕太の両氏に国民栄誉賞

〈17〉「18歳成人」改正民法成立

〈18〉大阪で震度6弱

〈19〉森友文書改ざんで国会紛糾。佐川氏証人喚問

〈20〉山口の不明2歳児、大分の捜索ボランティア男性が発見

〈21〉さくらももこさん死去

〈22〉私大医学部で不正入試発覚相次ぐ

〈23〉着物レンタル「はれのひ」突然閉鎖

〈24〉眞子さまご結婚、2020年に延期

〈25〉貴乃花親方が退職

〈26〉埼玉・熊谷で国内最高気温41.1度

〈27〉桂歌丸さん死去

〈28〉大阪・富田林署で勾留中の男が逃走

〈29〉自民党総裁選で安倍首相が連続3選

〈30〉大阪桐蔭が2度目の高校野球春夏連覇

テレビのニュースでも、貴乃花やスポーツ界の不祥事が連日取り上げられていたが、個人的には森友加計学園問題のうやむやな幕引きが今でも気持ち悪い。

そして安倍政権は7年目に入り、歴代最長政権が視野に入った。

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一方、海外ニュース。

1位は、私にとってちょっと意外な結果だった。「読者が選ぶ」とやはりテレビ映えするドラマチックなニュースが上位に来やすいのだろう。

《1》タイの洞窟で少年ら13人全員救出

《2》史上初の米朝首脳会談、緊張緩和進む

《3》インドネシア地震・津波、死者2000人以上

《4》南北首脳会談、朝鮮半島非核化で合意

《5》トルコのサウジ総領事館で記者殺害

《6》英ヘンリー王子、米女優と挙式

《7》平昌五輪開幕、韓国と北朝鮮が史上初の合同チーム結成

《8》米が輸入制限発動、米中摩擦が激化

《9》米中間選挙。上院共和、下院民主勝利

《10》EU、英離脱協定を正式決定

一年前の緊迫した状況を考えると、年明けからの北朝鮮情勢の変化には驚かされた。ただその後はすっかりこう着状態に陥り、金正恩氏の思惑通りなのだろう。

一方で、日中関係が改善し米中関係は激しく悪化、国際情勢が目まぐるしく動いた一年だった。

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11位以下は、次のようになっている。

〈11〉元徴用工訴訟、韓国最高裁が賠償命令

〈12〉米フロリダの高校で銃乱射、17人死亡

〈13〉金正恩氏が訪中、習氏と会談

〈14〉中国主席の任期撤廃、長期政権可能に

〈15〉トランプ氏、イラン核合意離脱表明

〈16〉ノーベル平和賞、コンゴの医師とイラクの活動家に

〈17〉韓国の朴槿恵・前大統領に実刑判決

〈18〉露大統領選でプーチン氏が通算4選

〈19〉米ハワイ島でキラウエア火山が噴火

〈20〉トランプ氏、INF全廃条約破棄表明

〈21〉米英仏がシリア攻撃。化学兵器使用で

〈21〉慰安婦財団解散。日本、韓国へ抗議

〈23〉イタリアで高速道路の高架橋崩落、43人死亡

〈24〉在イスラエル米国大使館がエルサレムに移転

〈25〉英国の宇宙物理学者ホーキング博士が死去

〈26〉米国で大型ハリケーンが猛威

〈27〉台湾で列車脱線、18人死亡

〈28〉メルケル独首相が党首退任へ

〈29〉英国で元スパイへの神経剤襲撃事件。欧米各国が対露制裁

〈30〉EUが米グーグルに制裁金。巨大IT企業の規制強化

中国の存在感がとにかく目立った一年でもあった。習近平氏の権力はますます強大となり、天安門広場の毛沢東の肖像の脇に、習近平の肖像が飾られる日も近いのではないかと思ってしまう。

そんな中で起きたファーウェイ副会長の逮捕。米中の激突は、逆に中国が世界最強になる時代の到来を予感させた。その時、日本はどのような国を目指すのか?

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さて、私の独断と偏見で選んだ2018年の10大ニュースは次の通り。

昨年に続き、トランプさんが今年もトップを守った。

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《1》トランプ流「自国ファースト」政治 世界に拡散

世界中が「トランプ慣れ」してしまい、自国ファーストのポピュリスト政治家が躍進した

《2》巨大化する中国 米中対立と日中関係改善

中国の存在感が際立った。各地で反発を招きつつも、その巨大市場が世界を飲み込む

《3》米朝首脳会談と平昌五輪 南北宥和と揺れる日韓関係

北朝鮮危機の緩和は歓迎しつつ、文在寅政権のスタンスに不安も覚える

《4》FANGと仮想通貨 ネット社会の光と陰

巨大IT企業が世界中の個人情報とマネーを集める一方、警戒の声や規制の動きも

《5》森友加計問題、うやむやの幕引き

安倍さんを取り巻く2つの疑惑 政権は強行突破を図りうやむやで幕引きされた

《6》地震・台風・集中豪雨 日本各地で自然災害

日本各地で相次いだ災害 一番の驚きは船が橋に衝突し使用不能に陥った関西空港

《7》大谷・平昌・W杯・卓球・大坂 日本人選手世界で輝く

日本人スポーツ選手が世界の舞台で輝いた 特に印象的だったのは大谷と張本

《8》ISを駆逐 シリア内戦は政府軍勝利で終結へ

7年以上続いたシリア内戦は政府軍が反政府勢力の拠点を制圧

《9》スポーツ界に広がるパワハラの連鎖

東京五輪を前に、スポーツ界にはびこる古い体質が次々に明るみに

《10》オウム松本被告ら死刑執行

オウム真理教事件は真相が解明されないまま、教祖の死刑執行により

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シリア内戦は結局アサド政権の勝利で終わろうとしている。

「アラブの春」をきっかけに2011年に始まったシリアの内戦。米軍は一貫して反政府勢力を支援し、クルド人勢力も利用した。しかし、トランプさんの登場でこの勢力図が一気に変わり、アメリカはハシゴを外した。

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トランプさんはシリアからの米軍撤退を発表し、イラクを電撃訪問した。

そして「狂犬」マティス国防長官が政権を去り、来年トランプ政権は歯止めを失った暴走を始める。

EUを離脱するイギリスがヨーロッパにどんな影響をもたらすのか、誰にもはっきりとした見通しはない。

そして米中の覇権争い、好調だった株価の変調が世界に何をもたらすのか?

元号が変わる来年、世界は大揺れが予想される。日本も決して部外者ではいられないだろう。

心して、新たな年を迎えたいと思う。

 

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