<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 セミが鳴き始め、義父の転院と義母の入院が決まる #220716

いよいよセミが鳴く季節がやってきた。

今朝は一段とセミの声がうるさい。

7月1日に帰省してすぐの頃、庭の木にこんなものを見つけた。

セミの抜け殻だ。

伯母が好きだった「クロガネモチ」の木がお好きなようで、よく見ると幾つもセミの抜け殻がくっついていた。

それでも、セミがうるさいということはなかった。

羽化したばかりでまだ大きな鳴き声が出せなかったのか、それとも数がまだ少なくて「どこかでセミが鳴いている」と感じる程度だったということか。

数日前、クロガネモチの剪定をしようと木に近づいた時、突然セミが飛び出してびっくりしたことがある。

セミは庭のどこかでいきなり鳴き出した。

一体どこにいるのか?

庭の木を見つめながらそっと近づく。

いた!

カシの木に止まっている。

私の気配を感じ鳴きやめるセミ。

これはこのあたりに多い「ニイニイゼミ」か、それとも「ツクツクボウシ」だろうか?

田舎暮らしはまだまだ知らないことの連続である。

今朝は裏庭の草むしりをした。

草刈りではなく、雨が降って地面が柔らかくなったタイミングを見計らって、草を手で引っこ抜くのだ。

裏の小さな畑を覆っていた「エノコログサ」は、根が張っていて普段はなかなか抜けないのだが、土がたっぷり水を含んでいるとズポッと根こそぎ抜ける。

これはなかなか気持ちいいのだが、それでもやはり手で草を抜くのはこれだけの畑でも重労働である。

畑は少しきれいになった。

その代わりに、裏庭には雑草の山ができあがった。

妻はここにキッチンガーデンを作りたいと以前から話しているが、他の雑用に時間を取られなかなか実現しないまま雑草の住処になっているのだ。

今月の帰省は3週間ほどと長期なので、これまで手がつけられなかった庭づくりにも着手する予定だったが、今回は義父が体調不良で突然入院することとなり、バタバタしている間に時間が過ぎてしまった。

病院に入院した時には数日で退院するような見立てだったが、その後も食事が取れない状況が続き、担当医も家に帰るのは難しいと判断したようで、別の療養型の病院に転院して長期療養に入ることになった。

しかし問題は、義父が退屈で毎日「家に帰りたい」と訴えるようになり病院スタッフを困らせていることだ。

そこで義母も一緒に入院させることになった。

もともと義母の方が介護度は高く、すでに家事は全くできなくなっていたので、妻とすればこの機会に両親揃って入院してくれると安心できると考えていた。

ところが弟や妹との考え方の違いがあり、なかなか妻の思いが叶わなかったが、義父が食べられなくなったことでこの夏一気に妻の思惑通りに事が進んだのだ。

義父の転院は妻の弟と妹が受け持ち、義母の入院も弟が付き添うことになったので、私たち夫婦は予定通り18日に東京に戻り、後のことは弟と妹に託すことになった。

妻は自分で手伝いたい気持ちもあったようだが、義父の入院を私たちが担当したので、今度は弟たちに任せることに決めたようだ。

いずれにせよ、高齢の両親が自宅で二人暮らしする不安な状態はこれで解消する。

弟は、病院でしばらく療養した後、両親を介護施設に移すことを考えているようで、妻の実家も当面空き家になることとなった。

去年の夏は認知症の伯母が入院し、今年の夏は妻の両親が入院した。

今月病院からグループホームに移った伯母はすぐに慣れて穏やかに暮らしているらしい。

こうして少しずつ親の介護はプロの手に委ねられていく。

草むしりを終えた私は東京から持って行きたサマーベッドを庭に持ち出し、この家で初めてゴロリと横たわった。

家でお年寄りの介護を自力で行っている人もいるのだろうが、やはりある段階でプロの手に委ねる方がいい。

親子とは言っても別々の生活を営んでいるわけで、自分の力で自宅で暮らせなくなったらプロの助けを借りる。

もうそういう時代なんだと割り切れば、親も子も少し気が楽になる。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 七夕の日、93歳の義父が突如入院した #220707

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