<吉祥寺残日録>決勝進出を目指すサッカー男子&侍ジャパン、準決勝の死闘 #210804

岡山帰省3日目、ワクチン接種で修羅場となった昨日とは打って変わって穏やかな1日となった。

朝起きて6時ごろから畑の草刈り。

今年はこまめに草刈りしている成果も多少あり、セイタカアワダチソウもそれほど大きくなっていない。

それでも、1ヶ月も経たない間に新たな雑草が大量発生している状況には変化がないようだ。

1時間ほどで草刈りをやめて伯母の家に戻る。

前回ワクチンを接種した翌日には朝から「痛い、痛い」と騒いでいた伯母だが、今回は前ほど痛みが出ていないようでまずは一安心。

「熱を測って」と言って体温計を差し出すと、「測らん」とやっぱり言うことを聞かない。

まあ、ワクチンを打ってくれたのだから、他のことは大目に見ることにしよう。

介護は一人で焦ってもうまくいかない。

妻をはじめ、家族の他のメンバーとも力を合わせ、チームプレーで乗り切るしかないのだ。

今回の帰省の目的だったワクチン接種を無事に終え、昨夜の私は再びオリンピック観戦に熱狂した。

サッカー男子準決勝、相手は優勝候補のスペインである。

圧倒的なテクニックを持つスペインを相手に、若き日本代表は堂々と渡り合った。

今大会大活躍の久保建英はスペイン陣地に切れ込み、数少ないチャンスを演出した。

これまでの試合と比べてピンチが多かったが、キーパーの谷晃生がナイスセーブを連発する。

90分を終わって両チーム得点をあげることができず、試合は延長戦に。

そして2試合連続のPK戦かと思った延長後半の10分、レアル・マドリード所属のアセンシオのシュートがゴール左隅に刺さり決定的な1点が入った。

延長戦では久保と堂安が交代し、日本にも数多くのチャンスが生まれたもののゴールを決めきれず、悲願の決勝進出を逃した。

この結果、東京オリンピックの決勝はブラジルースペインという強豪対決となり、日本は銅メダルを賭けて予選リーグで勝利したメキシコと再び戦う。

予選では試合開始直後に2点を挙げるという出来過ぎの試合だっただけに、今度は厳しい試合が予想される。

準決勝ということでいうと、卓球女子団体は準決勝で香港を圧倒、中国との決勝に進んだ。

これで3大会連続のメダルが確定したが、実力は今回の3人が最強である。

準決勝まですべてストレート勝ち、ダブルス(石川・平野)・シングルス(伊藤)・シングルス(平野)の布陣は鉄壁である。

最強の女子チームと比べると、男子団体は非常に危うい。

準決勝でドイツと対戦した日本は、第1試合のダブルス(水谷・丹羽)で敗れ、第3試合のシングルスで水谷が負けてしまった。

エース張本は2試合とも大接戦の末、辛くも勝利を収め、勝負の行方は最終戦のシングルス丹羽孝希に託される。

しかし・・・

丹羽はストレートで敗れ、日本はドイツの前に決勝の夢を絶たれた。

負けた男子団体は、銅メダルを賭けて韓国と対戦する。

絶対王者中国との実力差はまだまだ縮まらない。

そして卓球男子の裏では、野球の侍ジャパンも準決勝。

決勝進出を目指して宿敵韓国と対戦した。

韓国はリオ五輪の金メダルチームである。

勝てばメダルが確定する大切な試合で先発を託されたのはオリックスの山本。

5回までは完璧に韓国打線を抑え込んだが、6回表1点を失ったところで稲葉監督はピッチャーを交代した。

どうも稲葉監督の采配は信頼できない。

絶不調の鈴木誠也を4番から変えず打線の流れを妨げていることに加え、このタイミングでの投手交代も個人的には違うと感じた。

稲葉監督がリリーフに送ったのは阪神の岩崎。

岩崎が本業のセットアッパーだというのはわかるが、個人的には中日の大野雄大が良かったのだが・・・。

岩崎はヒットを許し、2−2の同点に追いつかれた。

緊迫した展開で終盤を迎えた日韓戦。

日本のマウンドに上がった日本ハムの伊藤は気迫あふれるピッチングで韓国打線の勢いを止めた。

やはり国際試合の短期決戦にはこうしたガンガン攻めるピッチャーがいい。

そして伊藤が引き寄せた流れが実を結んだのが8回の裏。

満塁のチャンスで打席に入ったヤクルトの山田が見事にフェンス直撃の二塁打を放ち、走者一掃3人のランナーを迎え入れた。

9回表を守りきれば決勝進出という大事な場面、私は伊藤の続投を希望したが、ワンパターンの稲葉監督はお決まりの栗林をマウンドに送る。

今年のプロ野球では安定感抜群の栗林だが、どうもこの大会では緊張しているように感じる。

予想通り、ボール先行の不安定なピッチングで、最後までハラハラさせられた。

それでも、5−2で逃げ切った侍ジャパンは、敗者復活戦で勝ち残ったチームと決勝を戦う。

決勝の相手はアメリカか韓国になるという。

チームの完成度や監督の能力で言えば、野球よりもサッカーの日本代表の方が遥かに優れていると感じるが、結果的にはサッカーは準決勝で敗れ、野球は決勝に進出を決めた。

所詮野球とサッカーではスポーツとしての国際的な広がりやレベルが違うのだ。

サッカーは国際スポーツで、野球はアメリカやカリブ海、東アジアだけで人気があるローカルスポーツにすぎない。

東京オリンピックでは、侍ジャパンの金メダル以上にサッカーの銅メダルには価値がある。

メキシコとの3位決定戦、ぜひ勝ってメキシコ大会以来のサッカーでのメダルを日本にもたらしてほしい。

今大会の日本代表には十分、その実力があるのだから・・・。

張本智和

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