大阪の台風被害も癒えないうちに、北海道で震度7の地震が起きた。
山が崩れ、30人以上の死者・安否不明者が出ている。
そして、今回の地震のサプライズは、何と北海道全域が停電してしまったことだ。
その数、295万戸。札幌市内も完全に停電していて、明日札幌で行われる予定だったサッカー日本代表の試合も中止となった。
北海道が丸ごと停電した理由は、これまであまり聞いたことのない理由だった。日経新聞の記事を引用する。
『 今回の大規模な停電は「電力の需給バランスが崩れた」ことが原因とされる。需給バランスが崩れると、なぜこうした事態が起こるのか。
北電は道内の火力発電所が地震により緊急停止したことが原因としている。震源の近くに位置し、石炭を燃料とする苫東厚真発電所(厚真町)は、6日未明に全号機が運転中だったが地震により緊急停止した。同発電所は165万キロワットの発電能力を持ち、地震発生当時は北海道の使用電力の半分を供給していた道内最大の火力発電所だ。この発電所の停止が大きく影響し、連鎖的に道内の火力発電所も停止した。』
テレビの専門家の話では、これは北海道独特の現象だそうだが、完全復旧までには時間がかかりそうだ。
そして、台風被害を受けた関西電力管内でも、まだ24万戸が停電している。
こう災害が続くと、やはりざわざわしてくる。
我が家でも買い置きのミネラルウォーターが少なくなっていたので、妻が注文してほしいと言う。いつも通りアマゾンで注文しようとすると、値段が高騰している。
正確に言えば、いつも注文する商品がなくなっていて、倍ほど高い商品しか残っていない。プライム会員だと送料無料で買えた商品が完全に姿を消していた。
被災地の需要が高まっていることに加え、我が家のように買い置きを急ぐ人が全国にいるのだろう。私たちは我慢して近くの店に残っているミネラルウォーターを妻が買いに行った。
自然災害とは共存するしかない日本列島。
どこに住んでいようと、災害から無縁で生きることはできない。
被災地の停電が1日も早く復旧することを祈りつつ、我が家の災害対策を再点検したいと思う。
このブログを書いている間に、札幌の一部など30万戸への送電が復旧したという。
こうした災害の時にこそ、国の総合力が試される。頑張ってほしい。