ホストタウン

今日からゴールデンウィーク。時々雲が広がる時間もあるが、気持ちの良い爽やかな一日だ。

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「芙蓉亭」入口の木々には蔦が絡まり、あふれんばかりの緑だ。

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その近くにあるペットショップの店頭。吉祥寺にはカワイイが溢れる。

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七井橋通りの雑貨屋さんの店頭にあったバッグ。まさにお散歩日和だ。

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吉祥寺にあふれかえる美容室。よくこんなたくさんの美容室が同じ街で共存できるものだといつも感心してしまう。

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お店の前には素敵なオブジェが飾られれている。何事にも個性が必要だ。

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カメラを片手に、図書館に向かってお散歩。ハナミズキが満開だ。

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よく見るとここも美容室だ。

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ちょっとうらびれた路地に建つ古いビル。蔦の新緑がビルの古さを隠す。

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冬には廃墟に見える建物が、緑によって命を吹き込まれているようだ。

図書館の入口に、見慣れぬポスターが貼られていた。

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「ルーマニア ホストタウン ムサシノ」。左上に小さくこんなメッセージが・・・。

『きっかけは、日本のアニメでした。ルーマニアで、日本語の勉強を頑張っています。大好きな日本に初めて行けることになりました。』

なんじゃ、これ。

武蔵野市のホームページを見て、意味が理解できた。

『政府が推進する、全国の自治体とオリパラ参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流等を図るために行う「ホストタウン」に立候補し、下記の交流の実績が評価され、ルーマニアのホストタウンとして登録されました。

平成4年に交響楽団の支援から始まった武蔵野市とルーマニアブラショフ市の交流が発展し、平成10年には、活動の拠点としてブラショフ市内に「日本武蔵野センター」を設置し、日本語教室や市民交流を通して日本とルーマニアの交流のかけ橋としての役割を果たしてきました。

これから、2020東京大会に向けてこのブラショフ市があるルーマニアを武蔵野市として応援し、文化・スポーツ相互交流を実施していきます。』

武蔵野市は1992年から、ルーマニアのブラショフ市と交流事業を続けている。交流のきっかけは一人の音楽家だった。

『平成1年(1989年)、当時のルーマニア社会主義共和国の大統領チャウシェスクによる独裁政権が崩壊し、ルーマニアは民主化へ向けて大きく方向転換をしました。

そんな、民主化間もない平成3年(1991年)、武蔵野市出身でルーマニア国立ジョルジュ・ディマ交響楽団の指揮者であった曽我大介氏が、資金難にあえぐ楽団への支援を市に要請しました。

翌年、武蔵野市他3市が共同で同交響楽団を日本に招聘したことがきっかけとなり、武蔵野市とブラショフ市の交流が始まりました。』

そして1998年、交流の拠点としてブラショフ市内に「日本武蔵野交流センター」(現在は、日本武蔵野センター)が開設された。ここでは日本語の教育支援や日本文化の紹介が行われているという。

そして2020年の東京五輪に向けて武蔵野市はルーマニアのホストタウンとして、政府の支援を受けながらルーマニアとの交流を強化することになるのだろう。

ちなみに「ホストタウン」として全国の自治体が立候補し、認定を受けている。例えば東京都の場合はこうだ。

文京区=ドイツ、世田谷区=アメリカ、青梅市=ドイツ、調布市=サウジアラビア、町田市=南アフリカ、そして武蔵野市=ルーマニアである。なぜドイツが2箇所なのだろう?

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さて、ランチを済ませて帰宅する途中、井の頭公園に近い住宅街を散歩した。超高級住宅街だ。

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そんな高級住宅街で、以前話題になった一軒のお宅を発見した。

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木々の間からのぞくお茶目な顔。

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窓の外には「まことちゃん」だ。「グワシ!」。

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そう、これが噂の「まことちゃんハウス」。漫画家の楳図かずおさんのお宅だ。

建設差し止め運動が起きたのが信じられないほど、カワイイお宅だ。去年週刊誌に「楳図かずお、赤白ボーダー柄の自宅“まことちゃんハウス”から引っ越していた!」という記事が掲載された。楳図さんは近くのマンションに暮らしているという。

建築には様々なスタイルがある。当然、人には好き嫌いがある。

反対した方はよほど嫌いだったのだろうが、私はこの家、好きである。

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この高級住宅街の中にあったお抹茶と和菓子をいただける店が取り壊されていた。大昔に一度行ったことがある。跡地には豪邸が建つのか、それともマンションになるのだろうか。

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去年オープンしたばかりのサラダ屋さんも潰れていた。

「住みたい街」吉祥寺。ここで生き残るのは容易ではないのだ。

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気持ちの良いお散歩を終えて自宅へ。

最後に家の隣の居酒屋さんのシャッター絵をカメラに収めた。

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