平成の名曲

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今年の桜は、寿命が長い。

東京では、3月21日に開花、27日には満開が発表された。それからもう12日。まだ、花は散っていない。

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今日も井の頭公園は、花見客でいっぱい。

咲き誇る桜の後ろでは、日に日に新緑がその色を増している。

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昨日は、毎年恒例の大学時代の集まりがあったのだが、国立駅前の大学通りの桜も満開だった。

青空をバックにした桜は本当に見事で、いつもは桜そっちのけで焼肉にかぶりついている連中が、珍しく桜の話題に時間を費やしていた。

彼らと濃密な時間を過ごした学生時代は、まだ昭和だった。

年に一度顔をあわせると、いつも昭和にタイムスリップできる楽しい時間だ。ただ今年は、一年後輩が前日に手術を受けたという重い話題があったので、みんな我が身と重ね合わせ、これからの人生を話し合ったりした。

そして今日は、お葬式に出かけた。

午後1時からの式ということで、12時すぎに井の頭線に乗った。平日は混んでいて外の風景が見えないのだが、空いていると沿線に咲き誇る桜並木を窓越しに見ることができる。

スマホを取り出し音楽を聴く。

「Amazonプライムミュージック」に、「平成の名曲 50選」というプレイリストがあり、何気なく再生してみた。私はいつもシャッフルで再生するので、曲の順番はバラバラで再生される。

最初に流れてきたのは、韓国の人気グループ「少女時代」の「Gee」。

懐かしい。

日本でK-POPが流行り出した頃、私は彼女たちにハマっていた。日本のモー娘。やAKBなどにはまったく興味がなかったのに、なぜか少女時代は大好きだった。ミュージックビデオをスマホにダウンロードしたのは、この曲が初めてだった気がする。

しばらく聞いていると、意外な曲が流れてきた。

美空ひばりの「川の流れのように」。

これって、平成の歌?

調べていると、この曲がシングルカットされたのが、1989年1月11日だった。

昭和天皇が崩御したのがこの年の1月7日、そして翌8日に元号が平成に改められた。日本中が公演を自粛する異様な空気の中で、この名曲がリリースされたのだと今更ながらに知った。

もともと演歌や美空ひばりさんの曲を聴くこともなかったが、この歳になって改めて聞いてみるとなかなかいい曲だ。作詞の秋元康さんはこの曲をニューヨークで作ったということを知った。この歌に出てくる川がニューヨークのイーストリバーだったとは驚きだ。

次に流れてきたのは、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」。

これは紛れもなく平成の新しい日本だ。「Cawaii」が世界語になった時代、彼女はそのシンボルとなった。

来年に迫った東京五輪。開会式では、彼女の出番もあるだろうか?

もうピークは過ぎたからないかな? 流行というのは、本当に全てを押し流していく。平成という時代、どんどん新しいものが生み出され、全てがあっという間に消費されていった。

そして耳に馴染んだ懐かしい曲が並ぶこのプレイリストで、一番心に響いたのは、この曲だった。

 

ゆずの「栄光の架橋」。

特に、ゆずのファンではない。カラオケで歌ったこともない。

NHKのアテネ五輪のテーマソングとしてよく耳にはしていたが、あまりちゃんと聞いたこともなかった。しかし、今日はその歌詞が心に沁みた。

 

いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと
終わらないその旅へと
君の心へ続く架橋へと・・・

 

還暦を迎え、子供たちも育て上げ、会社人生の最終盤を迎えた今だからこそ、その歌が響いたんだと思う。

自分の人生を肯定し、そのまま迷わずに終わらない旅へと進めばいい、そう背中を押してくれているように聞こえたのだろう。

多くのアスリートを励ましてきた曲が、今、私を元気づけてくれている。

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実は、この日私が向かった葬式だが、思わぬ事態が待っていた。

会場となる青山葬儀場に着くと、門が閉ざされ誰もいないのである。狐につままれたようになった私は、会場を間違えたかと思って確認してみた。

間違っていたのは、会場ではなく、日にちだった。葬儀は今日ではなく、次の水曜日だったのだ。どうして、こんな間違いをしでかしたのか、自分でもわからない。手帳にも日曜と書き込んでいる。

帰宅して妻にその話をすると、私のボケが始まったのではないかと、本気で心配していた。

そうかもしれない。

それでも・・・

自分の人生を肯定して、そのまま迷わずに進もうと思う。

「平成の名曲」たちは、私の会社人生そのものだった。しばらくはこのプレイリストを聴きながら、平成と自分の人生を噛み締め直してみたい。

 

ちなみに、「平成の名曲 50選」のは以下の曲が入っていた。

DAOKO×米津玄師「打上花火」、一青窈「ハナミズキ」、ゆず「栄光の架橋」、斉藤和義「ずっと好きだった」、SEKAI NO OWARI「RPG」、森山直太朗「さくら(独唱)」、コブクロ「蕾(つぼみ)」、河口恭吾「桜」、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」、きゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」、TWICE「TT」、浦島太郎(桐谷健太)「海の声」、オースティン・マホーン「ダーティ・ワーク」、ゴールデンボンバー「女々しくて」、椎名林檎「NIPPON」、木村カエラ「Butterfly」、少女時代「Gee」、元ちとせ「ワダツミの木」、坂本冬美「また君に恋してる」、福山雅治「桜坂」、スキマスイッチ「奏(かなで)」、絢香「三日月」、MONGOL800「小さな恋のうた」、GReeeeN「キセキ」、槇原敬之「世界に一つだけの花」、Superfly「タマシイレボリューション」、藤井フミヤ「TRUE LOVE」、kara「ミスター」、RUI「月のしずく」、AI「Story」、三木道三「Lifetime Respect」、岡本真夜「TOMORROW」、My Little Lover「Hello,Again〜昔からある場所〜」、スピッツ「ロビンソン」、GLAY「HOWEVER」、DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」、Le Couple「ひだまりの詩」、THE YELLOW MONKEY「LOVE LOVE SHOW 」、シャ乱Q「ズルい女」、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」、横山だいすけ&三谷たくみ「だんご三兄弟」、槇原敬之「どんなときも。」、LUNA SEA「ROSIER」、今井美樹「PRIDE」、広瀬香美「ロマンスの神様」、THE虎舞竜「ロード」、Wink「愛が止まらない」、Lindberg「今すぐKiss Me」、工藤静香「くちびるから媚薬」、美空ひばり「川の流れのように」。

思い出の曲はありましたか?

 

 

 

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