昨日は珍しく激しい雨が降り、隅田川の花火大会も大変だったようだ。
そして今日も朝ひと雨降り、その後の曇り空が続いた。
でも、そんな天気のせいか、妻は体調がいいらしい。二日続けてのランチに出かけようという。珍しいので、付き合うことにする。
あまりお腹も空いていないので、適当にふらふらして気になった店に入ろうということになった。どこもピンと来なければ、李朝園の冷麺を食べると決めて家を出た。
ちょっとぶらぶらして、吉祥寺第一ホテル向かいの中華料理店に入ることになった。
あまり中華っぽくない店構え。この場所で開店してまだ2年半だという。
店内はますます中華っぽくない。カフェのようなインテリアだ。
そして、壁を飾るのは漫画やアニメのキャラクターたち。
ゴジラあり、ガンダムあり、美少女あり・・・。
店主に聞くと、知り合いにアニメ関係者がいて、口コミでいろんな漫画家やアニメクリエーターたちが店に来て、イラストを描いてくれるのだという。全部はとても飾れないほどイラストが溜まっているのだそうだ。
「一番有名な人のはどれ?」と聞くと、「これかなあ」と言って教えてくれたのがこれだ。
私はアニメ好きではないので、特に驚くこともないが、アニメ好きを連れてくると喜ぶかもしれない。
さて、料理の注文だ。
ランチはなかなか充実している。
私は麻婆豆腐麻婆豆腐、妻は野菜のせいろ蒸しを注文する。
こちらが「豚バラ肉とたっぷり野菜のせいろ蒸定食」(900円)。
蒸し野菜が色鮮やかでボリュームもある。
一方こちらが「四川の辛みとしびれが効いた石釜グツグツ麻婆豆腐定食」(900円)。
「石窯グツグツ」は嘘じゃない。写真ではうまく表現できないが、文字どうり地獄の釜のように煮えたぎっている。
ここの麻婆豆腐の特徴は、豆腐が切らずに丸ごと入っていること。この煮えたぎったスープの中に四角い豆腐が丸ごと沈んでいるのだ。
それにしても「中華の辛み」はわかるとして、「しびれが効いた」とは珍しい表現だ。
食べたら、その意味がわかった。
「しびれ」の正体は山椒だ。ものすごく山椒が効いている。しかもとてつもなく熱い。少し冷めるまで口に含むこともままならない。
本格的な麻婆豆腐と言えなくもないが、ちょっと旨味が足りないのが残念だ。ただ、900円のランチとしてはインパクトのあるメニューではある。辛いのが得意な人にはぜひ挑戦していただきたい。
漫画と激辛麻婆豆腐。店に入らないと分からなかい個性的なお店だった。
食べログ評価3.25、私の評価は3.25。
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