<吉祥寺残日録>藤井七段が史上最年少でタイトル挑戦権 #200605

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昨日の夕方、久しぶりに「AbemaTV」にアクセスした。

もちろん、藤井聡太七段の将棋を見るためだ。

私自身、将棋をやらないのに、どうして藤井くんの将棋は見たくなるのだろう。

対戦相手は、日頃から練習将棋を指している若手の実力者、“軍曹”こと永瀬拓矢二冠。

夕方6時を回って終盤に入っても、AIの判定で全く予断を許さない五分と五分の熱戦となった。

いつものように、解説の棋士が理解不能な一手が飛び出す。

そして最終盤、私にはよくわからないが、一手で形勢が俄然藤井有利に傾いて、AI判定でも藤井くんの勝利確率90%にジャンプアップ。

そのまま勝利を掴んだ。

17歳10ヶ月と20日。

史上最年少でのタイトル挑戦権を獲得した瞬間を見届けた。

31年ぶりの記録更新である。

将棋は子供の頃はやっていた。だから駒の動かし方ぐらいはわかる。

でも、プロ棋士の将棋はまったく理解できない。それなのに、「藤井くんの対戦を見なくちゃ」と思って見てしまうという心理は、果たしてどういうものなのだろう。

自分でも自分の心が理解できないまま、永瀬さんには申し訳ないが「なんだか日常が少し戻ってきたなあ」とうれしくを感じられた藤井七段の快挙であった。

週明け8日からは渡辺明三冠との棋聖戦五番勝負が始まる。

勝利すればもちろん史上最年少でのタイトル獲得。もし逃したとしても18歳6ヶ月までチャンスはある。

棋聖戦に続く、王位戦でも挑戦権獲得へ好位置をキープしていて、いよいよ本格的な藤井時代が到来しそうな気配である。

そして、週明け8日からは、私の在宅勤務も原則終了だ。

残り1ヶ月、このご時世だから会いには行けないけど、お世話になった人たちにご挨拶のメールを送らなくちゃ・・・。

あれっ?

井の頭池にスワンボートが・・・?

ボート再開したのかな?

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