やっぱり大谷翔平という男は面白い。
今シーズン、投手と打者を同時にこなす「リアル二刀流」に挑戦する大谷は、26日のレンジャーズ戦に2番投手で先発出場した。
大谷はここまで打撃好調で、ホームラン7本でリーグのトップタイという成績。
ホームラン1位の選手が先発ピッチャーを務めるのは、あのベーブ・ルース以来、実に100年ぶりの偉業だという。
初回の攻撃で出塁し先制のランナーとしてホームベースを踏んだ大谷は、その裏すぐにマウンドに上がった。
しかし、先頭打者の当たり損ねの打球が内野安打となりリズムを崩したのか制球が定まらず、フォアボールを出して3ランホームランを浴びるなど、初回四点を失った。
ストライクが入らない。
「ダメか・・・」
見ているこちらがヤキモキする絶望的な立ち上がりだ。
しかし、大谷はバッターとしてそれを取り戻す。
2回表、2アウト1・2塁で打席が回ってくると、ライト線にものすごいライナーの2塁打を放ち、自らのバットで一点差に詰め寄ると・・・
続くトラウトのヒットで自ら同点のホームを踏んだ。
失点した直後にすぐ同点に追いついたのが何と言っても良かった。
見ている方もこれで一安心、新たな期待を抱きながら2回以降のピッチングを楽しめたからだ。
2回以降の大谷は、見事に立ち直り5回までに9奪三振、相手につけ入るスキを与えなかった。
速球は150キロ台後半だったが、落ちるスプリットと外から入るスライダーが決まりだし、面白いように三振を奪っていく。
4回裏は圧巻の三者連続三振だった。
6回表、最初のバッターだった大谷は、意表をついたセーフティーバントを成功させ追加点の足掛かりを作るなど、走攻守すべてで高いパフォーマンスを発揮した。
今シーズンは全米の注目も大谷に集中することは間違いない。
味方打線も大谷を援護し、大谷は6回の表の攻撃が終わったところで勝ち投手の権利を持ったまま交代。
指にマメができたため大事を取っての交代だった。
エンゼルスはそのまま逃げ切り、大谷はおよそ3年ぶりとなる勝利を手にした。
「リアル二刀流」でも初勝利であり、大リーグの記録にその名を刻む歴史的な勝利である。

大谷の快挙に刺激され、私も久しぶりにジョギングに出かけた。
花粉症の時期にはどうも走る気にならず、ここ2ヶ月ほど運動をやめて新たな植物を求めて公園内を歩き回ることに専念してきた。
もうすっかりヒノキの花粉シーズンも終わり、思いっきり深呼吸ができる季節になった。

しかし、すっかりなまってしまった身体は、とにかく重かった。
400mトラックを1周しただけで息が切れる。
そこで、新たな方法を考えた。
トレーニング器具で少し体を動かした後でトラックを1周、また別のトレーニング器具で腹筋などをしてまたトラックを1周・・・。
こうして最低3周、1200m走ろうと決めた。

ところがトラック2回走ったところで、めまいがした。
このまま無理をすると、後々ヤバい。
そこでしばらく周辺をぶらぶらして息を整えることにした。
最近お気に入りの「小鳥の森」がトラックのすぐ隣にあるため、しばらく小鳥の鳴き声に耳を澄ましながら身体が落ち着くのを待つ。
今日は「ヒヨドリ」と思われる甲高い鳴き声ばかりが響き、あまり心地よくない。

それでも少しこうしてゆっくりしていると呼吸もおさまってくるものだ。
最後に頑張ってもトラックをもう1周してから家に戻った。
これから2日に1回程度のペースでジョギングをするつもりだ。
トレーニングしてトラックを1周するこのやり方は悪くなさそうなので、身体が軽くなったら、目標タイムを設定して自らを鼓舞するつもりにしている。
大谷のようにはいかないけれど、私も自分のペースでゆっくり身体をデザインしていきたいと思う。
重要なのは、継続である。
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