昨日から妻と一緒に岡山に来ている。
3月に入り、2023年の農作業がいよいよ始まる。

まだ少し寒い3月に行う農作業といえば種まき。
去年は初心者らしくトマトやキュウリ、白菜やキャベツなどを苗から育てただけだったが、今年は種から野菜を育てることにも挑戦しようと思う。
そのためにはまず畑づくりから。
昨日の午後、とりあえず古民家の裏庭を耕して、堆肥を牛糞をまき小さな畑を作ってみた。
タマネギ用の黒マルチを張り、ここでは主に栽培期間の短い葉物野菜を中心に育ててみようと思う。
ミニ耕耘機で石だらけの畑を耕し、堆肥などをまき、畝を作り、マルチを張る。
この一連の作業は去年も何度もやったのでかなり手際が良くなった。

数日間、堆肥を土に馴染ませてから種を蒔くつもりだ。
ほうれん草、ルッコラ、ラディッシュ、ケール、ベビーサラダミックス、そして人参も。
たくさんできても食べられないので、少しずつ種をまき発芽状況をチェックするつもりだ。
特に人参は種が小さく発芽しにくい野菜として有名なので、しっかり裏庭で観察しながら育てるつもりである。

お墓のまわりの畑も観察してきたが、タマネギは順調に生育していたものの、強風のためマルチが一部剥がれていて、このままだとせっかくの苗が傷ついてしまうため、今日一番でマルチを張り直した。

イチゴはまだ寒さに縮こまっているようで、花は咲いていない。
今月中には開花する予定なので、花が咲いたら人工授粉をすると実がつきやすいのだそうだ。

この季節、一番元気そうに見えたのはニンニクで、鮮やかな緑の葉をしっかりと伸ばしていた。
この調子ならば、6月ごろには立派なニンニクが収穫できそうである。

タマネギのマルチを張り直すついでに、タマネギ、イチゴ、ニンニクにそれぞれ追肥を行う。
タマネギは去年一度作っているが、イチゴもニンニクも初めてなので本当にこれでいいのか自信はない。
でも、わからないからこそ面白いのだ。

さて、今回の帰省には特別なミッションがある。
2年連続で耕作放棄地となっているブドウ畑をどうするかを決めるため、解体する場合の費用を見積もってもらうことにしたのだ。
近くの解体業者を見つけて東京から電話すると現場を見に来てくれることになった。
昨日の午後、2人の男性がやってきて、ブドウ畑の面積などを計測した。
普段は住宅などの解体を行なっていてブドウ棚の解体を請け負ったことはないというが、重機を使ってブドウの木の根っこも撤去できるという。
数日のうちに見積もりを出してくれるそうなので、まずはその金額を見てから判断することになるだろう。

ついでに、家の中に眠る大昔の不用品も見てもらい、ついでに処分してもらった場合どのくらい費用がかかるかもあわせて教えてもらうことにした。
ブドウ棚に使われているコンクリートの柱などは産業廃棄物として処理してもらうしかないので、もしもお願いすることになれば処分に困っている大きな不用品を片っ端から整理したいというのが妻の希望だ。

まだ春爛漫にはまだ少し早い。
それでも放置されている梅が白い花を人知れず咲かせていた。
とても美しい白梅で、ひと枝いただいて家の花瓶に活けてみた。
今月は2週間ほどは岡山にいる予定なので、3月半ばごろになればもう少し春が深まるに違いない。
3月から5月は様々な野菜の種まきや苗の植え付けが集中する時期。
去年はゆっくりできなかったが、今年はできるだけ岡山にいて新たな野菜に挑戦するつもりである。
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