<吉祥寺残日録>耳が痒くて目が覚めた!吉祥寺で初めて耳鼻科に行く #210830

この夏、耳の中が痒くなることが時々あった。

その度に綿棒で擦っていたのだが、耳の中が濡れていることがあり少し気になっていた。

「耳だれ」という言葉は知っていたが、この耳の中から水分が出てくるのがそうなのだろうか?

そうした未知の現象が気になりながらも、すぐに痒みがひくので、その状態を放置したまま8月も終わろうとしている。

しかし、今朝は5時ごろに耳が痒くて目が覚めた。

痒みが、日を追うごとに次第に強くなっている気もする。

まだ大したことはないが、一度医者に診てもらった方がいいかもしれない、と寝ぼけ眼で思う。

朝食を済ませて、パソコンで吉祥寺の耳鼻咽喉科を検索する。

いくつか出てくるが、口コミを見ても「ここだ!」と思えるようなクリニックは見つからない。

とりあえず検索結果の一番上に出てきた病院に行ってみることにした。

パルコと東急百貨店の間、吉祥寺通り沿いの雑居ビルにある「吉祥寺もろほし耳鼻咽喉科」。

ピンクのウサギのイラストはなんとなく印象には残っていたが、そこが耳鼻科だと初めて認識した。

もともとは東小金井にあった医院が三鷹と吉祥寺の駅近に出店を出した形のようで、複数のお医者さんが曜日ごとのシフトで3つのクリニックを切り盛りしているようだ。

3つのクリニックそれぞれ別の女医さんが院長を務めているようで、かなりやり手の臭いがする。

あらかじめクリニックのサイトにアクセスし、初診でもネット上から当日予約ができる。

私の場合、8時半ごろに手続きをしたのだが9時30分の予約が取れた。

予約に続き、「Web問診」で既往症など細かなことを記入してからクリニックに行くと受付がスムーズと書いてあるので素直に従った。

予約時間より少し早めに到着、エレベーターで3階にあがる。

ネットの口コミでは予約しても1時間待ったなどという書き込みもあったので、ある程度待つことを覚悟で出かけたのだが、行ってみると待合室に患者さんは一人もおらず、渡された受付番号は5番。

初診の受付を済ませると、前の患者さんが終わって出てきて、すぐに診察してもらえた。

今日の担当は若い男性のお医者さんで、私の話を聞き耳の中を器具を使ってチェックした後、「外耳道に湿疹ができています。塗り薬を出すので綿棒で薄く塗ってください」と言った。

口調からして大ごとではなさそうなので、一安心。

私がやっていたように綿棒などで強く引っ掻いたり、イヤホンをしたりするのが湿疹を悪化させるという。

診察が終わり、自動精算機で支払いを済ませた時、時計をチェックすると9時40分だった。

特別きれいでもないし、すごく名医という感じもなかったが、スムーズに診察してもらえたので耳鼻科は当分ここでいいかと思った。

難しい病気でなければ、家から近くて空いていることに越したことはない。

処方箋を持って薬局に立ち寄り、受け取った薬がこちら。

「リンデロン VG軟膏 0.12%」。

とてもポピュラーな塗り薬らしく妻も「ああ、これね」と言った。

炎症を抑え、最近の感染を抑える薬だそうだ。

1日2回ほど塗るのがいいと言われたが、さほど重症でもないので、夜寝るときに綿棒で両耳に塗るようにしようと思っている。

痛いのは困るが、痒いのも気持ち悪い。

この薬を塗るだけでこの痒みから開放されるのであればお安い御用だ。

還暦を過ぎると、少しずつかかりつけ医が増えてくる。

たくさんのクリニックが凌ぎを削る医療激戦区の吉祥寺は、患者にとってはやはり便利である。

<吉祥寺ライフ>根子眼科

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