カルガモ

咳が止まったのを受けて、一昨日から井の頭公園のジョギングを再開した。朝から爽やかな晴天。午前の予定がなかったので、軽く池の回りを走った。久々なのでちょっと不安だったが、池一周はもはや問題ない感じ。

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七井橋を過ぎたあたりで、カメラのシャッターをやたらにきっている女性がいるのでそちらに目をやると、カルガモが歩きながら草を食んでいた。よく見ると草むらの中にヒナがいる。しかも5羽。母親に隠れるように道路の反対側、すなわち池の畔側の草むらの中をちょこちょこ歩いている。

昔、大手町三井物産本社の人工池から皇居のお堀まで、道路を渡るカルガモの親子が一大ニュースになった。私もカメラマン時代に撮影に行った記憶がある。

井の頭のカルガモたちは、車道を横切るような危険を冒す必要は無い。そのためか、カメラを向けても特段逃げる様子も無い。のどかな光景だ。

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ところで、きょうちょっと驚くニュースがあった。

北海道でしつけのために山林に置き去りにされた7歳の男の子が、行方不明から7日目に無事保護されたのだ。

連日大規模な捜索が行われたが、全く手がかりがなく心配されていた。6月とはいえ北海道は朝晩冷え込み、雨も降った。通常であれば飢えと低体温症でもう助からないと思われていた。

警察犬も反応がなく、むしろ両親が嘘をついているのではないか、すでに殺されているのではないかといった憶測が飛び交っていた。妻も早い段階から両親が怪しいと言っていたし、ネットやテレビでもその論調が強まっていた。海外のメディアでも連日報道されたらしい。

そして、捜索が打ち切られようとしたタイミングで男の子は偶然発見された。置き去りにされた現場から10キロ離れた自衛隊の施設を自衛隊員が訪れた時、施設の中にいた男の子を発見したのだ。

この施設は、自衛隊が訓練の際使う普段は無人の建物だ。偶然入口の鍵が開いていたらしい。ただここに食料は無い。電気も暖房もない。あったのは複数のマットだけ。半袖のTシャツ姿だった男の子は2枚のマットの間に入って寒さを凌いだという。そして屋外の水道の水だけで7日間生き延びた。すごい生命力。男の子はどうしてそんな行動ができたのか。

長年ニュースの仕事をしていると大体の結末は予想できるようになるが、今回はまったくの予想外だった。しかも前向きな感動を覚える予想外の結末だった。

命は儚いと思うことが多いが、命は逞しくもある。文字通り「運命」ということなのだろう。

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