秋が深まるにつれ、温かいものが食べたくなる。「春木屋」のラーメンを食べようと店を尋ねると何と水曜休業とのこと。仕方なく、近くのお店に入った。

「月和茶」と書いて「ユエフウチャ」と読む。中国語で「月とお茶」という意味だそうだ。
サイトにはこう書かれている。
『 台湾の人達は、今も月と密接な関係にある旧暦で暮らしています。日常としての旧暦(月)とお茶を日本の人達にも知って欲しい、そんな気持ちでお店を作りました。台湾の古い民家を再現した店内にはゆったりとした台湾時間が流れます。台湾茶と台湾スウィーツ、台湾家庭料理をベースとしたオリジナルの薬膳料理を楽しんでいただけます。月を眺めながらするお茶のように、体と心にやさしい時間がもてますように。』

「本日の台湾定食」というのが6つ、用意されているようだ。

こんな感じの階段を上がった先がお店だ。

中華風の家具や欄間、そしてすだれ。妙に懐かしい落ち着く空間だ。
店主は台湾の方で、18年前に世田谷の経堂で台湾カフェをオープンしたという。吉祥寺のこのお店もかなり昔からこの場所にある。

まだ昼前なので、お客さんは多くなかった。
ささっと済ませて会社に行かなければならないので、定食を注文する。

妻のオーダーは「月和茶特製の香り豊かなタレと薬味で和えた蒸し鶏の丼と点心(小籠包3ケ)のセット」(1080円)。

小籠包を私もいただく。まあ普通だ。

蒸し鶏の丼も特段の感想はない。こちらも、まあ普通だ。

そして私が注文したのは「海鮮と野菜の台湾ビーフン」。
おまけとして「魯汁拌飯」という肉煮込み汁のかけご飯が添えてある。

海老、イカ、ホタテが入った台湾の汁ビーフン。とてもやさしい味だ。
ビーフンはいかにもカロリーが低そうで、女子には人気がありそうだ。私も、妻の定食よりもこちらを選んで正解だった。適度に体も温まったし・・・。
どちらかといえば、雰囲気を楽しむカフェとして利用したい店だと思った。
食べログ評価3.54、私の評価は3.30。
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