今朝、いいことがあった。
体重が、当面の目標としていた73キロをついに切ったのだ。
岡山で連日草刈りに勤しんだ甲斐があったということだろう。
次の目標は、年末までに70キロ。
この調子でダイエットをもう少し続けるつもりだ。

秋も徐々に深まり、我が家から見る井の頭池の水面がキラキラと光る季節になった。
冬の井の頭公園は落葉して寂しくはなるが、それと引き換えに、青い空と水面のキラキラが美しくなってくる。
何事も、良い方に目を向ければ、心の有り様も自ずと変わってくるものだ。

今日は久々の仕事で、電車に乗って東京駅まで行った。
午前9時過ぎなので、もう通勤ラッシュは終わっていたが、わざわざ総武線の各駅停車に乗って御茶ノ水まで行き、そこで中央線に乗り換えた。
これからも年寄りが待つ岡山への帰省や国内旅行をするためには、日常での感染リスクは少しでも減らして暮らしたいと思っている。

東京駅の八重洲口。
普段あまり利用することがないが、今日の仕事はここが現場だった。

丸の内側に比べ開発が遅れていた八重洲エリアでも、再開発が進められている。
東京駅の目の前では、三井不動産が45階建ての高層ビルを建設中で、三菱地所も駅近に61階建ての日本一の超高層ビルを計画中だ。
それでも、中国で散々超高層ビルを見て来たので、日本の開発規模にはまったく驚かない。
日本社会に求められる開発は、中国のような規模や高さではなく、その中身。
機能性や使いやすさ、デザイン性のほか、何よりもその開発エリアをどのように使うのかという活用計画こそが最も重要なのだろう。
そんな観点で私も多少なりとお役に立てれば、働きがいがあるというものだ。

仕事の打ち合わせを終え、せっかく都心まで来たので、ちょっと寄り道をすることにした。
向かったのは、東京メトロ丸の内線の東京駅。

駅事務所と訪れて、これまで使っていたPASMOの解約をした。
吉祥寺に引っ越して以来、京王線と東京メトロで通勤していたので、PASMOの定期券を利用しており、会社を辞めた後も定期だけを解約し、電車を利用する際はそのままPASMOを使って来たのだが、これをSuicaに変更することにしたのだ。
JRを使って東北や信州に旅行することが増えるならば、Suicaを作って少しでもポイントを貯めた方がお得なのではと考えたのが理由だった。
PASMOの解約は、用紙に必要事項を記入して免許証を見せるだけで簡単にできた。
チャージされていた金額がデポジットの500円と一緒に払い戻され、ちょっと得した気分だ。

そして、JRの券売機でSuicaを購入。
ポイントをもらうためには、記名式の「My Suica」でなければならないらしい。
それから「JRE POINT」の専用サイトにアクセスして、カード番号などを登録する。
あとはカードに金額をチャージしてJRに乗るだけだ。
ポイントは翌月の下旬以降に付与されるという。
ただし、ポイントを効率的に貯めたければ、カード式のSuicaではなくスマホで利用する「モバイルSuica」の方がずっと有利だという。
カードのSuicaでは200円ごとに1ポイント、それに対してモバイルSuicaは50円ごとに1ポイントと4倍もポイントが付与される。
本格的にJRで旅行することになったら、この辺りも真剣に研究してみたいと思うが、当面は電車旅の予定はない。
とりあえずは、使い慣れたカード式Suicaでいいだろう。

今日は、久しぶりに仕事をしてみて感じたことがあった。
つい3ヶ月前までやっていた仕事なのに、日常的に口にしていたはずの人の名前やイベント名が出てこないのだ。
それだけこの3ヶ月間、私はその人やそのイベントのことを一度も考えたことがなかったのだろう。
必要のない情報は、どんどん記憶の底に沈んでいってすぐには見つけられない。
こうして人間は錆びていくのか?
いや、そうではない。
私はすでに次に人生を生きているのだ。
生き方が変われば、日常的に必要とする情報も変わる。
ただ、それだけのことだ。
でもこうやって、たまには昔の仕事との接点を持つのも悪くはない。
何と言っても、私はメディアや映像の世界で38年間も生きて来たのだ。
全てを忘れてしまっては、さすがに寂しすぎるだろう。

家に戻ると、草刈りの疲れも出たのか、急に睡魔に襲われた。
誰に遠慮することもなく、昼寝をする。
会社を辞めていなければ、眠い目を擦りながら意味もなく会社のデスクに座っていなければならないところだ。
本当に、いいご身分、ありがたい限りだ。
昼寝から起きると、いつの間にか雨が降り始めていた。
台風14号が日本列島に向かって北上しているという。
明日は一日中雨が降り続き、11月並の寒さと言うが、それならずっと家にいればいい。
「GO TO」を使った旅行の計画でも立てようか?
まあ、明日の気分で考えればいい。
本当に、今の私は、いいご身分である。