<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 パンクした猫車のタイヤを交換し剪定した枝を処分する #220316

ここ数日、日本列島には季節外れの暖気が流れ込み、岡山でも連日4月並みの暖かな日が続いている。

今日も外出の際には半袖でちょうどいい暖かさだ。

春めいて気持ちもウキウキしてくるのだが、農作業をするにはちょっと暑すぎる。

それでも晴天を利用して、やりたかった畑や庭の片付けも徐々に進んでいく。

そうそう、伯母が使っていた猫車、すなわち農業用の一輪車のタイヤがパンクしていて、どこで修理できるのかと調べていたところ、ある人が修理するよりも買い替えた方が手っ取り早いと教えてくれた。

早速ホームセンターに行って聞いてみると、店の外に置いてあるという。

教えられた場所を探すと、確かに一輪車売り場があり、その下に交換用のタイヤも置かれていた。

いくつか種類があるようだ。

伯母の猫車に付いていたのと同じ空気を入れて使うタイヤもあったが、同じサイズで「ノーパンクタイヤ」というものも売られている。

「ノーパンク」、つまりタイヤ全体がゴムでできていてパンクしないものらしい。

それなら「ノーパンクタイヤ」の方がいいに決まっている。

ただし、空気のかわりにゴムを使っているので当然重くなるわけだが、そこは技術改良が進んでいるようで、「軽量ノーパンクタイヤ」という優れものまであることを知った。

値段は普通の「ノーパンクタイヤ」よりも300円ほど高くて、1958円。

でも300円の違いならばやっぱり軽い方がいいだろう。

ということで、「軽量ノーパンクタイヤ」を購入して、自分で初めてのタイヤ交換に挑戦する。

左が元々付いていたタイヤで、右が「軽量ノーパンクタイヤ」だ。

サイズはほぼ一緒なのだが、よく見ると「軽量ノーパンクタイヤ」の方が薄い感じがする。

おそらくタイヤの厚みを薄くすることで軽量化を実現したのだろう。

従来の空気式のタイヤと比べてもさほど重くなった印象はない。

構造は至って単純で、車体とタイヤを固定しているボルトを緩めて取り外し、逆の手順で新しいタイヤを車体にはめて、ボルトを締めればそれで終わりだ。

ただ、内側にあるボルトをキツく絞めるとタイヤの回転に合わせてボルトが緩んでしまうので、内側のボルトは緩めに締めておくのが大切なポイントだと学んだ。

初めてで恐る恐るではあったが、10分もかからずにタイヤ交換が終了した。

真新しいタイヤを履いた猫車は軽快に動き、これでもう重い荷物を運んでも空気が抜ける心配から解放されたわけだ。

修理が終わると早速、裏庭にたまっていた剪定した枝を捨てる作業に取り掛かった。

近所の人たちはみんな軽トラを持っているので、こうした枝は荷台に放り込んで運ぶのだが、我が家には軽トラがないため、大きな土嚢袋を買い込み、この袋に切った枝や刈った草などを入れて猫車で一番離れた畑まで運ぶことにしたのだ。

土嚢袋は大きくてとても丈夫なので、尖った枝先があたっても破れることがない。

調子に乗って袋いっぱいに枝などを詰め込んでいったら、ものすごい重さになってしまった。

フラフラしながらなんとか畑に辿り着き、中身を袋から取り出して投棄する。

何度も往復する度に、草や枝の塊が増えていく。

と同時に、私の背筋の張りもどんどん強まっていき、一輪車でバランスを取るために普段使わない筋肉が実力以上の働きをしていることを感じる。

花粉の飛散がピークを迎える季節にぜいぜい息を弾ませながらの農作業はかなりきつい。

岡山に帰省してからすでに1週間が経過し、私の肉体はあちらこちらが悲鳴をあげている。

それでも農作業が苦痛だと感じることはない。

自然と共に働く農業は、会社勤めを終えたシニアに適した生き方だとつくづく感じている。

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