今日は大晦日。
この1年に書き溜めたブログを読み返しながら振り返るに、ウクライナの戦争や安倍さんの事件など世間はいろいろあったけれど私にとっては平穏な年であった。

1年前、今年の年間テーマとしていくつかの目標を記していた。
- 毎月岡山に通って農作業をする
- 歴史と和食と温泉を求めて日本各地を旅する
- 福島で活動する姪夫婦の手助けをする
- 自分で料理にトライする
- 岡山の古民家をDIYで修理する
- 生涯の苦手科目・英語に再トライする
さて、どうだっただろう?
まずは1の農業、これはこの頃考えていたよりもうまくできたと思う。

5月にはタマネギとジャガイモを収穫した。

6月にはキュウリ。

7月には、キュウリに加えて、トマト、トウモロコシ、エダマメを収穫した。

そして桃も1個だけ食べることができた。

そして9月には、ブドウもたくさん収穫して、家族に贈るだけでなく、こども食堂にもお裾分けした。

10月に入ると、ブドウに加えて柿も収穫、干し柿づくりもまずまずの出来だった。

10月の連休には孫たちとサツマイモを掘って、予想外の豊作に自分でも驚いたほどだ。

11月、少しずつ試した秋野菜の収穫。
白菜とブロッコリー、ラディッシュなどが立派にできた。

そして12月、白菜、ブロッコリーに加えて、キャベツ、九条ネギ、大根、ジャガイモなどを収穫。
最後にユズをもいで東京に持ち帰った。
1年目としたら上々の農業ライフのスタートである。

こうして岡山との往復に忙しかった分、それ以外の目標は思うようには進まなかった。
2の国内旅行については、秋の函館と鹿島神宮、先日の法師温泉ぐらい。
3に揚げた福島への旅行も叶わなかった。

4番目に掲げた料理については、多少なりとも実現できて、妻のレシピを習ったり、一人で岡山に行った時に自炊したりで台所に立つ機会はこれまでよりも増えた。

5番の古民家の修理では、プロにお願いしてシロアリにやられた部屋を補修したり、トタン屋根の塗装をしてもらったり、邪魔になった柿の木を切ってもらったりした。
DIYという意味ではさほどの成果はないものの、細々とした問題箇所を妻と相談しながら改善し、この一年でだいぶ生活環境は改善した。
一番良くなったのはやはりエアコンを取り付けたことだろう。
これによって冬でも問題なく古民家に住めるようになり、岡山の家も次第に我が家という感覚ができてきた。

最後に6の英語。
こちらは、YouTubeプレミアムに登録し、英語の動画をダウンロードしては時間がある時に聞いてはいるのだが、あまり進歩はない。
最初のうちは、寝る前には必ず聴いたりしていたものの、すぐに寝てしまって効果がなく、今では電車の移動中など時々思い出したように聴く程度になってしまった。
でも、英語については年間テーマというよりも死ぬまでの目標であって、無理のないペースで続けることが肝要であろう。

さて、来年はどんな年間テーマを立てようか。
思いつくままに羅列してみることにする。
1. 引き続き月一農業を続ける、特に桃
まずは毎月岡山に通って行う農業、これは2023年も私の生活の柱となるだろう。
今年はうまく行ったブドウや野菜づくりは続けるとして、来年特に力を入れたい作物が桃である。
伯母が植えた桃の木が4本あって、先日見よう見まねでその剪定を行った。
桃は特に病害虫に弱いため、ブドウと同じく最低限の農薬は使わねばならないと思っている。
なるべく風通しを良くして、周囲の草刈りもして、たくさんでなくてもいいので、食べられる桃を収穫してみたいというのが大きな目標だ。
ついでに、今年うまくいかなかった大根とニンジン、途中からダメになった枝豆と大豆、新たに挑戦する予定のカボチャやスイカも楽しみである。
来年もう一つ大きな挑戦は、近所の人から返してもらった広い畑をしっかりと管理することだ。
最低限、定期的に草刈りをして維持することはやろうと思うが、不要となったブドウ棚を倒して、代わりに果樹などを植えて少しずつ自分の畑に作り替えていくのだ。
さらに、ハーブや花も栽培して、気持ちがよくて暮らしに役立つ畑にするつもりである。
考えるだけで、やることがいっぱいあるが、焦らずできる範囲でやっていけばいいと思っている。
2. 海外旅行を再開する
コロナによってストップしていた海外旅行を再開するつもりだ。
2月には2週間の予定でサウジアラビア、クウェート、バーレーンへの旅行を計画している。
先日カウントしてみたところ、これまでに私が足を踏み入れたことのある国は89カ国と7つの地域。
目標としている100カ国制覇まではもう少し頑張らなければならない。
すでに行ったことのある国も、すでに30〜40年前という国も多く、どこの国であっても新鮮な刺激を私に与えてくれるだろう。
これからの海外旅行でこだわりたいポイントは、学生時代にしていたバックパッカーのような身軽な旅にすること、そして旅行先の国情を知るために現地で暮らす人と会う機会を作ることだ。
とはいえ、特派員時代のように取材するわけではない。
気の向くままに街を彷徨い、面白いと心から感じられる何かを探すだけだ。
3. 温泉をキーワードに国内旅行
この秋、仲間と行った北海道の銀婚湯、雪が見たくて一人でふらりと行った群馬の法師温泉。
どちらも素晴らしかった。
歴史調査のような大きなテーマを求めると、ついつい腰が重くなってしまうので、いっそのこと温泉めぐりを切り口として各地を訪ねてみたいと思っている。
そのついでに、現地の歴史や美味しいものを知ることができれば最高だ。
関東ならば日帰りという選択肢を最大限利用したい。
知らない土地に行けば必ず何か発見がある。
自分の感性を信じて、日本各地をぶらぶらしてみたい。
4. シングルを目指してゴルフに励む
死ぬまでにシングルプレーヤーになることを目標に今年から再開したゴルフ。
倶楽部の公式ハンディがもらえるはずなので、シングルを目指してどこまでそれを向上できるか、それが来年の一つの目標である。
寒い時期はやめておいて、春暖かくなったら、東京に戻った時にはなるべく足繁くコースを回ろうと思っている。
5. 何か人のためになることをする
今年、こども食堂にブドウなどを届けたように、何か人のためになることをすることを目標としたい。
お金儲けのためではなく、困っている人を助けることが少しでもできれば、これぞ隠居としての本望である。
まあ、力みすぎることなく、あくまで自然体でやりたいことをやる基本スタイルは来年も変わらないだろう。

もう年越し蕎麦を食べて、先ほどから紅白歌合戦が始まった。
子供の頃はもうそれだけでワクワクしたものだが、もう今更どうということもない。
気をつけなければ大晦日も正月も知らぬ間に過ぎ去ってしまいそうだ。
シニアになると曜日感覚も無くなってしまうので、自分で意識して区切りをつけていかなければならない。
来年の年間テーマをあえて設定するのも隠居生活を送る上では大切なことなのだ。
2023年、本格的なポストコロナの時代を迎え、コロナ前よりもみんなが幸せになることを祈って。
ウクライナもミャンマーも、シリアもアフガニスタンも、台湾も新疆ウイグルも、もちろん日本も含め世界中が少しでも幸せになれることを祈って。
まずは、自分の身の回りを今年よりも少し幸せにできるように、私も頑張って生きていきたいと思う。