<吉祥寺残日録>3年ぶりの海外旅行の準備を始める!まずはバッテリーとカメラ機能重視で「iPhone 14 Pro」を買う #221229

今年も残りわずか。

クリスマスには何もプレゼントを買わなかったのだが、年末になってスマホを買い換える許可が出た。

来年2月に予定している3年ぶりの海外旅行の準備で、スマホのバッテリーがかなり弱っていることを話すと、妻が珍しく「買えばいいじゃない」と言ってくれた。

旅先でスマホが通じなくなると心配だと思ったのだろう。

これはしめたと思い、妻の気が変わらぬうちにヨドバシカメラに駆け込んだ。

まっすぐヨドバシの中にあるアップルのコーナーに向かう。

一番新しいiPhone14のシリーズをチェックしてみたが、ミニはサイズ的にはいいのだがバッテリーがどうしても弱い。

普通のiPhone14でもいいとは思ったが、どうせ買うならカメラの望遠機能が充実しているiPhone 14 Proがどうしても気になる。

でも価格は15万円近い。

今使っているiPhone 12 miniが下取りしてもらえるか聞いてみると、この店ではやっておらず、ヨドバシのサービスコーナーで買取をやっているのでそちらで聞いてほしいと言われる。

ヨドバシのサービスカウンターに行くと、確かに買取サービスをやっていて、SIMフリーの12 miniの128ギガだと上限が4万円余りだという。

ただし、箱や電源コードなど付属品が全て揃い、本体に傷などもなく新品のような綺麗な場合の値段である。

それならば私の使っている12 miniを査定してもらおうとすると、「データを消去して初期化しますがよろしいでしょうか?」と聞かれる。

おいおい、まだ売ると決めたわけではなく査定金額だけが知りたいのだと言っても、初期化してからでないと査定はできない決まりなのだという。

結局、新しい機種を買って自分でデータ移行を済ませ、初期化した古いスマホを持ってくれば査定してもらえるということらしい。

ちなみに、データを新しいスマホに移す作業も代行してくれるというが、有料サービスで、手数料として1万円以上取られるのだそうだ。

では、現在利用しているキャリア「ワイモバイル」に相談してみたらどうだろう?

同じヨドバシの中にあるワイモバイルのカウンターで相談すると、古いスマホの買取はしているものの、「PayPayポイントでの支払いとなり正直オススメできません」と言われた。

データ移行の代行もワイモバイルでは行っていないという。

14 Proを取り扱っているソフトバンクでも聞いてみるが、こちらは月額7000円台のソフトバンクのサービスに加入することが条件で、低額の「LINEMO」を利用だとiPhoneは販売できないと言われた。

こうしてあちこち聞いて回った結果、アップルでSIMフリーのiPhone 14 proを買って、自分でデータ移行も行い、古いiPhoneを別途売りに行くのがベストだと判断、ヨドバシ内のアップルコーナーに買いに行った。

ところが・・・である。

スタッフの人にその旨を告げると、「すいません、こちらでは現在14 proの在庫がなく、注文を受けることもできない状況なんです」と予想もしなかった答えが返ってきた。

iPhone 14はあまり人気がなく、売れ行きが芳しくないというニュースをどこかで聞いた記憶があるのだが・・・。

仕方がない。

こうしてヨドバシカメラの中を右往左往している間に疲れてしまった。

とにかく家に帰って、オンラインストアで購入することにしよう。

ネットでアクセスすると、確かに在庫はあった。

しかし家に届けてもらおうとすると、受け取りまでに2〜3週間かかると表示されている。

1月半ばはまた岡山に行く予定があるため、それだと受け取れない可能性がある。

困ったなあ。

直接、都心のアップルストアまで行けば在庫があって買えるのではないだろうか。

そう思って、新宿のアップルストアに電話してみる。

すると、直接店を訪れても在庫がないが、オンラインストアには商品があるようなのでオンラインで購入して受け取りを新宿店に指定してもらうと今日中にも受け取ることができると教えてくれた。

なんだかアップルの販売方法はよくわからないが、一筋の光明が見つかった思いだ。

昨夜、オンラインストアでiPhone 14 Proを購入し、新宿のアップルストアで受け取ることにする。

支払いを済ませると、すぐに「お客様の商品をお受け取りいただけます」というメールが届いた。

そのメールを持って今朝、電車に乗って新宿まで行き、新宿三丁目のマルイの1階にあるアップルストアを訪ねた。

新宿に来たのは、本当に久しぶりだ。

開店時間の10時を少しすぎた頃にお店に着いたのだが、店内は結構混んでいて、受け取りの人たちが列を作っていた。

吉祥寺あたりだと午前中は比較的お店が空いているものだが、さすが新宿、しかも年末ですでに休みに入った人も多いのだろう。

アップルストアらしいラフなスタイルの店員さんに、送られてきたメールを見せ商品の受け取りだと伝える。

店員さんは愛想よく受け答えしながら私の情報をスマホに打ち込んでいく。

ただ商品を受け取るだけなら比較的早く順番が回ってくるようだが、せっかくなのでデータ移行についてもう一度教えてもらいたいと伝えたものだから、そこからまた結構待たされた。

とはいえ、昔ドコモショップなどで気が遠くなるほど待たされたことを思えばどうということはない。

お店にいた時間はせいぜい30分ほど、データ移行についても要点を教えてもらい、なんとか自分でできるだろうという自信と共に家路についた。

こちらが私が新たに購入した「iPhone 14 Pro 128GB ディープパープル」。

価格は14万9800円である。

円安の影響で値段はかなり上がった印象だが、それでも海外と比較すると日本で買う方が外人さんには安いらしく、先日も中国人のバイヤーが免税で数百台のiPhoneをまとめ買いしたとして国税庁がアップルの日本法人に対して140億円の追徴課税を行ったというのがニュースになっていた。

ディープパープルという色が、iPhone 14独特のカラーのようだが、「ディープパープル」といえば、レッドツェッペリンと並ぶ我が青春を彩った大好きなロックバンド、ちょっと嬉しくなる。

早速、電源を入れ、データ移行の作業を行う。

教えてもらった通り、まず最初に古いスマホを使って「LINE」の移行手続きを済ませる。

LINEについては事前にLINE独自の移行手続きをしておかなければ、これまでのやり取りがうまく移行できないらしい。

それを済ませたうえで、今度は新しいiPhoneを操作して「クイックスタート」という機能を利用する。

そうすると、2台のiPhoneを近くに置いておくだけでBluetoothで勝手に繋がり、新旧のiPhoneの間でほぼ自動的にデータを移し替えてくれるのである。

時間にしておよそ1時間。

昼ごはんを食べている間に、データの移行が終わったようだ。

アプリによっては自動的にデータが移らないものもあるというので、一つ一つアプリを起動してデータがちゃんと移っているかどうかを確認し、再設定が必要なものはそれを行っていく。

心配だったLINEも過去のやりとりがそのまま移行され、問題なく使えるようだ。

ゲームアプリやスイカ・パスモなどのアプリを利用している場合は多少面倒なこともあるようだが、私の場合、使っているアプリも限られるので、予想以上に簡単に新しいiPhoneが使える状態になった。

これまで使っていた画面と基本的には変わっていないので、特に戸惑うようなこともない。

昔はデータをパソコンに一旦バックアップしたりして苦労した記憶があるが、今やスマホの機種変更は実に便利になったものだと感心する。

新しいiPhoneが使えるようになったので、用済みとなったiPhone 12 miniを初期化して、下取りに持っていく。

最初はヨドバシのサービスカウンターで売ろうと思っていたが、あまりに客が多くて長時間待たされそうなので、道路の向かいに店を構えている「ジャンバラ」という買取専門店に持ち込むことにした。

私の機種をチェックし、上限額は4万4000円だという。

アップルの下取り価格が3万5000円に設定されているので、この金額はまずまず上等だろう。

その場でスマホを箱ごと預け、とにかく査定してもらうことにする。

査定には1時間半ほどかかるというので、その間に再びヨドバシに行き、スマホケースなどを買うことにした。

若い人たちのスマホケースは裏側だけのシンプルなものが多いが、私はこれまで通り、手帳型のスマホケースを買った。

この方が手に馴染み、安心できるのだ。

この年になると指先に潤いがなくなるため、スマホが滑って落ちそうになる。

実際何度か落としたことがあって、iPhoneをしっかり包み込む手帳型の方が本体への影響も少ないような気がするのである。

さらに手帳型の利点として、名刺入れ代わりに使えることも挙げられる。

そして飛行機の中で動画を見る際にも、手帳型だとスマホが自立してくれるので便利である。

ついでに、旅行用にモバイルバッテリーも新しく買うことにした。

今使っているモバイルバッテリーはコンパクトでいいのだが、容量が小さく、しかもかなり長いこと使用したので劣化も著しい。

旅先ではこまめな充電ができないことも想定されるので、これまでよりも容量の大きなバッテリーを買おうと物色した。

しかし容量が多くなればなるほどバッテリーは重くなる。

種類もたくさんあってどれを選べばいいのか散々迷ってしまった。

そこで、並んでいる中で一番安いモバイルバッテリーを2つ買うことに決めた。

ヨドバシブランドのモバイルバッテリーで、5000mAh(ミリ・アンペア・アワー)で2980円。

2個買っても6000円足らずなので、10000mAhのバッテリーを1個買うのと値段は同じぐらいだ。

私がこのバッテリーに決めた理由は軽さ。

容量の大きなバッテリーは重く感じ、旅行で持ち歩くには軽さというのは何よりも魅力だ。

もしも1個では容量が心配な場面では、1個をボケット、もう1個をリュックの中に入れておいてもいい。

旅行でなくても、震災が起きれば、私と妻で1個ずつ持つことでスマホの充電に使えるだろう。


こうしてヨドバシでたっぷり時間を潰し、再びシャンバラに戻ると査定は終わっていて、買取価格は上限額から2割引となる3万6000円だと告げられた。

付属品は一通り揃い故障もないが、本体に細かな傷がたくさんついているのが減額の理由だという。

まあ仕方がない。

それなりに酷使していたし、地面に落としたこともあった。

農作業の撮影で本体に泥がついたこともある。

私は提示された値段で売ることに同意した。

ちなみにこの店では買い取った12 miniの販売も行っていて、同じ128ギガの機種が6万円前後で売られていた。

ついでながら、海外旅行用にAmazonでこんなものも買った。

全世界で使える変換プラグ。

値段は2980円。

国によって形状の違う電源プラグだが、これ1台あればどこでもコンセントが使え、直接USBからスマホなどを充電できる。

もちろんコンセントもついていて、日本の電気製品も使える便利グッズだ。

これまでいくつもの変換プラグと延長コードなどを持ち歩いていたが、もうその必要はない。

クレジットカードのタッチ機能がダメになっていたので、こちらも再発行を依頼した。

私のメインカードはANAカードで、飛行機に乗る際、タッチ機能が使えないと不便なのだ。

再発行の手数料は無料。

岡山から戻ってすぐに手続きをしていたので、今日新しいカードが送られてきた。

古いカードは妻が切り刻んで処分し、ここ数日で、私の旅の準備は一気に進んだ。

新しく買ったiPhone 14 Proはカメラのレンズが3つ付いていて、これまでの標準とワイドに加えて望遠の機能が追加された。

最大15倍まで拡大できるようで、これまでのように遠くの被写体を撮影するためにコンパクトカメラを持ち歩く必要もほとんどなくなるだろう。

おまけに画素数も4800万画素とこれまでの4倍に増え、撮影した写真をトリミングしてもボケボケになる心配はほとんどないはずだ。

今度の中東旅行はなるべく荷物を減らし、リュック一つで出かけたいと思っているので、写真は全部iPhoneで撮影し、ブログを書くためにパソコンやiPadを持っていくのもやめようと思う。

学生時代、バックパックひとつで世界を旅したように、少し意図して身軽になり初心に戻って自由に世界を放浪することを夢見ている。

今日の買い物はそのための投資。

昔に比べて体力が落ちた分、こうした便利グッズに助けてもらいながらポストコロナ時代の旅を楽しみたいと思っている。

<吉祥寺残日録>発売初日の「iPhone12 mini」を衝動的に買った #201113

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