2017年の正月は、妻の体調不良で我が家はちょっと冴えないスタートになった。昨年までは、元旦に長男・次男の一家も集まり会食をするのが習わしだったが、今年から2日に変更していてとりあえずは良かった。
10時半ごろ妻が起きてきて、三男と三人で朝昼兼用のご飯を食べる。用意してある食材を並べただけの簡単なおせち料理だが、これで十分だ。
我が家にはお正月や誕生日など祝いの日にだけ登場するお皿がある。20年以上前、パリでセールで買った仏リモージュ焼の飾り皿だ。
この皿を取り皿として各自一枚ずつ使うのだ。食器はいただきものか、実用的な白い皿という我が家の中では、一応お金を払って買った特別な食器だ。「パブロフの犬」ではないが、この皿が登場すると特別な日という風にみんな刷り込まれている。
お雑煮もおもち一つでお腹いっぱいだ。
夕方4時ごろ、元旦の街の様子を見に行くことにした。我が家の近くのお店はコンビニ以外すべて閉まっていた。人通りも少ない。アトレもきょうは休みだ。
東急百貨店も休み。
コピスも休み。
マルイも閉まっていた。
一方、開いている店も結構ある。ユニクロはやっていた。元日限定のお年玉商品があり、お客さんが列をなしてお店に流れ込んでいた。
ヨドバシカメラも営業していた。「夢のお年玉箱」という激安商品を日帰りで用意しており、朝8時半の開店前はおそらく行列ができるのだろう。
西友やPARCOも営業していて、いずれも賑わっていた。
サンロードは半分ほどの店が営業していて、かなりの人ごみになっていた。
ハモニカ横丁も居酒屋さんを中心に営業していた。ただ、普段の休日に比べるとお客さんの数は少なそうで、逆に元旦は狙い目かもしれない。
ただ、たい焼きの店は行列でした。
一般のお店は閉まっている方が多かったが、業種による違いもありそうだ。紳士服のお店はだいたいオープンしていた。お父さんたちの休みを狙っているのだろう。携帯業界も当然のように店をあけている。スタバやドトールといったカフェもどこもいつも以上に混雑していた。
そして、お正月と言えば初詣。吉祥寺では、周辺の寺社が協力して「武蔵野吉祥七福神」をめぐるのがお正月の人気行事になっている。
吉祥寺で一番の混雑は武蔵野八幡宮。こちらの七福神は大黒様だ。多くの参拝客が道路にあふれ、数百メートルの行列ができていた。
その行列の途中には布袋様の安養寺もあるのだが、こちらはガラガラだった。
サンロードに面した月窓寺は七福神ではなく昔ながらの正月遊びを提供していた。コマ回し、羽子板、けん玉などが無料で楽しめる。
そして、井の頭公園の中にある井の頭弁財天。こちらは七福神の弁天様だ。こちらは八幡宮に比べると適度な行列ができていた。
私はすいていた安養寺と月窓寺で、妻の快方を祈って手を合わせた。八幡宮と弁天様は妻の回復を待って一緒に参りたいと思う。
明日は初売り。物欲のない我が家には関係のない日だ。次男の建てた新居を見に行く予定にしているが、妻が果たして回復してくれるかどうか、ちょっと心配だ。
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