<吉祥寺残日録>メジャー史上初!大谷翔平、投打で規定数到達という前人未到の大記録を残してシーズンを終える #221006

今朝は予報通り、冷たい雨の降る朝となった。

昨夜は冷え込みに備えて、薄い長袖のパジャマで寝たのだが、それでも肌寒く感じて冬物のパジャマに着替えた。

そう、隠居暮らしになってから、私は外出しない日は昼間もパジャマで過ごすのが日常となっているのだ。

東京の今日の最高気温の予想は11月下旬並みだそうで、残暑から一気に秋本番を迎えたようである。

半袖で過ごして暑くもなく寒くもなくという快適な季節は、日本から消えてなくなってしまったのだろうか?

そんな朝、テレビをつけるとまた北朝鮮が弾道ミサイルと発射したとNHKが騒いでいる。

民放は昨日大騒ぎした反動か、今日は他のニュースを粛々とやっていた。

どれも面白くなくてBSに回すと、もうエンゼルスの試合をやっている。

マウンド上は大谷翔平ではない。

回はすでに6回で、右上のテロップに「5回1失点 6奪三振」と書いてある。

どうやらすでにマウンドを降りたらしい。

今日は大谷の最終戦、5回投げたということはピッチャーとして初めて規定投球回数を達成したことになる。

バッターとしてはすでに今シーズン規定打席をクリアしているので、メジャーの長い歴史の中で、これまで誰一人成し遂げたことのない投打両方での規定数到達という偉業を大谷翔平は成し遂げたことになる。

大谷を見ていると麻痺してしまうのだが、これは大変なことである。

選手層の厚いメジャーリーグでは、規定打数に達するバッターも、規定投球回数をクリアするピッチャーも決して多くない。

故障やスランプがあればすぐに登録選手から外されてしまうからだ。

つまり、規定数に到達するためには、ケガをせず、シーズンを通して活躍することが必須条件なのである。

それを考えると、先発投手として投げた翌日に打者としてフル出場する大谷の並外れた体力を一番良く表している記録が、投打での規定数達成なんだと思う。

今日の最終戦を終え、大谷翔平の2022年度の成績が確定した。

投手としては、28試合に登板して15勝9敗。

15勝はリーグ4位タイの勝ち数である。

防御率は2.33でリーグ4位、奪三振数は219でリーグ3位。

昨シーズンは9勝、防御率3.18だったから投手として一段と成長したシーズンとなった。

打者としては、157試合に出場して打率2割7分3厘、34ホームラン、95打点。

ホームラン数と打点は昨シーズンより減ったが、ヒット数160本は昨年より22本多く、打率も1分6厘上回った。

ベーブルース超えの15勝34ホームランを放ち、多くの歴史を塗り替えた大谷だが、今年のメジャーでは、61年ぶりにア・リーグのホームラン記録を塗り替えたヤンキースのジャッジに注目が集まった。

61号のタイ記録に並んだ後、なかなか次の1本が出なかったジャッジだが、4日の試合で待望の62号ホームランを叩き込み1961年のロジャー・マリスを抜いてアメリカンリーグの新記録を樹立した。

ナショナルリーグでは、バリー・ポンズの71号というとんでもない記録もあるが、これはまだドーピング検査や罰則が確立される前の「ステロイド時代」のもので、さらに今年からメジャーでは飛ばない球が使用されていることを考え合わせると、ジャッジのぶっちぎりの大記録に全米が熱狂しているのだ。

通常の年であれば、大谷の成績はMVP間違いなしなのだが、今年に限ってはジャッジとの比較でやや分が悪いのではと見られている。

とはいえ、MVPを選ぶのはスポーツジャーナリストの投票であり、ひねくれ者の多い職種だけにどんな結果になるのかわからない。

あまり期待せずに11月の投票を待つとしよう。

たとえMVPを逃したとしても、大谷が今シーズン残した偉大な記録たちがメジャーの歴史に長く残り続けることは間違いない。

来シーズンは年俸も大幅にアップして再びエンゼルスのユニフォームを着てプレイすることになった。

エンゼルスには身売りの話も出ていて、新しいオーナーがリリーフ陣をしっかり補強して優勝を争えるチームに生まれ変われば、来年ますます大谷の試合から目が離せなくなることだろう。

まずはフル回転だったシーズンの疲れを癒し、ゆっくりと体を休めてもらいたいと願うばかりである。

<吉祥寺残日録>まさに「賞タイム」!選手が選ぶ年間最優秀選手に大谷翔平 #211029

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