<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇台所の2階にある謎の屋根裏部屋を片付ける #220109

三連休の中日、今日から広島・山口・沖縄の3県に「まん延防止等重点措置」が適用された。

東京都の感染者数も昨日1224人に達し、前の週の15倍に増えた。

途轍もないスピードで感染が拡大している。

とはいえ、帰省先の岡山の田舎にはあまりピリピリした感じはなく、皆さんいつものように農作業に勤しんでる。

私も昨日に続いてブドウ畑の草刈りをした。

予想したほどの筋肉痛にはならなかったが、中腰での作業を始めるとたちまち腰が痛くなり、普段の運動不足が祟ってすぐに息があがる。

それでもありがたいことに、今日も穏やかな日和で、休み休み作業を進める。

2週間の滞在中に作業が終わればいいと甘い目標を立てて、ゆっくりと無理せずやっていくつもりだ。

もう一つ、今日始めた作業がある。

それは古い伯母の家の片付けの一環として、台所の2階にある謎の屋根裏部屋に手をつけることだ。

昔ながらのハシゴのような階段を上ると、天井の一部がスライドするようになっていて、そこが屋根裏部屋の入り口である。

私もほとんど入ったことがなく、謎の部屋だ。

妻も初めてこの部屋に入った。

当然のことながら、この部屋には電気は通っておらず、天井から石油ランプがぶら下がっていた。

明かり取りの窓はあるのだが、暗いため電池式のLEDランタンを持ってきて部屋の中を観察する。

屋根の傾斜と丸太を利用した太い梁。

梁の上には埃が積もったむしろが引っ掛けてある。

壁は土壁がそのまま剥き出しだ。

そして四畳半ほどの室内には、いつのものだかわからない木製の長持が並んでいる。

入口よりも大きいのではないかと思うこの長持、おそらくこの家が建てられた100年前からこの部屋に置かれているのだろう。

空の長持もあれば、まだ中身が入っている長持もある。

この部屋を見ると、多くの人はとても手をつけられないと考え、見て見ぬ振りをして放置するだろう。

伯母もきっとそうしてきたに違いない。

ところが、我が妻は果敢にも大型のゴミ袋を持ってきて長持の中身を捨て始めた。

昔の衣類が多いようで、中には繊維がボロボロになり粉状になっている厄介者もある。

一体、いつの時代に誰が着ていた服だろう?

そんな感傷を払い除けるように、妻はどんどん長持の中身をゴミ袋に放り込んでいく。

いつもながらに、潔い。

私はといえば、妻が作った大きなゴミ袋の山を運び出すのと、壁のところどころにできた蜂の巣をこそげ取っていく担当だ。

土でできたこの蜂の巣は「ドロバチ」のものらしい。

文字通り泥を使って巣を作るドロバチはスズメバチ科の仲間だが、性格が温厚で単独行動をするという。

ドロバチは7〜9月頃に巣を作ります。青虫をつかまえて巣の中に入れます。その後産卵し、卵が孵化すると青虫は幼虫のエサになります。青虫を巣に入れたら、巣の穴をふさぎます。その後、親のドロバチは巣に戻ることはありません。巣に残された幼虫は、エサの青虫を食べて、巣の中で成長します。そして翌年の春、サナギになり羽化をして、巣から飛び立ちます。

引用:みんなのハチ駆除屋さん

深く考えずに蜂の巣を除去するが、もし幼虫が中にいたら刺されることもあるそうだ。

屋根裏部屋にはタイムスリップしたような昔の品物が眠っていた。

たとえば、こちらのコタツ。

おそらく夜寝る時に布団の中に入れて使ったものではないだろうか?

火鉢や昔の灯油缶も置かれていた。

古い書物も置かれていた。

おじいさんが読んだものなのか、ひいおじいさんのものなのか?

これは興味があるので、残しておいて時間ができた時チェックしてみようと思う。

古い男物の鞄も出てきた。

中を開けると、一つは運動服のようなものが詰まっていて、もう一つには営業用の書類が入っていた。

公務員だった私の父のものではなさそうだ。

何やら手書きで描かれた機械の図面も入っている。

企業名も書かれていたので、改めて調べてみるつもりだ。

こんなものも出てきた。

竹でできたスキーのストック。

三越と丸善の包み紙に包まれていたのだが、誰が使ったものだろう?

竹製のストックも調度品としてはちょっと面白いので、買い取ってくれるお店もあるかもしれないなどと考えた。

しかし、「お宝鑑定団」に出せるような家宝は眠っていそうにない。

所詮は農家の新家の屋根裏部屋だ。

そんな中で比較的「お宝」として利用できそうなのが、こちらの2枚の大皿。

昔は家でさまざまな宴会を行ったので、結婚式などで使ったものなのだろう。

近頃の食器に比べるとずっしりと思い。

普段使いには必要ないが、家族が集まる際などには使えそうなので、床の間にでも飾っておこうかと思っている。

屋根裏部屋の片付けはとても1日2日では終わりそうにもない。

それでも秘密基地のようなこの部屋を妻はたいそう気に入ったらしく、片付け心に一層熱が入ったようだ。

いらない物をすべて運び出し、果たしてどんな部屋に生まれ変わるか。

私もちょっと楽しみである。

<吉祥寺残日録>何でもイヤイヤの伯母が入院した一部始終と翌日の大掃除について #210818

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