<きちたび>3泊4日ヘルシンキの旅 最新シェア電動スクーターとエストニアへの日帰りクルーズ

遅ればせながら、今年の夏休み旅行についてまとめておきたい。

このところ数年、夏休みはヨーロッパの知らない土地を訪ねているが、今年はフィンランド、エストニア、アイルランド、ルクセンブルクというこれまで行ったことのない4つの小国を巡った。

まず最初に訪れたのは、フィンランド。

私にとっては、86カ国目となる国である。

フィンランドといえば、日本ではムーミンやサンタクロース、北欧デザインの国として女性に人気な森と湖の国だが、それ以外のイメージはあまりない。

フィンエアーの機内でムーミンの映画を見ながら、およそ10時間で首都ヘルシンキに到着した。

ヘルシンキは、バルト海の東端、フィンランド湾に面した港町で沖合には無数の島々が浮かんでいた。

ロシアを除くヨーロッパ諸国の中では、日本から一番近い国がフィンランドだ。

世界幸福度ランキング1位

国連の関連団体が毎年発表している「世界幸福度ランキング」。

今年も1位となったのがフィンランドだ。

社会保障が手厚く、教育の質が高いというようなこともポイントだが、フィンランドは世界で唯一、父親が母親より学齢期の子供と過ごす時間が長いそうだ。

ちなみに日本は、58位で年々順位を下げているそうだ。

フィンランドの人口は550万人。

全体として人が少なく、ゆったりのんびりしているように感じる。

そんなフィンランドを象徴すると感じた施設が、ヘルシンキ中央図書館「Oodi」だ。

空間の作り方だけでなく、様々な最新テクノロジーを体験できる施設で、2019年の「Public Library of the Year(公共図書館オブ・ザ・イヤー)」にも選ばれた注目の図書館だ。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

<フィンランド>世界最高の図書館!ヘルシンキ中央図書館「Oodi」でフィンランド教育を実感する

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ちなみに、フィンランドでは教育費は大学まで全て無料。24%という高い付加価値税もそうして人材育成にも使われ、平等な社会実現に役立っていると知ると、消費税10%も違って見えてくる。

私たちが宿泊した宿も、そんなヘルシンキらしい素敵な宿だった。

<フィンランド>駅近でモダン!ヘルシンキのオススメ宿「Apartment Hotel Aallonkoti」

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MaaS先進都市ヘルシンキ

日本でも最近にわかに注目を集めるのが「MaaS」。

「Mobility as a Service」の略で、IT技術を活用することによりマイカー以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな『移動』の概念という意味だ。

バスや電車、タクシーなどの従来の公共交通に加え、ウーバーのような配車アプリからシェア自転車まで、あらゆる交通手段を一元的につないで最適な移動方法を検索し、一括で支払いもできる。

こんな夢のような交通アプリが2016年ヘルシンキで誕生した「Whim」だ。

世界中から注目を集め、日本企業もWhimに出資。今年にも日本上陸が計画されている。

私もWhimのアプリをスマホに入れ試してみたのだが、結果的には使いこなすことはできなかった。

それでも、「デイチケット」という乗り放題の切符を買って、路面電車トラムでヘルシンキの街をあちこち回るだけでも楽しい。ヨーロッパでは各地で路面電車が復活している。地下鉄よりもずっと楽しい。

人口が多い大都会では難しいだろうが、日本でも地方都市でもっともっと路面電車の利用を検討するべきだと思った。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

<フィンランド>かもめ食堂・イッタラ・岩の教会!デイチケットを買って1日ヘルシンキをぶらぶら旅

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ヘルシンキで特に私の目に留まったのは、「電動スクーター」。

スマホのアプリでロックを外して利用、街中どこにでも乗り捨て自由の乗り物だ。

シェア自転車よりも小さくて、スピードが出る。

私も乗ってみたが、とても楽しい。こんな乗り物が日本にもあるといいなと思ったが、頭の固い日本の警察が許可するとは思えない代物だった。

電動スクーターについては、こちらの記事をどうぞ。

<フィンランド>「MaaS先進地」ヘルシンキで、話題のシェア電動スクーター「Lime-S」に乗ってみた

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私たちの頭の中にこびりついた公共交通のイメージをこの辺で一度完全にぶち壊さないと、世界の潮流に乗り遅れてしまう。

世界一の超高齢化社会を迎えている日本こそ、MaaSに一番に取り組む必要があると強く感じた。

エストニアへの日帰りクルーズ

ヘルシンキ滞在中、丸一日、隣国エストニアへの旅行に費やした。

エストニアは、私にとって87カ国目の訪問国となる。

電子政府で時々名前を聞くエストニアだが、今回訪れるまでは私にとって何の知識も持ち合わせていないバルト三国の一つに過ぎなかった。

ヘルシンキからエストニアの首都タリンまでは片道2時間。

驚いたのは、運航されているフェリーの豪華さだった。

船内には様々なレストランのほか、スーパーマーケットまである。夏場だとデッキで優雅な船旅を楽しむこともできる。中には、プールやエステが楽しめるナイトフェリーもあり、クルーズ気分を味わうだけでもタリンに行く価値があると思った。

タリン日帰りクルーズについては、こちらの記事をどうぞ。

<エストニア>帰りの船に乗り遅れた!豪華フェリーで行くヘルシンキ〜タリン往復日帰り旅

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タリンの旧市街は世界遺産にも登録されているとても素敵な街。

ぶらぶら街歩きを楽しむだけでもいいが、休憩するならタリン最古のカフェ「マイアスモック」がオススメだ。

私たち夫婦になぞらえた可愛い人形をお土産に買って帰った。

タリン歴史地区については、こちらの記事をどうぞ。

<エストニア>世界遺産「タリン歴史地区」の素敵な街歩き!最古のカフェ「マイアスモック」でひと休み

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さらに、バルト三国といえば大国ロシアとの関係は切っても切れない。

エストニアの人たちが独立を勝ち取った「歌う革命」の現場も見てきた。

国民の4分の1が集まった合唱祭と人間の鎖。

強大な国に対抗するためには力ではなく国際世論にアピールする平和的な行動がふさわしい。今の香港にとって貴重な教訓がエストニアの歴史にはある。

歌う革命については、こちらの記事をどうぞ。

<エストニア>ソ連からの独立を勝ち取った「歌う革命」… 世界無形文化遺産「歌と踊りの祭典」の聖地を訪ねる

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本当なら、森や湖にも行きたかったし、サウナにも行きたかった。

でもエストニアにまで足を伸ばしたため、それが叶わなかったのは残念だが、ロシアとスウェーデンに挟まれて、ずっと他国の支配を受けてきた小国は今、ユニークな存在として日本人も学ぶべきところの多い国だと思った。

このほか、ヘルシンキに関しては、こちらの記事もどうぞ。

<フィンランド>ヘルシンキのレストラン「SAVOTTA」で味わうサボってないフィンランド郷土料理

<フィンランド>ヘルシンキぶらぶら散歩〜ムーミン、マリメッコ&トーロ湾一周朝散歩

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