水漏れ、その後

投稿日:

昨年12月の水漏れ事故から2ヶ月。ようやく我が家の洗面所に照明が灯った。

汚水に汚れていた壁紙もきれいに張り替えてもらった。やっと終わった、というのが素直な感想だ。

IMG_8481

水漏れ事故は本当に突然だった。

ただここまで時間がかかったのには、理由があった。それは保険会社の問題だ。

水漏れの原因は、うちの2つ上の階の人が誤ってトイレに紙おむつを流してしまったことだった。その人はすぐに緊急対応の業者に連絡し、排水管から紙おむつを洗い流す処置をしてもらった。ところが横管から押し出された紙おむつは縦管に引っかかってしまった。

紙おむつは水を含むと膨らむ。そして縦管を完全に塞いでしまい、工事中だった我が家の上階に逆流した。そして上階の床下が水浸しとなって、コンクリートに入ったクラックを通って汚水が我が家の洗面所の天井から漏れてきたというのが今回の事故の状況だった。

原因を作った人はすぐにお詫びに来て「すぐに修理してください」と言ってくれたのだが、その人が加入していた保険会社はそれを認めなかった。「業者を呼んで処理をした段階で住人の責任はなくなり、それは完全に問題を解決しなかった業者に責任がある」というのがその主張だった。しかし業者側も自らの責任を認めず、話がこじれてしまった。

さらに問題を複雑化させたのは上階の特殊事情だった。

我が家の被害はほとんど洗面所に集中していたので復旧の費用も常識的なものだったが、上階は不動産会社が買い取ってスケルトンリフォームを行なっている真っ最中。水が逆流した時、リフォーム工事はほぼ完成して間も無く売り出しというタイミングだった。床全体に汚水が溢れてしまったので、床を全てはがし壁も取り替えないと販売できない事態となったのだ。被害総額をいくらに算定したのか詳細は知らないが、数千万円は下らないだろう。さすがに原因を作った住民の人が自腹で弁償できる金額ではない。

支払いを拒否する保険会社と不動産会社の駆け引きの中で何も決まらないまま、時間だけがすぎていった。

そんな状況の中で、1日も早く復旧工事をしたい我が家としては、自分が加入している火災保険を使う道を選んだ。この保険には水漏れ事故への保証も含まれていて、妻が電話で問い合わせたところ工事代とお見舞金を払ってくれるという。これは助かった。

早速見積もりを保険会社に送ったところ、簡単な手続きで見積もりの大半が支払われることになった。これで工事ができる。事態が一気に前に進んだのだ。

工事をしてくれる業者さんも人手不足でなかなか予定が取れない。2週間ほど待って、ついに昨日と今日の2日間で復旧工事をしてもらえたというわけだ。

この間の交渉で、妻はすっかり疲れてしまったらしい。

それにしても保険会社というのも、困ったものだ。

特に頭にきたのは、マンションの管理組合で加入している共用部の保険が出なかったことだ。縦管はどう考えても共用部分だろう。そこが詰まって複数の住戸で被害が出たのだから、まずはマンションの保険でなるべく早く復旧工事をするのが筋ではないかと思うのだが、マンションが加入している保険会社も原因を作った人が入っていた保険会社と同じだったため、支払い義務は緊急処置をした業者にあるとして支払いを拒否したのだ。

我が家の問題はとりあえず解決したが、上階をめぐるトラブルはまだ解決していない。

果たしてどのように決着するのか、築50年マンションの悩みは深い。

コメントを残す