週末の午後だけ店を開けるケーキ屋さんが我が家の近くにあって、今日公園に写真を撮りに行った帰りに開いていたので思わず立ち寄った。

「パティスリー サロン・ドゥ・テ・ゴセキ」。
オーナーシェフの五関嗣久さんが、2001年に御殿山地区に店を構えた。
今年で20周年になる。

ショーウィンドーには手書きのフランス語と可愛らしい飾り付け。
まるでパリにあるパティスリーの趣がある。

店名の、「パティスリー サロン・ドゥ・テ」はお菓子とティーサロンと言う意味のフランス語で、もともとはティールームが併設されていたのだが、コロナ禍でもあり今はケーキの販売だけになってしまった。

肝心のケーキも、ショーケースの中に並ぶのは6種類だけ。
ショーケースの奥に見える厨房で作って販売するスタイルだが、今は週末の午後だけの営業なので、品数を抑えているようだ。

その中で、目についたのが「タルトレット・ア・ラ・リュバルブ(リュバルブのタルト)」(445円)。
『酸味のきいたリュバルブ(西洋フキ)に黒砂糖の独特の味わい』
この「西洋フキ」という食材に惹かれて、このタルトを選んだ。

たった1個買っただけなのに、わざわざ箱に入れてくれた。
ちょっと申し訳ない気もしたが、シンプルでお洒落な箱だ。

こちらが、私が選んだ「タルトレット・ア・ラ・リュバルブ」(445円)。
リュバルブ(西洋フキ)は、英語ではルバーブと呼ばれる大きな葉をつけるハーブの一種で、茎の部分だけを食べるらしい。

確かに、細かくカットしたフキのようなセロリのようなものがタルト生地の中に詰まっている。
このリュバルブ、青リンゴに似たさわやかな香りと強い酸味があり、ヨーロッパではよくジャムなどに使われるという。

果たして、どんな味がするのか?
紅茶と一緒に、恐る恐る口に運ぶ。

想像したような野菜臭さは微塵もなく、確かに青リンゴの味に近い。
サクサクとしたタルト生地と黒砂糖の甘さ、そこにリュバルブの酸味がよく合う。

日本ではあまりお目にかかれない本場のタルト。
これは大当たり。
期待を遥かに超える私好みの美味しさだった。

「パティスリー サロン・ドゥ・テ・ゴセキ」。
長ったらしい名前だし、週末の午後しか開いていないが、いつまでも吉祥寺の街に残っていて欲しいお店である。
食べログ評価3.55、私の評価は3.70。
「パティスリー サロン・ドゥ・テ・ゴセキ」 電話:0422-71-1150 営業時間:14:00~18:00(土日のみ) 定休日:月曜〜金曜 https://www.p-goseki.com/
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