<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇車のバッテリー充電とバキュームカー #211223

懸念されていたオミクロン株の市中感染がポツポツ確認される中、岡山から吉祥寺に戻ってきた。

飛行機はそこそこ混んでいたが、私の懸念はコロナよりも別のところにあった。

購入したばかり車を残してきたことだ。

今一番の心配事は、長期間エンジンをかけないことによるバッテリー上がりである。

本当は空港の無料駐車場に止めておくのが便利なのだが、もし次に岡山に行く時バッテリーが上がっていたら面倒なので、家に置いておくことにした。

通常1ヶ月ほどエンジンをかけないとバッテリーが上がる可能性があるということで、せめてフル充電にしておこうと考えた。

「オートバックス」で買ってきたバッテリー充電器の説明書を見ながら、ボンネットを開け、恐る恐るケーブルを繋いだ。

伯母の家のエリアは下水道が整備されておらず自宅にある浄化槽を使っているため、浄化槽のポンプを動かすための屋外コンセントが庭に設置されていたのは幸いだった。

「ハスラー」にはアイドリングストップ機能が付いているため、通常の車とはバッテリーの種類が違うらしい。

それでも、+の端子に赤いケーブルを繋ぎ、−の端子に黒いケーブルを繋ぐのは変わらない。

説明書を読むと、誤って変な繋ぎ方をするとショートするだけでなく結構危ないと書いてあるので、ケーブルを繋ぐだけの単純作業にも緊張を強いられる。

バッテリーにケーブルを繋ぎ、電源コードをコンセントに差し込むと、充電器が自動で動き始めた。

初めて使う機械はやはり勝手がわからずドキドキするものだ。

アイドリングストップ車用バッテリーを充電する際には、「iSS」と書かれたボタンを2度長押しなければならない。

指示通りに操作すると、容量が「H60」と表示された。

要するに、60%しか充電されていないということらしい。

新車で購入したとはいえ、長距離を走っていないのでフル充電にはなっていないのだろう。

初めてでその場を離れるのが怖くて、ケーブルを繋いだまま、車の周辺で様子を見守る。

最初「H60」となっていた表示が「H70」になり、「H80」、「H90」と数字が上がっていく。

そして充電が完了すると「FULL」の表示が出る。

朝の9時20分に充電を始めて、完了したのは11時半を回っていた。

こうしてフル充電した車を庭の中に置いたまま、吉祥寺に帰ってきたわけだ。

次に岡山に行くのは年が明けた1月の中旬。

霜が降りる寒い日が続くようだが、果たしてバッテリーは大丈夫だろうか?

期待と不安が入り混じる心境である。

ただ、もしバッテリーが上がっていても、ここに置いておけば充電が可能だ。

その代わり、タクシーを呼んで最寄りの駅まで送ってもらい、電車で岡山駅に行き、そこから空港行きのリムジンに乗るという手間と時間は我慢しなければならない。

もし1月に無事にエンジンがかかるようならば、当初の計画通り、空港の無料駐車場に止めておくという選択肢も出てくるだろう。

帰京にあたって、玄関脇に人感センサー付きのライトを取り付けたり・・・

納屋の扉に取っ手を取り付けたり、新たに購入した電動のインパクトドライバーを使って簡単な日曜大工に励んだ。

マンションでは工具を使うこともあまりないが、古民家では手直ししたい場所が山のようにある。

ホームセンター通いが癖になりそうだ。

こうして次に訪れた時に備えた準備を終え、そろそろタクシーを呼ぼうとした時、思わぬ来客があった。

バキュームカーである。

伯母の家では下水道が来ていないため庭に浄化槽が設置されていて、月に1回、こうして汲み取り作業が行われるのだ。

いつも留守中に作業をしてもらっているのだが、たまたま今日は出発間際にやって来た。

いつもはフタが閉まっていて浄化槽の中を見たことがなかったが、初めて覗いた浄化槽の中ではポンプで水が攪拌され、ここで浄化された汚水は昔から使われている溝に流されている。

このエリア全体が同じような浄化槽を使っているので、近所トラブルになることもない。

何から何まで都会と田舎は違うのだ。

そういえば、昨日の夕方、隣のおじさんがひょっこり現れて、「ブドウの剪定の仕方を教えてあげる」と言う。

この地区でもブドウ作りの達人と一目置かれるプロの栽培者である。

ありがたい。

早速、家の前にあるブドウ畑を一緒に見てもらうと、ブドウの木が寿命で枯れ始めていていると言うではないか。

もしブドウ作りをする気があれば、今あるブドウの木を切り倒して、新しい苗木を植えた方がいいと教えてくれた。

ただ、今の時期だといい苗木が手に入らないので、来年は今の木を使ってブドウの栽培方法を学んで、再来年の春に苗木を植えればいいと言う。

ブドウ畑は近所の人にやってもらうつもりだったけれど、せっかく達人の指導を受けられるのなら、ぜひ教えてもらいたい。

ということで、家の前にある一番小さなブドウ畑だけ自分たちでやってみることにした。

来年はいよいよ農業と真面目に向き合う一年目となる。

単なる草刈りから一歩前に進んで、ブドウや野菜を自分たちの手で作ってみたい。

伯母の入院がきっかけとはいえ、来年は田舎中心の新たな生活が始まるのかも知れない。

<吉祥寺残日録>岡山帰省5日目、耕作放棄地となっていたブドウ畑に恐る恐る踏み込む #211012

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