井の頭通り沿いに「 Santa Fe」という商業ビルができたのは、2年ほど前のことだっただろうか?
吉祥寺駅から三鷹方面へ少し行ったところだ。
三連休初日の今日は、朝から雨が降り、すっかり秋の空気に入れ替わった。
1階の一番奥、ちょっと目立たない場所にあるのが「中国菜 一口品」である。
今日は珍しく妻が中華が食べたいというので、この店を初めて訪れた。
入り口の扉を開けると、中国風の間仕切りと黄色い暖簾が目の前に現れた。
左手の棚には、紹興酒か老酒か。
赤い床、黒い木製のテーブル、壁はコンクリートの打ちっ放しだ。
壁には中国の地図、山東省が赤く塗られている。
中華料理なのに、店内に流れるBGMはシャンソンだ。
このあたり、オーナーの強いこだわりを感じる。
妻が注文したのは「日替わり定食」(1300円)。
今日のメニューは「カレイの豆豉味噌炒め二種ピーマンの香り」だった。
定食は、主菜のほかに、ご飯、小菜、スープ、香の物がつく。
揚げたカレイにタレがしみて美味しそうだ。
全体的に味が濃い。妻に言わせれば、味が濃すぎるということだった。
私が注文したのは「一口品麻婆豆腐定食」(1300円)。
赤く大きな唐辛子がゴロゴロ入っている。
一口食べる。これは辛い。それでも美味い。ただしやはり、味付けが濃い。
これは好みが分かれそうだ。
私個人としては、嫌いではない。
男性が好む激辛麻婆豆腐だ。
唐辛子を避けながら食べたのだが、残った唐辛子の数を数えると30本以上あった。
これだけの唐辛子が入っている麻婆豆腐には、あまりお目にかかったことがない。もっと若い頃に食べたかった一品だった。
食べログ評価3.27、私の評価は3.30。
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吉祥寺の中華料理店