今日は会社を休んで、吉祥寺で銀行関係の手続きをする。
口座開設の手続きを待つ間に、ランチするお店を探す。
吉祥寺第一ホテル裏の路地。
人気の飲食店が入居する雑居ビルに、行ったことのないカフェを見つけた。
カフェであることはわかるが、店名はよくわからない。
階段で3階に上がることはわかる。
階段を3階まで上がると、ガラスの扉越しに店の中が見えた。
メニューは書かれていない。
というか、ここまで来ても店名がよくわからない不思議なお店だ。
どうです? この店内。
私の好きなハンモックが吊ってあるではないですか・・・。
普通の椅子かなと思ってよく見ると、ロッキングチェアだ。
これは、面白いお店を見つけてしまった。
窓際にはいろいろが小物が並んでいる。
全てオーナーのこだわりだという。
私は窓際のテーブルに吊るされたこのハンモックチェアに座ることにする。
布を広げると頭まですっぽりと包まれて、実にゆったりとしてしまう。
ただ、食事をするにはちょっとぶらぶらが木になるかもしれない。
テーブル脇に壁に一枚のチラシが貼られていた。
「落語カフェ@吉祥寺」。日付を見ると何と今日の夜だ。
店を一人で切り盛りしていた女性が、「今夜ですけどまだいっぱいにはなっていないので、よければどうぞ」と声をかけてくれた。この落語カフェ、このお店で今夜初めて開かれるようで、まだお客さんに定着していないらしい。
そして、このチラシを見て、このお店の名前が初めてわかった。
オーナーである「よしやす」さんのこだわりがぎゅーと詰め込まれたこのお店、オープンしてもう10年になるのだと言う。
週末はお客さんでいっぱいになるようだが、平日は適度にお客さんがいる程度で、ハンモックに揺られてゆっくりすることができるそうだ。
ハンモックにもたれかかって上を見ると・・・
こんな感じ。
窓の外を眺めると・・・
こんな感じだ。
ここは緩やかな時間が流れる、吉祥寺の穴場かもしれない。
食事は3種類。
私が注文したのは「ひき肉のカレー」(1050円)。
ここにもオーナーのこだわりが詰まっている。
『自家製カレーペースト、オリジナル配合のカレーパウダーで丁寧に作った、ぶたひき肉の中辛キーマカレーです。
野菜もたっぷり入っています。
長時間炒めた飴色玉ねぎで作ったカレーペーストが繰り広げるカレーの風味をお楽しみください。
半熟目玉焼きと、とろけるチーズをのせて。』
『ご飯は、友人の農家直送。特別栽培米の雑穀入玄米です。』
このオーナーこだわりのキーマカレーだが、私の好みには今ひとつ合わなかった。
自家製ヘンプマヨネーズのサラダも、あまり私好みではない。
ただこちらの自家製ピクルスはとても美味しかった。
そして、よしやすオーナーのこだわりの強さは、このメニューからも痛いほど伝わった。
今日、何より美味しかったのはこちらの「ホットジンジャー」(500円)。
自家製ジンジャーシロップの温かな飲み物だ。
食事とセットだと、200円割引となる。
これは、いい。
子供の頃、風邪をひいた時に飲んだ生姜湯の味だ。
『身体が温まります。ノドにも良いです。』
まさに、そんな飲み物。オススメだ。
そしてソーサーに添えられたのはジンジャークッキー。
カウンターの上には、ジンジャークッキーの入ったボトルが並び、メニューでもコーヒーより前に「有機生姜を使ったお飲み物」と書かれたページが置かれていた。
オーナーの、生姜へのこだわりがあふれている。
またいつか、生姜ドリンクを頼んでまったりしに来たいカフェである。
食べログ評価3.32、私の評価は3.50。
「Cafe 麻よしやす」 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 レディーバードビル 3F 電話:0422-27-2841 予約:可 営業時間:12:00~19:00 (L.O. 18:30) 定休日:無休
第一ホテル裏の路地には良い店が揃っていますね。キーマ好きなので今度試してみます。