Lovin’ You

昨日病院で血液検査の結果を聞いた妻。コレステロールの値が高かったらしく、運動をしなければと思い立ったらしい。

朝、二人で井の頭公園にジョギング(お散歩?)に行くことになった。

いつもなら公園の池の周囲を回るのだが、今日は初めて西園のアスレチックスペースに直行することを思いついた。妻はまったく体力がなく、池の周囲1.6キロを歩いた後でストレッチは無理だと判断したのだ。

これが以外に正解だった。ジョギングをサボって久しい私も、最近1.6キロが苦痛になっていた。西園までは片道500m弱だろう。武蔵野の雑木林の下を超スローペースでジョギングをする。その後ろをサングラス姿の怪しげな妻が必死の形相で早歩きをしながらついてくる。ちょっと滑稽な光景だが、うちの夫婦にはこれがちょうど折り合えるペースのようだ。

西園について最初に取り付いた雲底。ぶら下がって気持ちいいと言っていた妻が調子に乗って雲底で前に進んでみようと片手を離して無謀な試みをした。

案の定、腰がビリっと来たらしい。普段何も運動をせず、突然雲底などできるはずもない。

これで妻の運動は終わった。幸い大事には至らなかったようで、その後は私がいろいろな器具を使って体を伸ばすのをただ体を揺すりながら見ていた。

こんなのどかな土曜の朝。

昨日のラーメン屋でかかっていたソウルミュージックが妙に懐かしくて、ジョギングの最中、アマゾンミュージックで「R&B/ソウル」というストリーミングラジオを聞いていた。

スティービー・ワンダーやダイアナ・ロス、EARTH,WIND & FIRE。私の青春時代、ソウルミュージックはロックと並んでメジャーだった。聴き覚えのある曲が次々にかかる。私はこの時代を生きて来たのだ。

そんな中で、気になった曲があった。

「Lovin’ You」。すごく有名な曲だ。でも、誰が歌っていたのか思い出せない。

家に帰って調べてみた。

ミニー・リパートン?

名前も知らない。曲は死ぬほど聞いていたのに、もともと誰が歌っていたのか私は知らずに生きて来たのだ。

当時、私にとって音楽はラジオで聴くものだった。気に入った曲はカセットに録音して繰り返し聞いた。ただ、どういうわけか私は曲名や歌手名を覚えるのが苦手だった。興味がなかったのだろう。だからレコードを買いたいとも思わなかった。なんとなく好きな曲が流れて入ればよかったのだ。そういう意味では、最近のストリーミングサービスはようやく時代が私に追いついて来たという感じだ。

Lovin-You

さて、ミニー・リパートンだ。

ウィキペディアによれば、彼女は1947年シカゴ生まれ。14歳でグループ「ジェムス」の加入、その後ソロデビューするがヒットには恵まれなかった。

転機を迎えたのは1971年、スティーヴィー・ワンダーのバックコーラスに抜擢されたことだ。そして1974年スティーヴィーがプロデュースしたアルバム「パーフェクト・エンジェル」を発売。このアルバムからシングルカットされたのが、この「Lovin’ You」だった。

全米で大ヒットしたこの曲は、世界中の歌手にカバーされ今日でも生き続けている。

 

2児の母として私生活も充実していたというミニーだが、乳がんのため31歳の若さで世を去る。「Lovin’ You」の大ヒットからわずか4年後のことである。

『 あなたを愛することは簡単よ

だってあなたは美しいから

あなたと過ごす一夜が

私がしたいことの全て

あなたを愛することは

単に夢が叶うこと以上のことなのよ

そして私がする全てのことは

愛すること以外のこと 』

 

何とストレートなラブソングなのか。これが、ソウルなのだ。

ミニー・リパートン。

彼女の名前は知らなくても、彼女の歌声は今も世界中の人たちの心を暖かくしてくれている。

 

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