体育の日

妻が帰ってきた休日。今日は体育の日だ。

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体操の世界選手権では、白井健三が個人総合の銅、床の金に続き、跳馬でも金メダルを獲得した。さらに注目されるのは、村上茉愛が女子として63年ぶりとなる金メダルを床で獲得したことだ。

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村上は、神奈川県の出身だが、中学時代、武蔵野市の武蔵野東中学に通っていたという。そして2010年には、中学の全国大会で個人総合優勝を果たしている。全然知らなかったが、すごい子がこの武蔵野市にいたのだ。

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この大会、絶対エースの内村航平が競技の途中でケガをして棄権、V7を逃し日本チームに暗雲が立ち込めた。しかし、若い2人が嫌なムードを一気に晴らしてくれた。そろそろ体操の世界も世代交代を迎えている。

そして、プロ野球。

日本ハムの大谷翔平が今シーズンの最終戦を終えた。来年からのメジャー行きが確実と見られていて、今日の試合が日本での最後の試合となりそうだ。

最終打席、満塁のチャンスで登場した大谷は見逃しの三振。今シーズンを象徴する形で、最後の打席を終えた。

去年までの大活躍が嘘のような苦しいシーズンだった。

と思って、今シーズンの成績を調べてみると、確かに投手としては3勝2敗で防御率も3.20と昨年(10勝4敗、防御率1.86)に比べてダメだったが、打撃の方はホームランこそ8本だったが打率は過去最高の3割3分8厘だった。意外に頑張っていたのだ。

ケガで苦しんだ今シーズンの成績がメジャーの評価にどう影響したか注目されるが、大谷が登板する日には多くのメジャー球団のスカウトがバックネット裏に勢ぞろいしていた。

大谷の去就に、今年のオフ日本中の野球ファンの注目が集まる。

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そんな体育の日、私も久しぶりに井の頭公園をランニングした。朝のうちは快晴、気持ちのいい秋晴れだった。

介護の日々を過ごした妻は、ややハイテンションで、私に洗濯機の使い方やお風呂の栓の掃除方法などを伝授した。近いうちにまた岡山に行かなければならないので、この機会に私に家事のイロハを叩き込もうと思ったようだ。

岡山ではこの週末、妻の弟と妹がお父さんの世話をしてくれた。お母さんが自宅に帰ってきた後に介護ベッドなどを置くスペースを確保するため、お父さんの本が山積みになっている日当たりのいい部屋を片付けることになったらしい。

妻が何度も「本を片付けた方がいい」と説得を試みるも、片付けに同意しなかったお父さんが、積極的に自らかたずける気になったそうだ。「お母さんのため」という一言が片付ける動機付けとなり、スムーズに心変わりしたのかもしれない。

いろいろなことが少しずつ変わっていく。

そんなことを感じた、2017年の体育の日だった。

 

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