富僑足浴

ちょっと時間が経ってしまったが、南京の旅行記第10弾。

私が宿泊したホテルとその近くにあったマッサージ屋の話を書こうと思う。

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今回私が宿泊したのは「ノボテル南京セントラル」

新街口の駅から徒歩数分と立地が最高で、想像以上に快適だった。

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「NOVOTEL」はフランスのホテルチェーンで、パリ支局時代よく利用させてもらった。ちょっと気の利いたビジネスボテルなので、コスパが高い。

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ロビーは清潔で機能的。フロントの人も英語は話すが、それほど上手ではないので、逆に会話は成立しやすい。日本のホテルに近い。

チェックインの際に、クレジットカードから多めにデポジットを取られる。払わずに逃げる客がいるのだろうか。

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部屋は11階だった。廊下もカーペットが敷かれ、綺麗だ。

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大きなベッド。広く開けられた窓からは新街口の高層ビル群が目の前に見える。

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洗面所も綺麗に整えられていた。

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バスタブはなく、シャワールームだった。天井に大きなシャワーヘッドが取り付けられていて使い勝手は悪くないのだが、水が透明なドアの下を抜けて外に流れ出してしまうのが難点だった。見た目はいいが、こうした点はやはり雑な印象だ。ちなみにトイレにウォシュレットはなかった。

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Wifiはすぐにつながった。パスワードも必要ない。

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テレビは多チャンネル、中国各地のテレビ局の番組が見られる他、海外のチャンネルもいくつも入っていて、NHK(国際放送?)も見られた。全部で81チャンネル、南京だけで10以上のチャンネルがあった。

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ニュースのチャンネルが多く、言葉はわからないが不正を糾弾する内容が多いように見えた。印象的だったのは、当局が撮影した映像が膨大にメディアに提供されていることだ。高速道路の路肩走行をしていて捕まった男女を警察官が撮影した映像が流れた。女の方が猛然と警察官に文句を言い、ついには一人の警察官に摑みかかる。それを別の警察官が撮影しているのだ。女はモザイク加工されることもなく顔をテレビにさらされる。メディアでは撮れない迫真の映像だ。

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そして番組の合間に、当局による不正撲滅のメッセージが流れる。不正と戦って国民の支持を得ていると伝えられる習近平体制の一端を垣間見る気がした。

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夜になると、窓から見える街はイルミネーションに光り輝く。目の前は「ウォルマート」が入る商業施設だ。

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このホテルのオススメは朝食だ。中国らしく、点心やお粥も数種類用意される。

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サラダやパンなど通常のビュッフェメニューも揃う。

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私のお気に入りは種類豊富な薬味、特にザーサイだった。

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そして最初の朝食は、こんな感じ。

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緑の飲み物は「きゅうりのジュース」。正直、これは美味しくなかった。

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そして2日目の朝食。この日は洋食風にしてみた。

3日目の朝は早朝にチャックアウトしたので、残念ながら朝食は食べられなかった。他のホテルと比較できないが、今回のホテル選びには満足している。

3泊で1525元、日本円にして1泊9170円だった。

Booking.comの評価10点満点の8.7、私の評価は9.3だ。

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さて、話は変わってマッサージの話である。

5月6日の夜、死ぬほど足が疲れていた。この日私は、朝から南京博物院、明孝陵、中山陵さらに南京駅を歩き回り、気がつけば38543歩、21キロも歩いていた。足がパンパンで疲れたを通り越し痛かった。

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ホテルの前に建つちょっといかがわしい雑居ビルの3階に「富僑足浴」と書かれた店があった。「足浴」というのはマッサージ屋さんだということは知っていて、ホテルに出入りするたびに気になっていた。

ものは試しで体験してみることにした。

金目のものはすべてホテルに残し、300元だけ持って雑居ビルに入った。

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エレベーターはなく、薄暗い階段を上がる。

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ただ店の入り口は意外に綺麗だった。

中に入ると、受付に女性が2人いた。ただ日本語はもちろん、英語も通じないようだ。責任者らしき男が料金表らしきものを示しながら中国語で説明してくれた。

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会話はまったく成立しない。ただ漢字が理解できるのはありがたい。

とにかく足が疲れていたので「帝王足浴」を指差して「これこれ」と言ってみた。男はなぜかその下の「古典泰式」を勧める。私は「いやいや、帝王足浴だ」と主張する。

男は困った顔でスマホを取り出し「Google翻訳」を使って何かを伝えようとする。彼のアプリは日本語に対応していないようで、最初韓国語の文書を示した。私は「リーベン、リーベン」と言って日本人であることを知らせた。すると彼は今度は英語に翻訳して私に見せる。正しく翻訳されていないのか、意味が通じない。「わからない」と首を振ると、彼は別の文章を翻訳した。

どうやら今混み合っていて、タイマッサージならすぐできるが、足浴だと20分ほど待つということを伝えようとしているらしい。私は大きく頷いて、改めて「帝王足浴」を指差した。

少し待つつもりでいたのだが、案外すぐに小部屋に案内された。

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質素な部屋だが、予想していたより綺麗だった。シーツも清潔でテレビもある。

しばらくして一人の女性が入ってきた。30歳ぐらいだろうか。やはり言葉がまったく通じない。お茶とスイカが出される。用意された服に着替えて、あとは彼女にすべて委ねる。

女性は最初、言葉が通じないのに困った様子だったが、中国人にしてはにこやかで丁寧に中国語で話しかけてくれた。笑顔の対応は中国に来て初めてだ。彼女は、私が理解していないと見るや、身ぶりで意思を伝えようと努力してくれた。

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まず彼女は何やら得体の知れない液体の入った桶を持ってきた。足をつけろと言っているようだ。

足を入れると温かく、ヌメヌメしていた。薬草が入ったお湯なのかなと思ったが、確認するすべがない。

疲れた足がほぐれていくような心地よさ。これは正解だ。

足を温めたまま仰向けに寝かされ、頭皮のマッサージ。これは結構痛い。さらに顔、腕と順番にマッサージしてくれる。力はなかなか強いが、ツボには当たっていない気がする。

じんわりと汗ばんで来た。

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続いて、膝に湿ったガーゼをあてその上からラップをぐるぐる巻きにされた。ひんやりとした感触が気持ちいい。

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何を貼ったのか見せてもらうと「生姜」と書いてある。何だろう?

桶から足を出し足裏マッサージへ。ローションをつけて丹念に足裏をこする。私の希望していた通りの展開に満足していると、次第に生姜のガーゼが熱くなってきた。

どんどん熱くなり、じんじんと刺すような刺激が膝を襲う。「これはやばい」。痛みを感じるほどになり、このまま我慢していて大丈夫なのかと心配になった頃、彼女は「外すか?」とジェスチャー付きで聞いた。もちろんすぐに外してもらった。

その後、足裏の吸引、ふくらはぎや腿のマッサージ、うつ伏せになって背中のマッサージと続いた。せっかちにゴリゴリと背中をもんだ。

終わったのは午後11時20分。確かに100分コースだった。これで178元(約3211円)は悪くない。

女性にチップをあげようと思っていたのだが、その間もなく彼女は部屋を出て行った。会計は料金表の通り。明朗会計だった。

南京のマッサージ体験。オススメです。

<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。

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