長時間自宅にこもっているせいか、このところどうも脳の調子が良くない。
特段何をしているというわけでもないのに、ブログを書く気力も湧いてこないのだ。
そんなことで、この三連休の昼食について書こうと思いながら先延ばしになってしまった。

春分の日の三連休、中日の土曜日の午後、妻と食料品の買い出しに出るついでに、昼食用に「おむすび」を買うことにした。
おにぎりではなく、おむすびである。

東急百貨店の裏、昭和通りに面した「金井米穀店」。
日本各地のお米を売っている今時珍しいお米屋さんである。
看板といい、店構えといい、吉祥寺にしては老舗のたたずまい。
創業は、1948年だそうだ。

米屋の店頭には、お目当の「おむすび」が並んでいる。
「毎月違うお米の品種を一番美味しい状態に炊き上げ、一つづつ手でむすんでいます。」
3月のお米は、栃木県塩谷の特別栽培米「杉三反」。
コシヒカリ、ミルキークイーン、ナスヒカリという3種類の銘柄を、一列づつ互い違いに植えて栽培したお米だという。

金井米穀店のおむすびは、月曜から土曜の朝9時から店頭に並び、無くなり次第販売終了となる。
七分搗き米のおむすびが5種類。
銀鮭、のり佃煮、ねぎ味噌、おかか、梅。
雑穀米のおむすびは3種類。
塩結び、シソ和え、高菜。
そして曜日限定メニューというのもあって、土曜日はこんぶとお赤飯である。

金井米穀店と刻印された紙袋に買ったおむすびを入れて、自宅に戻る。
おむすびはコンビニのおにぎりよりやや小ぶり、ラップに包まれいかにも手づくりという印象がある。
私が選んだのは・・・

一つ目が、「銀鮭」(150円)。
「動物性タンパク質のエネルギーが持続力を補います」という説明が添えられていた。
2つに割ると、中からシャケがこぼれ出た。

もう一つは、「おかか 煎りヌカ梅酢和え」(150円)。
「無農薬の煎りヌカと梅酢を和えたビタミン、ミネラルたっぷり」のおかかおむすびのようだ。
どちらも特別な何かがあるわけではないが、素朴で美味しい。
機械で作ったコンビニのおにぎりも嫌いではないが、金井米穀店のおむすびには人の手の温もりと柔らかさを感じる。
自宅でこもっているのでさしてお腹も空かない。
手づくりのおむすびは、ちょうどいい昼飯となった。
食べログ評価3.42、私の評価は3.50。
「金井米穀店」 電話:0422-22-5439 営業時間: [月~金]9:00~19:30 [土]9:00~19:00 [祝]9:00~18:00 定休日:日曜