<吉祥寺残日録>包括支援センターに相談に行った #200721

岡山への帰省2日目。

今日のミッションは、伯母に要介護認定の申請をするよう説得することだった。

まずは、伯母の畑を一回りする。

5月と6月にマイ草刈機を使って草刈りしたばかりの畑は、再び雑草で覆われていた。

農業は草との戦いとは聞いていたが、わずか1ヶ月でここまで雑草が伸びるとは、ショックだ!!

でも、そんな雑草の中にきれいな花がちらほらと・・・。

これらの花は、妻が昔まいたタネが勝手に自生したものだ。

せっかくなので、草刈りをする前に花を摘んでお墓にでも供えようと思う。

そうして畑の見回りを終えて伯母の家に戻り、きょうのミッションにとりかかる。

今年の末には89歳になる一人暮らしの伯母に、要介護認定の申請を行うことを説得する難しいミッションだ。

88歳にしては今も元気で、自分の身の回りのことはもちろん、毎日畑に出て、誰にも頼らずに生きてきたたくましい伯母。しかし、1-2年前に比べると体力も知力も明らかに衰えた。

畑で転んだり、熱中症で倒れるリスクもある。

お金の管理も心もとなくなり、最近ではコロナのこともあってかかりつけの医者にもまったく行かなくなった。

しかし、私と妻による必死の説得にもかかわらず、伯母は申請を拒否した。

まあ、予想された反応なので特に驚きはしなかったが、人に甘えることの一切ない伯母の見守りは大変だということを改めて認識した。

せめて、かかりつけのお医者さんに連れて行って、ずっと飲んでいた血圧の薬をもらえればとおもったのだが、伯母は医者に行くことも拒否した。

仕方がない。

伯母が弱気になって私たちのオファーを受け入れてくれる時を待つしかないだろう。

伯母の説得を諦めた私と妻は、将来申請する時に備えて、要介護認定の申請を行う岡山市東区の「地域包括支援センター」へ。

センターが入居する「西大寺ふれあいセンター」は立派な建物だった。

このエリアの福祉関係の施設がすべてここに集まっているようだ。

「地域包括支援センター」の窓口を訪ねると、担当者の人が相談に乗ってくれた。

伯母の状況をいろいろ話すと、申請を出してもらったほうがいいが、面接と医師の診断が必要だと教えてくれた。

とても今の伯母がそれを受け入れてくれるとは思えない。

でも担当者の人の名刺をもらい、いざとなったら電話で相談できるようになった。

きょうは、ここまで。

怪我さえしなければ、すぐに介護が必要なわけではない。

辛抱強く伯母の説得を続けるつもりだ。

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