今年最強の寒波が日本列島をおおった週末。西日本や日本海側は大雪になっている。今週末は予定もないので京都か雪国に雪見に行こうかと思ったのだが、交通機関がみだれるかもしれないと妻が心配するので、晴れた吉祥寺でいつものようにまったり過ごすことにする。
カレーでも食べようということになり、カレーの老舗「まめ蔵」に行くことにする。遠い昔行ったことがあるが、いったいいつのことだろう。

いつも行列ができているので、11時の開店前に行く。待っているのは2組だけ。ちょうど陽が当たって暖かい。店の看板がかわいい。

窓の外側にはこんなかわいい人形たちが・・・。

コーヒー滓がちょっと洒落た感じで置かれている。

香りを出すためかなあと思って聞いてみると、ただの灰皿だということでした。
11時の開店と同時に店内に。塗り壁のほっこりする店内には愛らしい絵がいくつも飾られている。

メニューもかわいい。

Mamezo is not baby elephant, but maybe yes ・・・ と書いてある。
どうやらこのメニューのゾウらしきものが「まめぞう」らしい。オープンは1978年。やはり私たちが学生時代である。おそらく私たちは学生時代か就職後吉祥寺北町に住んでいた頃、この店を訪れたことがある。もう40年近く前の話だ。カレーの作り方は当時と変わっていないという。
私はチキンカレーを注文。コーヒー付きのランチセットで980円だ。

妻は豆まめカレー(ランチセット1030円)を注文した。いつもワンパターンで、豆のカレーがあれば必ずそれを頼むのだ。

ビジュアル的にはこちらの方がインパクトがある。豆は予想したより固めだったようだ。
ここのカレーは普通においしい。食べログでは吉祥寺のカレー屋No.1は「リトル・スパイス」ということになっているが、私はここのカレーの方が好きだ。
店オリジナルの七味が2種類用意されている。私はそのうち山椒のような七味をかけて食べた。チキンカレーにはとても合う気がした。福神漬けが置かれているのも昭和人間としてはありがたい。

食後のコーヒーはオリジナルカップに入れられて登場した。このカップ、どうやらオーナーが絵付けしたようだ。もしくはオーナーに触発された店員さんによるものか・・・。
帰宅後ネットで調べてみると、「まめ蔵」のオーナーは南くうくうさんというらしい。「くうくう」は「木へんに空」と書くようで、私のパソコンでは変換ができなかった。この南くうくうさんのHPというのがとても素敵なので、興味があれば見ていただきたい。吉祥寺はひとりひとりの人の魅力でできているということを改めて感じる。
11時15分ごろには店内は満席になった。40年近く変わらずやっている人気店。こういう店はいつまでも残ってほしいものだが、マニュアル化されたチェーン店と違い、オーナーの個性が店を作っている以上、いつかは時代が変わらざるをえない。

店の外では、くうくうさんの埴輪のような素焼きの人形が見送りしてくれた。
食べログ評価3.58、私の評価は4.20。
2件のコメント 追加