スノーデン

インバウンドの展示会を終日見て回った後、日比谷で映画を観た。

オリバー・ストーン監督の最新作「スノーデン」。

インターネットを使ってアメリカ政府が国民の個人情報が不正に収集している事実を告発し、一躍世界的なニュースの主役になったエドワード・スノーデン氏を描いている。ストーン監督自身、現在モスクワに住むスノーデン氏を何度も取材し映画化した。

期待してみたが、期待したほどには面白くなかった。スノーデン氏は、CIAやNSA(アメリカ国家安全保障局)のサイバー要員として働いた。日本でも活動したことがあったという。DELLの社員の肩書きで来日し、横田基地をベースにNSA関連施設で働いたことも紹介される。中国とのサイバー戦争に加わっていた。

スノーデン氏はもともと日本のアニメやゲームのファンで、日本に興味を持っていたのだという。スノーデン氏と日本の関係についてはあまり知らなかったので、「へえ」と思った。

それにしてもサイバー戦争の最前線にはオタクが集まる。映画の中でもハワイに作られたNSAの巨大な地下基地が登場する。必然的にゲームやアニメを通して日本が好きな若者たちが敵味方に分かれて戦うのだ。不思議な現象だ。文字通り戦争というよりもゲームの世界。そこで人が死ぬ感覚が希薄なのだろう。映画のストーリーを離れて、むしろそんな事が気になった。

インターネットの世界は影響が大きいわりに、現場で起きていること自体にドラマ性がないので、映画にしてみても面白くないのかもしれない。そこに人の痛みや共感する部分があまりない、ということだと思った。

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