トルコ

トルコで軍事クーデターが起きた。

正確に言うと一部の軍が国営テレビ局などを占拠し「軍が全権を掌握した」と発表した。外出禁止令も出したが、一日足らずのうちに制圧され、クーデターはあえなく失敗した。

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エルドアン大統領は、スマホの動画機能を使ってインタビューに応じた。自らの健在を示し、国民に対し外に出てクーデターを阻止するよう訴えたのだ。

民間テレビ局のアナウンサーが、スマホ画面に映る大統領の姿をカメラに示しながらインタビューを行った。これは今までになかった新しい手法、ニュースの伝え方だった。

クーデターを成功させるためにはまず政権トップを拘束するところから始めなければ、今の時代、情報戦で反撃されることを示したとも言える。

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クーデターを首謀した大佐が警察に拘束された。警察の命令に従って、携帯電話を使って仲間に投降を呼びかける珍しいシーンもテレビで放送された。この映像もテレビ局のカメラではなく、警察がスマホを使って撮影したものだろう。

結局このクーデター騒ぎで市民を含む161人ほどが死亡し、2800人あまりの兵士が逮捕された。今後ますますエルドアン独裁体制が強化されるだろう。

私はちょうど三島由紀夫の「宴のあと」を読んでいたのだが、トルコの「宴のあと」は厳しい罰が待っていそうだ。

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