<吉祥寺グルメ>「近江屋」の「サバラン」

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吉祥寺のPARCOと言えば、昔は街一番のおしゃれスポットだった。しかし、今はだいぶ建物が古くなり、往年の輝きはない。

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吉祥寺通りと平和通りが交わるいつも多くの人が行き交う交差点に面したパルコの1−2階に大きな窓を持つ昭和のハイカラ喫茶店風のお店がある。

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店の前はしょっちゅう通るので、昔からその存在は知っていたが一度も入ったことがなかった。いかにも有閑マダムがおしゃべりしながらお茶していそうなお店なので、ずっと敬遠していたのだが、先日妻が一人で入ったら意外に良かったというので試しに入ってみることにした。

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「近江屋」

1980年創業のそろそろ老舗の部類に入ってきそうな喫茶店だ。

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1階の入り口から入って階段を上がると、2階にも入り口があった。

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ドアを開けると、こんな窓辺の光景が広がっていた。

想像通りと言えば想像通りなのだが、このロケーションはやはり吉祥寺でも特別だ。

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2階席は、窓際に2人用の席が並び、多人数が座れる大きなテーブルが1つ。それだけのシンプルな作りだ。想像していたほどの高級感はない。

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たまたま私たちが入店した時にはガラガラだった窓際の席だが、帰る頃にはほぼ満席となった。やはり外から見ると高そうに見えるので、みんな敬遠するのかもしれない。

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この店で、私は「サバラン」を注文した。

10種類あるケーキは、どれも440円だった。思ったよりもリーズナブルだ。

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私は「サバラン」というケーキをあまり食べたことがなかったのだが、店員さんに勧められて頼んだのだ。

これが、美味い。オレンジママレードの味がする。

後でネットで調べると・・・

「サヴァランは、フランスの焼き菓子」と書いてあった。

「ブリオッシュ(フランスのパン)を切って紅茶味のシロップを染み込ませて冷やし、ラム酒やキルシュをかけて生クリームや果物で飾りつけたもの」だそうだ。

「熟したあんずジャムを刷毛で塗り」という手法もあるようなので、近江屋のサバランにはあんずジャムが使われているのかもしれない。

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「森のコーヒー」(540円)も注文した。ケーキと一緒だと50円引きとなる。

「森のコーヒー」は近江屋自慢の珈琲だそうで、こんな説明書きがわざわざ添えられていた。

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ブラックで一口飲むと、苦味が口に広がった。

これは私好みかもしれない。ブラジルでは、苦いコーヒーにたっぷりの砂糖を入れて飲む。だから私も、小さじで4杯も砂糖を入れて飲んだ。やはり、このコーヒーは好きだ。

聞くと、豆は銀座の老舗「カフェ・パウリスタ」から仕入れているという。

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何の期待も抱かずに入った喫茶店。しかし、お気に入りのお店になりそうだ。

もっともっと年をとって、旅にも行けなくなった時、この店の2階席で「サバラン」と「森のコーヒー」を注文し、交差点を行き交う人々をぼーっと眺めて暮らす。そんな将来の自分の姿が自然に脳裏に浮かんできた。

食べログ評価3.28、私の評価は4.00。

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このお店、2階にも出入り口がある。

外のベランダ席は、タバコを吸うことができる喫煙席だそうだ。飲食店原則禁煙の法律ができるようだが、この喫煙スペースもいずれ無くなるのだろう。まあ、私は遠の昔にタバコをやめたので関係ないのだが・・・。

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階段を降りて路上に出ると、一人の女の子が歌を歌っていた。

シンガーソングライターの西山小雨さんだそうだ。きれいな歌声だったので、しばらく聴いていた。こうして出会ったのも何かの縁。彼女には頑張ってもらいたい。

そう言えば、パルコが近々改装するらしい。

今年の9月から12月にかけて工事が行われ、5つのスクリーンを持つ映画館ができるそうだ。これは朗報。吉祥寺になぜシネコンができないのか謎だったが、少し映画環境が改善されることになるかもしれない。

果たして、どんな映画館になるのだろう。

ちょっと楽しみだ。

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