<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 雑草にも負けずジャガイモができた! #220603

昨日岡山に帰省した。

今月は妻も一緒、不眠症も最悪期を脱し、どうにか新幹線に乗ることができた。

空き家になっている伯母の古民家を訪ねると、玄関にすだれ。

そうだ、玄関先に巣を作ろうとするツバメを阻止するために、東京に戻る日に私が急遽家にあるものでバリケードを作ったのだ。

その効果があって、ツバメたちもお気に入りの玄関先に巣を作ることを諦めたようだ。

この日の岡山は快晴、日中の気温が30度を超えとても農作業などできる気候ではない。

家の片付けなどを先にして午後3時ごろから畑の様子を見に行ってきた。

5月の帰省から2週間あまりしか経っていないが、この季節だとその間にいろんな変化が起こる。

驚くほどではないが、雑草もそれなりに伸びている。

冬に切り倒したキウイの木が雑草の中から勢いよくツルを伸ばしていた。

キウイは棚を作ってツルをそれに這わせて実をつけさせるのだが、今さらここに棚を作り直すつもりはない。

このまま放置していたらどんなことになるのか、しばらく切らずに様子を観察してみることにする。

この雑草だらけの畝はタマネギである。

先月、先に植えたタマネギは全部収穫したが、少し遅れで植えたタマネギもすっかり茎が倒れ、マルチの間から大きなタマネギが顔を覗かせている。

もうこれはすぐに収穫しなければならない。

そしてこちらの畝がジャガイモ。

5月には葉が茂りちらほら花もつけていたが、わずか2週間ほどで茎も萎れ見る影もない。

ジャガイモは地上部分が枯れると収穫のタイミングだという。

試しに1株のジャガイモを引き抜いてみた。

根の部分にコロコロとしたジャガイモがいくつもできていた。

お店で売っている芋に比べると少し小ぶりで大きさもバラバラ。

でも自分で育てたジャガイモだと思えば、愛おしい。

よくぞこの雑草だらけの畑で水もやらずに育ってくれた。

どんな痩せた土地でも育つジャガイモはやはり私のような月一農業にはピッタリなようだ。

でも畝の表面を注意深く見ると、緑がかったジャガイモが土の中から露出している。

土寄せが不十分だったため、地表に顔を出し日光に当たって緑色に変色してしまったのだ。

ジャガイモはもともと芽や皮の部分にソラニンやチャコニンという天然毒素を含んでいるが、緑に変色するとその量が10倍以上に増え、食べると吐き気や下痢などの中毒症状を起こす可能性があるという。

緑色の部分を切り落とせば食べられるようだが、やっぱり土寄せは大切だということだ。

とりあえず、妻に見せるため、タマネギとジャガイモを少し収穫して家に持って帰る。

妻はそれを見て、今夜はこのタマネギとジャガイモを使って肉じゃがにしようと言った。

自分が育てた野菜をいただくのは、なんとも言えない嬉しさがあり、この上ない贅沢な遊びではないか。

そう言えば以前、孫たちが「芋掘りしたい」と言っていたのを思い出した。

もし本当に芋掘りをするならまさに今がチャンスだと思い、「週末に芋掘りに来る気があるか?」と聞いてみた。

残念ながら週末はいろいろ他の予定が入っているようで、今月は岡山に来られそうにないとの返事が返ってきた。

それならばと、私が収穫した野菜を大阪に送ってやることにした。

私もいつの間にか農家のおじいさんっぽくなっていくのだろうか?

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 初めてジャガイモの植え付けに挑戦する #220319

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